昨年の8月半ば、月のない夜で流星群を見るには最適だとのことなので、富士山に近く周りに灯りの少ない富士桜自然墓地公園に行ってきました。



山頂から手前に雲が流れ、なかなか思うようには星が見えませんでしたが、見えてからでは間に合わないので、北東の空に向けてカメラをセットし、長時間露光をかけます。



雲が邪魔ですが、それでも何とか1つ目が写りました。そして2つ目。





そのうちに雲が散り、星空が広がりました。

3つ目。





4つ目。





流星はありませんがきれいな星空です。

富士山の頭から昇ったきらきらもやもやしたものが気になっていたのですが、調べたら、おうし座の中にあるM45プレアデス星団とすばるだと判りました。



北斗七星に似た6つの星は、そういえば富士重工のマークで見てました。

谷村新司の「昴(すばる)」は好きな歌です。



もうずいぶん昔の事。

何度も打ちのめされては悩み、

幼子の踊る笑顔に励まされ、

祭りを一生守っていくことを決意した頃でした。

歌詞に思いが重なって、忘れられない歌です。



そうして長いこと歌は唄っていても星座としての「昴(すばる)」を意識したのはこれが初めて。

いいな、これが「すばる」か。



以前新五合目で見た星空があまりに素晴らしかったので、そこまで行かないときれいな星空は見えないかと思っていました。

でも、この場所でも結構多くの星が見られます。

ただ下草は夜露が多く、そのまま寝ころぶには抵抗があります。



梅雨が明けたなら今度は敷物でも持っていって、のんびりと寝転がって星空を見ていたいな。