今日は消防仲間の葬儀。

昨日の通夜に続き参列した。
 
収骨までの間待合室で待つのだが、消防仲間の一人がビールを取ってお供えするんだと持って行った。しばらく経っても顔を見せないので炉の前の祭壇を見に行くと、写真の前に缶ビールが一つ供えてある。
姿を探すと斎場の外でかつての仲間達が話をしている。陽の射さない曇り空だ、ただでさえ斎場のあたりは町より標高も高く寒い。待合室に充分空きがあると伝え、中へとうながした。ビール好きの故人にとビールを供えたそうだが、「銘柄が違うから、多分怒って居るぞ。」と仲間が冷やかした。「大丈夫だよ、年とって丸くなったから。」と返す彼も先般癌で胃を全摘したという。
そのT君が意外に元気だったので、闘病の話など遠慮無く聞くことが出来た。発症時すでに生死に関わるほどの重体だったと言うが、ここまで回復できたのはかなりの幸運だったろう。
 
10年以上前の古い詰め所の、冬の情景を思い出す。
当時はヘビースモーカー揃いで、ストーブをつけ閉め切った部屋の中は、もうもうたる煙で目にしみるほど白く霞んでいた。
たばこを吸っている本人でさえ、煙が目にしみたそうだ。
たばこを吸わない私は、人のたばこで健康を害してはなるものかと横になると、畳から50〜60センチほど上までは煙のない層があり、それは見事に空気が分けられていた。
 
今回その煙の大きな発生源のT君が癌と聞いたとき、誰もが肺癌だと思ったものだが、胃癌とはちょっと意外だった。しかし、喫煙もかなりの影響を与えているのだろうな。さすがに今はたばこはやめたという。
 
まだ長い時間は無理だが、仕事にも復帰したそうだ。
 
拾った命、どうか大切に。