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先日庭で見かけたこの虫、コオロギ類の写真で探したらクサヒバリのメスに似ているようでした。
そこでクサヒバリを検索し写真を見ていたら、まさに同じと思われる虫がクサヒバリでは無くウスグモスズだったという記事が見つかりました。クサヒバリならあるはずの後脚股の縞模様が無いからだそうです。

このウスグモスズという虫、外来種とされながら原産国が判らないという奇妙な存在。
日本の外来生物ファイル ウスグモスズというページで説明されているので詳細はそちらで御覧下さい。
1970年に新属・新種として報告されたが、原産地不詳のまま外来種と推定されたといいます。
日本で新発見され、日本でしか確認されていない外来生物という奇異な存在。
だったら在来種の可能性もあるはずですが、なんで外来生物と規定したのでしょう。

この虫の特殊な所は、オスも鳴かないと言うこと。
だから鳴き声で種を特定することも出来ません。



何年か前に庭で撮影したアオマツムシの鳴く様子です。
樹上生活者なので夜間頭上から降り注ぐようなアオマツムシの声は独特です。
外来のこの虫の声を初めて聞いたのは富士宮市民文化会館が出来たばかりの頃で、今までに聞いたことの無い虫の声が、頭上から降り注いだのがこの虫の初聴でした。

ウスグモスズと言う虫が鳴く虫だったなら、聞き慣れぬ声で誰かが外来種の侵入に気付いたかも知れません。でも声も無くひっそりと暮らしているこの虫には気付く人も少ないことが想像されます。

もし外国にこの虫の棲息が確認されないのなら、日本原産でありながら発見が遅れた虫ということも充分考えられますね。


参考サイト
日本の外来生物ファイル ウスグモスズ
幻のコオロギ!?  謎多きウスグモスズ