袢纏の効能を知ったのは三社祭を始めて見た時でした。


新幹線の新富士駅が出来て間もない頃だから、ずいぶん昔。

東京駅での新富士駅オープンのデモンストレーションに富士宮囃子の披露で出演した時の事でした。


1 回目の披露が終わり2回目にはまだ時間があり、ちょうど三社祭が行われていたので浅草まで見に行きました。宝蔵門の近く参道脇で神輿が出てくるのを見ていたのですが、警備の警察官はけっこう口うるさく見物人を制していました。ところが、なんでなのか我々は出入り激しく動き回っていたけれど一言の注意もされなかったのです。 後で気付いたのですが、囃子披露の祭り衣裳のまま見物していたので、どうやら祭礼関係者と思われたようです。


 その祭りに直接関係はなくても、祭り見物に祭り衣裳を着ていく事は、見物になにかしら有利に働くのではないかと推測された次第です。



今年の神田祭でもそれを感じました。


 見物客やカメラマンで埋め尽くされた境内では、ファインダーを覗きながら撮影していたのでは、人混みの頭ばかりが邪魔なので、最低頭一つ分くらいは高い位置から撮りたいもの。

腕を伸ばしてノーファインダー撮影という手もありますが、フレーミングが思うように決まりません。あの人混みに脚立を持ち込む物もいますが、周囲にはかなりの迷惑を及ぼすものです。


神田明神拝殿前は、町会神輿の参拝以外は一般客も拝殿前まで行って参拝できるのですが、町会役員が拝殿前に並び、神輿がつけられてお祓いが済むまでは一般参拝客は立ち入りが規制されていました。制せられるのを見て、どかなければいけないかと思ったのですが私だけは注意されません。

同じ町内の揃い袢纏を着ていたからだと言う事に後で気付きました。


やっぱり、祭り袢纏や揃い衣裳はかなり有効な取材ツールなのだと、改めて確認した次第です。


いよいよ実りの秋、各地で行われる祭りの見学を計画されている方は、祭り衣裳や袢纏を持参されてはいかがでしょうか?