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節分祭に鶴竜関が土俵入りを奉納したのは昨年の浅間大社節分祭でした。
この土俵入り実現に尽力された方々の記念写真と土俵入りの写真を承ったのですが、勘違いから土俵入りのこの写真を撮り損ねる所でした。
拝殿を背景に記念撮影をするというのを土俵入りの前だと勘違いして待機していたので、楼門から入場してきた一行が拝殿前まで進みそのまま土俵入りが始まった時には血の気が引きました。

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「間に合わない!!」
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(撮影:浅間大社森脇禰宜)
土俵入りが行われている脇を駆け抜けるわけには行かず、観客席の後ろを回れば土俵入りが終わってしまうかも知れない。見れば2列目に敬神婦人会の皆さんが座っている。
ここしかないと強引に通していただき拝殿前に駆けつけ、そしてなんとか土俵入りを撮影することが出来ました。


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土俵入りを終えての記念撮影です。


絶体絶命を助けたものはなんだったのでしょう。見えない何かの力に後押しされたから動けたのでしょうが、火事場の馬鹿力と言ってしまえない不思議さを感じています。

そしても一つ不思議だったのはこの写真です。
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この日はじめて顔を合わせたあさぎりさんと隣り合って豆まきの写真を撮っていたのですが、Twitterのメールで紹介されていた写真が自分の撮った写真に見えました。
あらためて写真を探すと、私の写真とまさに同じ瞬間にシャッターが切られていたのです。
手から離れたみかんや豆が、同じ形で空中に止まっています。
大きく違うのはカメラ位置の高さでした。示し合わせて同時にシャッターを切ればこんな事もあるかも知れません。他の写真はほとんど横構図でしたが、この時たまたま縦構図で撮ったものです。
偶然とは言え、まさに節分祭の奇跡でした。

そんなこんなでいろんな事の起こった昨年の節分祭は、一生忘れることは無いでしょう。