へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

燈回廊と雨、子猫は?

天気予報が天候の悪化を予報する中、霧雨の中で燈回廊は行われた。





境内に並ぶ燈火





正面参道の燈回廊





正面参道石鳥居付近



前日子猫のいた植え込みの前で心配げな人が立っている。

聞けば捨て猫に気づいた物の拾って連れ帰る訳にも行かず、誰かが拾ってくれないかと悩んでいる所だった。

けっこう人慣れしているというので、茂みのはずれで呼んだら寄ってきてのどを撫でるとゴロゴロ言っている。これは野良ではない。

前々日からここに居てろくにえさも食べていないはずだし、天候の悪化で雨に打たれたらどうなるかと確かに気がかりだ。



いったん家に帰り燈回廊の片づけも終わった頃、猫の運搬ケースを持って出かけた。

キャットフードを藪の中に置き三匹の子猫をおびき出して、じっくり時間をかけて保護した。



さすがに三匹増えるのは年寄り猫との関係もあるので難しい。

なんとかもらい手を探さなければならないが、どうなることやら・・・。

藪の中の子猫

囃子の練習を終えた後いつもの居酒屋で歓談して家路につく時、通りかかった藪のそばに風車が並んでいた。

開山祭に合わせて行われる花回廊で、花とともに並べる物らしい。

各小学校の生徒のメッセージが書かれた物がずらっと並んでいる。



風車に息を吹きかけて回していたら、うなり声とともに子猫が顔を出した。

黒トラのなかなか器量の良い子猫だ。

捨て猫なら拾って帰ろうかと思ったら、うなり声を上げ飛びかかる仕草で威嚇してくる。

なかなか気性が激しいようだ。



我が家には17才になる老猫がいる。若い時にはおてんばで、活発に駆け回っていた物だが、それが元で事故に遭い後足を失った。

あと3年も生きれば妖怪ネコマタになるらしいが、年のせいか最近は寝ていることが多い。

かなりのストレスを与えそうで、一緒には飼えないなとそのままにして家に帰った。

家人に話したところ、やはり賛否は見事に分かれたので、明日まだ拾われていないようなら拾ってこようと決めた。



翌日、囃子の練習を終えて居酒屋に向かう際昨日の場所を覗いたが、子猫の姿はない。

人通りも多いし誰かに拾われたのだろうと安堵した。

歓談の後帰路につく際に昨日の風車のところで、仲間に昨日の子猫のことを話しているとどこかで子猫の鳴く声が聞こえる。あたりを探してみると植え込みの中で2匹の猫を見つけた。でも、昨日見た黒トラではない。赤トラと全身グレーの子猫だ。呼んでも出てこないが逃げる訳でもない。

居酒屋の女将さんが外に出てきたので訳を話したところ、刺身とつくねの残りを持ってきてくれ、茂みの中に置くとがつがつと食べ出した。

そのうちに昨日見た黒トラが顔を出した。どうやら3匹の子猫は兄弟のようだ。

女将さんが言うにはこのあたりでよく見かける野良猫によく似ているらしく、その野良猫の子供たちではないかとのこと。この植え込みの中で育った物だろうか。



そういえば人に甘えず威嚇してくる所は、野良だからなのかもしれないと納得。

しかし植え込みの中とはいえ雨の日もあるし、梅雨寒の日もある。

何とか無事に育って欲しい物だ。



今夜は燈回廊が行われる。

多くの人出が予想されるが、子猫たちが驚かされなければいいのだが。




賽銭泥棒



写真はしばらく前の寒い頃の物ですが、浅間大社青年会囃子同好会では毎月2日ほど浅間大社の休憩所でお囃子の練習をしています。



昨日の練習で神社を訪れ練習を始めようという矢先、不審な人物が目に入りました。

通常人が入り込まない賽銭箱の拝殿側に立っているのですが、そのうちかがみ込んで賽銭箱に手を入れたのです。



思わず「何をしてるんですか!」と大声を上げると、囃子仲間が「警察の人みたいですよ」とささやきました。

何でも最近賽銭泥棒があったようで、その検証をしていたようです。



夜とはいえ賽銭箱前も照明で明るいし、人目のある中であまりにも大胆な行動でしたから、聞けばそうかとは思いますが、知らなければ賽銭泥棒かと思いますよね。



ちょっとばつが悪かったけれど、思い直して囃子の練習を始めました。



囃子の奉納登山まであと一月。

何とか好天に恵まれますように。





5年前の囃子奉納登山の写真です。




富士宮のお好み焼き

富士宮やきそばもずいぶんと有名になった物で、関係各位の努力には本当に感服しました。

富士宮市も富士宮の祭りも全国にもっと広く知ってもらいたいのですが、こちらはなかなか難しいものです。2009年の国民文化祭には食の祭典とお囃子の祭典が富士宮市を会場に行われますので、この機会を大いに活用したい物です。

さて、振り返って考えてみると、あまり外食で焼きそばを食べていないことに気づきました。外食の機会自体が少ないというのもありますが、焼きそばは家で食べるのがほとんど。
近所の駄菓子屋に行けば店の一角にやきそばやお好み焼きを焼く焼き台がありましたが、そこで食べるのはもっぱらお好み焼きで、あえて焼きそばを食べようとも思いませんでした。
理由は値段だったのかもしれません。
使用する材料はキャベツに肉かす(当時は天かすと呼んでいた)ソースにだし粉と青のり。紅ショウガは好みで材料は共通です。
違いは水で溶いた小麦粉を使うか、腰のある蒸し麺を使うかぐらいで、そこの違いが値段の差だったように思います。
よく似た兄弟みたいな物です。
たまに臨時のお小遣いなどがはいると駄菓子屋でお好み焼きを焼いてもらい、二つ折りにして鉄板の隅に置き、小さな返しで少しずつ食べ、漫画雑誌を読みながらラムネを飲むというのが最高の贅沢でした。

イメージ 1
まだやきそば学会が出来る前のこと、富士宮のやきそばがよそのより断然美味しいというのを、父母がバス旅行でガイドさんから聞いてきました。
国内各地をガイドしながら回るお仕事ですから、行く先々でいろんなやきそばを食べたけれど、富士宮のやきそばが一番美味しいんだそうです。

腰のある蒸し麺、甘いキャベツ、香ばしい肉かす、コクのあるだし粉。どれも安価な材料ですから、駄菓子屋さんなどで食べられる庶民の食べ物です。
まさにB級たる所以ですね。

つくづく思うのですが、下手をすれば廃棄されるような豚の脂身からラードを絞った残りかすと鰯削りのふるい落としを、やきそばやお好み焼きに活かしてその味を引き立てた先人の知恵は賞賛に値します。

今の物あまりの世の中では生まれ得ない、誰もが貧しかった時代が産み出した傑作だと私は思っています。

富士宮やきそばの兄弟



まだやきそば学会が出来る前のこと、富士宮のやきそばがよそのより断然美味しいというのを、父母がバス旅行でガイドさんから聞いてきました。国内各地を ガイドしながら回るお仕事ですから、行く先々でいろんなやきそばを食べたけれど、富士宮のやきそばが一番美味しいんだそうです。



富士宮やきそば学会の活躍で富士宮やきそばもずいぶんと有名になった物で、関係各位の努力には本当に感服しました。



富士宮市も富士宮の祭りも全国にもっと広く知ってもらいたいのですが、こちらはなかなか難しいものです。2009年の国民文化祭には食の祭典とお囃子の祭典が富士宮市を会場に行われますので、この機会を大いに広報や宣伝に活用したい物です。



さて、振り返って考えてみると、あまり外食で焼きそばを食べていないことに気づきました。外食の機会自体が少ないというのもありますが、焼きそばは家で食べるのがほとんど。近所の駄菓子屋に行けば店の一角にやきそばやお好み焼きを焼く焼き台がありましたが、そこで食べるのはもっぱらお好み焼きで、あえて焼きそばを食べようとも思いませんでした。

理由は値段だったのかもしれません。

使用する材料はキャベツに肉かす(当時は天かすと呼んでいた)ソースにだし粉と青のり。紅ショウガは好みで材料はほとんど共通です。違いは水で溶いた小麦粉を使うか、腰のある蒸し麺を使うかぐらいで、そこの違いが値段の差だったように思います。

同じ店に生まれた、よく似た兄弟みたいな物です。



たまに臨時のお小遣いなどがはいると駄菓子屋でお好み焼きを焼いてもらい、二つ折りにして鉄板の隅に置き、小さな返しで少しずつ食べ、漫画雑誌を読みながらラムネを飲むというのが最高の贅沢でした。やきそばも腰のある蒸し麺、甘いキャベツ、香ばしい肉かす、コクのあるだし粉。どれも安価な材料ですから、駄菓子屋さんなどで食べられる庶民の食べ物です。



まさにB級たる所以ですね。

ホタルの光り





ホタルの放つ光は熱を持たない「冷光」だと言われ、発光細胞で発光物質のルシフェリンが酵素ルシフェラーゼの働きにより酸素と化合する酸化反応によるものだそうで、この蛍の光をヒントに数々の商品が作られています。



仕組みは化学反応による発光で2種類の薬品を混ぜることで発光反応を起こさせるのだとか。夜店で売っている光るブレスレット、夜釣り用の竿先ライト、コンサートのスティックライトなど、目にする機会も大変多くなりました。



引火の危険性のある場所での照明、非常用ライト、また目印としても使われています。





これは昨日出席したある結婚式でのシーンです。

新郎新婦がそれぞれ持った瓶から液体を細長い容器に注ぐと発光が始まり、光が容器に満ちていくにつれ明るさも強まるといったもの。



新しい趣向でしょうか。

蛍光コレクションです

紫外線を照射することで励起された光を発するものを蛍光物質と呼ぶのだそうで、鉱物にも蛍光性を持つものがいくつもあります。



以下は趣味で集めた蛍光鉱物で、Yahoo!のオークションと、富士宮市内の鉱物を扱っているお店アラジンで購入した物です。



「蛍光」の名前はこの蛍石から来ているとか。

蛍石は色の種類も多いのですが、すべてが蛍光を示すわけではありません。

写真は蛍光性の強いもので、このような青色の蛍光が見られます。

より強い蛍光を示す物は、晴天時の空からの紫外線にも反応します。





ソーダライトのオレンジの蛍光。

ソーダライトの白色部分が蛍光を示すことがあります。

この写真は特に強い蛍光を示すもの。





レッドカルサイトと言うことで購入した物。

マンガンカルサイト系かな?





3種類の鉱物が混じった岩石ですが、2種類の鉱物がピンクと緑の違った蛍光を見せます。





ハックマナイトという石です。

ピンクの蛍光が見られます。





クトナホラ石

ピンクの蛍光が見られます。





スカポライト(柱石)

黄色の蛍光が見られます。





ルビーの蛍光は深い赤色。





ピンクカルサイト(マンガンカルサイト)はピンクの蛍光。





これもピンクカルサイト





ウランガラスおはじきは強烈な緑の蛍光を見せます。





ウランガラスブレスレット



蛍光鉱物やウランガラスなどを使ってアクセサリーを作っています。





手作り蛍光アクセサリー





これも手作り蛍光アクセサリー





透明蛍光インクで書いて、付属の紫外線ライトで照らすおもちゃ。

こんなライトでもけっこう蛍光が楽しめます。





ボールペンタイプの透明蛍光ペンセット





フェルトペンタイプの透明蛍光ペンセット



こんなおもちゃに付属している紫外線LEDライトでも、けっこう蛍光を楽しむことが出来ます。ただ難点は電池を交換しようと思うと、このペンを買うより電池代の方が高くつくことです。

昴(すばる)

昨年の8月半ば、月のない夜で流星群を見るには最適だとのことなので、富士山に近く周りに灯りの少ない富士桜自然墓地公園に行ってきました。



山頂から手前に雲が流れ、なかなか思うようには星が見えませんでしたが、見えてからでは間に合わないので、北東の空に向けてカメラをセットし、長時間露光をかけます。



雲が邪魔ですが、それでも何とか1つ目が写りました。そして2つ目。





そのうちに雲が散り、星空が広がりました。

3つ目。





4つ目。





流星はありませんがきれいな星空です。

富士山の頭から昇ったきらきらもやもやしたものが気になっていたのですが、調べたら、おうし座の中にあるM45プレアデス星団とすばるだと判りました。



北斗七星に似た6つの星は、そういえば富士重工のマークで見てました。

谷村新司の「昴(すばる)」は好きな歌です。



もうずいぶん昔の事。

何度も打ちのめされては悩み、

幼子の踊る笑顔に励まされ、

祭りを一生守っていくことを決意した頃でした。

歌詞に思いが重なって、忘れられない歌です。



そうして長いこと歌は唄っていても星座としての「昴(すばる)」を意識したのはこれが初めて。

いいな、これが「すばる」か。



以前新五合目で見た星空があまりに素晴らしかったので、そこまで行かないときれいな星空は見えないかと思っていました。

でも、この場所でも結構多くの星が見られます。

ただ下草は夜露が多く、そのまま寝ころぶには抵抗があります。



梅雨が明けたなら今度は敷物でも持っていって、のんびりと寝転がって星空を見ていたいな。

梅雨の晴れ間

昨日と今日梅雨の晴れ間が見られたので、浅間大社を散歩してみました。





浅間大社西鳥居前から北に登ると石垣には紫陽花が咲いています。森の大樹の下ではあまり雨もかからず、路地植えの紫陽花より水が不足しがちでした。紫陽花を植えたおじいさんが如雨露で熱心に水をやっていたのが、今でも思い出されます。





石垣の切れ目でニワトリが紫陽花のそばの土を掘って砂浴びをしていました。









神田川の岸辺では憩う人たちがいました。





祈祷殿前では7月7日に行われる御田植祭の田植え歌と田植え舞の練習が始まっていました。



関連サイト

御田植祭

表富士燈回廊 6月28日

まだ歴史は浅いけれど、富士宮市で毎年富士山山開きの前に行われている表富士燈回廊です。例年6月30日に行われていましたが、今年は6月28日(土)になったと聞きました。


暗い境内の足下に置かれた燈火の間を歩くのは、なんだか不思議な感じがします。



御手洗橋から見たふれあい広場






上流には燈火の文字が見える


 



神幸橋(石橋)からふれあい広場を見る


神幸橋から


燈火の文字を近くで見る

 



ふれあい広場内


 





写真を撮る親子

もうすっかり定着した感のある「表富士燈回廊」です。


この催しは多くのボランティアの方たちの協力で行われています。


 



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