小学生の頃冬の寒々とした校庭で遊んでいる時、白い綿を被ったような虫が飛んでいたのを記憶している。雪の降る頃出現するこの虫の名を雪虫と呼ぶのだと聞きました。
ところがこの夏を迎えようという季節に、白い綿を被ったような虫が庭を飛んでいるのに気付いたのは数年前のことです。



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それがエノキワタアブラムシでした。
エノキワタアブラムシのアルバム
今年もこの虫が飛び始めました。夏の徴かな。



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ハギの新芽に群がり覆っていたアブラムシの群れは、テントウムシとアブなどの働きで姿を消し、ようやく見つけたのはこの1匹だけ。



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ナミテントウの蛹も3-4見かけられますが、幼虫の姿は目につかなくなりました。
写真はお尻側から見た物。



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羽化したばかりのナミテントウです。まだ色がついていませんが、黒地に赤い2つの丸紋がうっすらと見えます。
餌となるアブラムシも食べ尽くしてしまったので、餌を探してどこかに飛び立つのでしょう。


アブラムシが居なくなるととたんに静かになります。
ホッとする反面、これから少し寂しく感じるのかな。