神田祭を初めて取材したのは平成11年頃だと記憶しています。
私のWebサイト「祭にっぽん」の掲示板に岩本町三丁目町会から参加者募集の投稿があったので、浅間大社でお囃子の定例練習に集まる仲間に声をかけ参加したのが最初で、平成23年に東日本大震災で中止になるまで、その町会に5〜6回参加させていただきました。
とは言っても、私がかついだのは最初の1回だけ。その後はもっぱら写真取材に専念していました。
袢纏をお借りして祭り衣裳での同行でしたので、宮入りも排除されることなく拝殿の階段から撮影でき、祭り衣裳の効能を強く実感したのもこの時です。
きっかけとなった掲示板に投稿していただいたのが、神田囃子保存会にも所属されている堀江さんでした。
平成21年10月に富士宮市で行われた国民文化祭「お囃子の祭典」では、地元富士宮市のお囃子のルーツ江戸囃子の代表として神田囃子保存会の皆さんに参加していただく事になりました。

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ご出演いただいた時の神田囃子保存会の皆さんです。
この時は2日間2回神田囃子をご披露していただき、とても大きな刺激を受けました。

平成23年の神田祭はその年起こった東日本大震災のために中止となり、神田祭への連続参加は残念ながらそこで途絶えてしまいました。



今回お世話になる町会は初めてと言うことも有り、私服でかつぐ仲間に同行しました。

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緑の中を進む町会神輿、初夏を告げる良い光景です。
やはり、袢纏なしであまり近寄るのは気が引けます。

とは言え、今回は私服の気ままさも味わいました。
出発までけっこう時間が空いていたので、途中で合流することにして神田明神まで取材で先行することにしました。
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手子舞


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大通りで休憩する神輿


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大きな山車に遭遇


ここで昔の「江戸神輿ねっと振興社」の仲間が、お世話になる町会に集合しているとSNSでのコメントがあり、急ぎ駆け戻りました。

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以後は神輿と距離を保ちながらの同行取材。
こんな光景に目が行くのも距離を置いたおかげです。


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休憩時間の獅子舞披露も新鮮な体験でした。


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神田明神前で懐かしい神田囃子保存会の皆さんが、お囃子を披露していらっしゃいました。


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神田明神前は入場待ちの神輿で渋滞するため、私服の写真係は歩道に追いやられてしまいました。

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いよいよ鳥居をくぐる時です。
この時には予定がかなり遅れ同行した仲間はここで引き返したのですが、離れた歩道に居た私はそれに気がつかず大幅に遅れる羽目になりました。

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境内に入るにも大きく迂回せねばならず、ようやく入って遠くから写真とビデオを撮影。
町会神輿に仲間が居ないことに気付いたのは退場の時でした。

必死で集合場所に急ぎ着替えの必要がなかったので間に合いましたが、祭り衣裳さえ着ていればと痛感した祭り見学でした。
次回はたとえ袢纏は自前だったにしても、祭り衣裳は欠かせませんね。