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幼児完璧に踊りを踊る。

たしか今年2-3歳ぐらいだと思いますが、この子供が大人に交じり完璧に踊って見せました。
たいしたものです。

ふと思い出すのは青年長を務めていた頃ですから30歳前後、2-3人しか居ない青年団の長として祭りに忙殺されていた頃のことです。
30歳定年の青年団で先輩達も順に卒業して行き、囃子だけでも5人が必要だというのに気がつけば現役は私を入れて3人だけ、中学生を加えてやっと一組の囃子が組めた状態。それでも祭り当日になれば卒業したO.B達が慣れた持ち場を担当してくれるので、引き回し自体は支障ないけれど、回状作成に提出書類の作成、注文取りに集金と食事の手配などの準備一切と、終えてからの支払い決算報告まで、ほぼ一人で背負わなければなりませんでした。
青年長の任期を全うし卒業したなら祭り準備は後進にまかせ、祭り2日の助っ人として祭りに参加しよう。そう思っていました。
青年長という職責は仕事の多さとプレッシャーばかり強く、やらされていると言う思いばかり。
悪夢にうなされたこともあります。少ない青年団員を少しでも増やそうと勧誘にも回りましたが、一部先輩の悪行が鳴り響いていたので誰も入りません。
当人は酒も飲めないのに、祭典寄附のお願いに歩けば青年ばかりが飲み食いをしてけしからんと言われる始末。何のためにこの祭りをやらなければならないのかと、そんな思いがつのりました。

S54miyamoto


そんな時、目から鱗の落ちるような出来事がありました。
曳き回しの途中、会所で食事休憩をしていた時です。
親に連れられて初めて祭りに出たのでしょう。
2-3歳の女の子でした。着物が嬉しいのか、お祭りが楽しいのか終始にこにこしていましたが、踊りを促されるとちょっとだけ踊りを真似て見せました。
その笑顔ときたら、見ている物も思わず微笑むほど。
こんなにも祭りを喜んでいる姿を見たら、それまでの不満は吹き飛びました。
子供のためなら続けていける。

今年生まれた初孫がこの子ぐらいになった時、こんなに楽しげな顔を見せてくれるだろうか。
今から楽しみでもあり、不安でもあります。