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月夜には月明かりに照らされた富士山を見に行くのが恒例行事で、富士山中腹の西臼塚駐車場や水ヶ塚公園にもよく訪れました。
でも月夜だと月明かりに負けて、見える星は限られます。いつか月の無い夜に天の川を見に行こう、出来る事なら写真に撮りたいと思っていました。

肉眼にもうっすらとしか見えない弱い光の天の川を撮るには、撮影感度を上げるか露光時間を長くかける必要があります。でも感度を上げると暗部にノイズが乗り、ざらざらした画面では星かノイズか紛らわしいものです。露光時間を長くかけると地球は回り星は移動し、星の光は点で無く線になってしまいます。
専門家は星の動きを追跡する装置を使用してブレの無い明るい星の写真を撮りますが、装置は素人には手の出ない物でもあります。
そんなところにカメラが壊れ、いよいよ新しいカメラが必要になりました。カタログなどで調べると高解像度高機能の最新機種にはとても手が出せません。現在使用している機種より高解像度高機能で何か魅力のある機種をと探すと、手ぶれ防止装置とオプションのGPS装置で星の疑似追尾ができるものがありましたので迷わずこれに決めました。

満月と流星群は台風や大雨で撮影できませんでしたが、8月18日にやっと空が晴れましたので富士山まで出かけました。

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西臼塚駐車場から見た富士山と星空です。
広い空を見渡すために魚眼レンズを使用しています。

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南の空の天の川を撮影したもの。

機械の使用方法は説明書で読んだものの、撮る時になればあれこれ判らない事だらけ。
初回はこんな感じでした。