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アブラゼミ羽化で白い糸が引き出される所です。
この白い糸は気管の表皮が引き出されたものだそうで、それを確かめるには抜け殻を詳細に観察すればよいとのこと。


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息子に貰ったアブラゼミの抜け殻を解剖し、開き状態にして白い糸が何処に続いているのか確かめました。体側に並ぶ気門に続いています。
気門から体内に延びる気管の表皮も脱皮や羽化で脱ぎ捨てられるもので、その気管の古い表皮が白い糸の正体です。




2年前に撮影したアブラゼミの羽化動画です。
2:37あたりから白い糸が新しい体の脚の付け根後ろあたりから引き出されるのが映ります。



気管は昆虫の呼吸器官で蝉に限らずどの昆虫にもありまので、脱皮や蛹化の際にも見る事が出来ます。

アオスジ蛹化1200

アオスジアゲハの蛹化でもこの白い線が体から引き出されるのが見られます。
写真左から
・前蛹の表皮が尾端に送られ始める。
・白い線が現れ始め、表皮と共に尾端に送られて行きます。
・皮の中で寝ていた頭部の角状突起が現れました。
・皮がほとんど尾端に送られます。
・あとは丸めた皮を振り飛ばすだけ。

アオスジアゲハ幼虫の脱皮は動画で御覧下さい。

幼虫の脱皮の際にも古い気管の引っ張り出される様がおわかりかと思います。


蚕脱皮

蚕幼虫脱皮の場合
上-脱皮前の幼虫
下-脱皮が始まり皮が尾端に向かって引っ張られ、古い気管の黒い皮が線状に見えます。