= 百数十年ぶりに復興された山宮御神幸 =

明治以来途絶えていた神事を浅間大社御鎮座1200年を機に復興しました。





= 鉾立石(ほこたていし) =


浅間大社楼門前の馬場側の石段の真ん中に鎮座しているのが鉾立石(ほこたていし)です。



1200年も昔から江戸時代末期まで行われていた神幸祭で、山宮浅間神社まで御神幸に行く際に、この石に鉾を立てて休んだあとは山宮につくまで鉾を地につけることは許されなかったということから、その名がついたそうです。



ところでこの鉾立石にはセメントで接いだあとがあるのですが、それについて以前区長だった方よりうかがった話です。



ある町内の青年が酔って浅間大社を通りかかった際に、鉾立石を持ち上げられるかどうかという話になり、寄ってたかって持ち上げたそうです。しかしあまりの 重さに耐えかね取り落としてしまい、石は割れてしまいました。

権宮司が区長の所に怒鳴り込んできたのも当然のこと。

いわれのある大事な物を損壊するとはとん でもないことで、元に戻せと迫ったそうです。

しかし割れた物は元に戻るわけもなく困った区長は「元に戻す方法があるのならぜひあなたがやってみて下さ い。」と返答しよけい怒りを買ってしまいました。



ところが、この鉾立石を落として割ったのは実は怒鳴り込まれた町内ではなく隣の町内の青年だったということがその町内の言い伝えからわかりました。

怒鳴り込まれた町内にしてみればとんだ濡れ衣ではありますが、ふだんの青年の無頼のごとき行状から、区長も反論のしようがなかったのでしょう。



結局、割れた石はドリルで穴を開け鉄筋を通してセメントで継ぎ目を埋めました。鉾立石前の石段には今でもその時に出来た傷が残っています。