10月24日から11月8日まで静岡県を舞台に行われた国民文化祭であったが、お囃子の祭典には企画委員として2年余の間準備に関わってきた。


 


企画段階では、秋晴れの空の下、雪を頂いた富士山を背景に会場前で山車が来場者を出迎えるという予定だった。


 



10月24日の山車展示と11月4日の富士山を簡易合成したものだが、こんなイメージを持っていた訳だ。


 



前日はこんな好天だった。雪こそ無いが富士山も顔を出し、このまま本番が迎えられればと期待していた。


 



10月23日の会場準備で、舞台は晴れればこんな具合。


 


 



ところが現実はあいにくの曇り空に、朝は見えていた富士山も開始時刻には雲隠れを始め、雨が降り出すに至っては山車も撤収せざるを得なかった。


 


「お囃子の祭典」会場は、天気だけは思うように行かないからと大雨や台風に備えて市民文化会館も押さえ、イザという時は会場を変更できるように打ち合わせまでして準備していた。その場合には当然全ての山車展示は中止となり、フードフェスタとも切り離されてしまうので、最悪の場合には出演団体と地元祭り関係者ぐらいしか観客の居ないささやかな発表会になるおそれがあった。


 


欲を言えば切りがないが、秋雨前線が本州を覆い西端には台風も来ていると言う大雨が降ってもおかしくない状況で、この会場で予定通りに実行できたことはむしろ喜ぶべきことかも知れないな。


 


 今は無事に終えたことにホッとしている。