羽鮒山は富士宮市と芝川町の境にある羽鮒丘陵南にあって、左右に長く裾を引く端正な富士山と富士宮市街を一望する絶好の場所だ。





地図中心のマークが展望台の場所。

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展望台は鬱蒼とした杉林に囲まれた山中にある。

登り口には案内板があり、道ばたに乗用車1台が駐まれるぐらいのスペースがある。

南に少し進むと羽鮒池があり、周囲には車を何台か置くぐらいの余裕がある。





富士山と街の夜景を取ろうと思い立ったのは、12月初めの満月の夜だった。

以前に来た事があるとは言え、冬の真夜中に灯りもない山道を登るのはなかなか心細いものだが、杉林の上から射し込む月明かりに励まされ、なんとか展望台に到着。少し霞んではいたものの、市街の灯りと月明かりに浮かぶ富士山に感動し、寒さを忘れてシャッターを切った。



月明かりの富士山と市街の灯りも良いが、夕暮れの眺めも捨てがたい。



夕日に雪が紅く染まり大地の影が山頂を目指して駆け上がる頃だ。街は沈む黄昏時。




日が沈むと富士山はしらふに戻る。街に明かりが灯り徐々に輝きを増してゆく。

宵闇に富士山が没するまで、眺めていた。

画面を横切る光りの帯は、上が国道139号線で下が旧国道139号線。