今日のメダカ水槽だ。


 



飼い主が不精者なので水槽は苔で覆われこんな具合。


 


もともと日本原産のメダカを改良した物だから、庭の瓶などでも充分越冬する。


昨年の冬越しでは、すくい残した稚魚たちが表面が凍り付いたような容器の中で無事に越冬した。


秋口、店先の水槽のメダカには出入りの際に多少の餌は与えていたので、体力も充分だったが、庭の水槽のメダカにはあまり餌を与えていなかったので、ガリガリにやせ細っていた。


このまま越冬ということになればもたないと思ったので、待合室の加温水槽にどちらもまとめた。


 


ガリガリのメダカは動作も緩慢で、餌の量もあまり摂る事が出来ない。体力差の解消は出来るのかと心配だったが、何とか2か月ほどで追いついたようだ。


 


一度病気が出たので魚病薬を入れた所、水草などは枯れてしまった。


病気が治まったので水替えをした所、こんどは爆発的に苔が繁殖しガラス面全部を覆ってしまった。通常なら苔をそいで水替えをする所だが、横着者は考えた。


自然の物は自然にまかせようとね。


 


昨年の越冬で店頭の水槽には、庭の水槽から移す時に紛れ込んだアオミドロが入っていたがこれが塊状に繁茂し、気がついたらたちの悪い暗緑色の藻が消滅していた。


水中の養分吸収能力の違いがうまく働いたのだろう。


 



そこで、この水槽にもアオミドロを入れてみた。


一見頼りなさそうだが確実に成長している。おまけにメダカの産卵マットにもなっている。


 



ガラス面のコケはサカマキガイとモノアラガイに掃除を委託した。


もうじき全面掃除が完了しそうだ。


水中の養分吸収でガラス面のコケも繁殖が抑えられているのだろう。


 



これは水槽の上面。ガラス蓋を少しずらして置いてあるのは魚の状態を見ながら餌やりをするためだ。餌容器から微量ずつすくい出して与えればよいのだが、不精者にはそれが面倒くさい。蓋の上に餌を置いて、少しずつ水面に落として与えている。


 


時折猫が協力する事がある。


水槽上の蛍光灯で暖をとる事があり、ガラス蓋のメダカの餌が口に合うのか首を伸ばして餌を舐める。その際に押し出された餌が水面に落ちメダカが群がってそれを食べる。


猫の給餌だな。


量の判断が出来ないのが難点だが。