日程が選べるものなら、富士登山は雨を避けた方が良い。実感です。
天気予報で雨マークなので覚悟はしていましたが、こんなに降るとは思いませんでした。

登り初める前に新五合目で1時間歩き回って体調を整えます。



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富士山保全協力金に1,000円を投函し、冊子と缶バッヂ、シールをもらいました。



そろそろ登ろうかと車に荷物を取りに戻ると、登り口で同級生に遭遇。
登山者への案内をしているとの事。
無理せず時間をかけて登るつもりだと答えたけれど、まさかあんなにかかるとはこの時は思っていませんでした。



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富士宮口を登り始めたのが7:25でした。




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新六合目手前で、コンビニで買ったおにぎりを車に忘れてきたのに気付きました。
明日下りる頃には傷んでしまうでしょうが、取りに戻っていたらただでさえかかる時間がもったいない。食事は山室でとる事にしておにぎりはあきらめました。




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新六合目までは距離が近いのでわりと順調でしたが、新七合目までは時間がかなりかかりました。
元祖七合目の手前で雨が本降りになったので、食事休憩をとって合羽を着込みました。
ここですでに4時間、当初予定の8時間からみて半分ぐらいでしょうか。

ここでスナップ用のコンデジもバッグにしまい込み、ビニールでくるみました。

八合目過ぎで親切な方にザックの口が開いていると指摘され気付いた時には、カバーはあってもすでにかなり雨が入り込んでいて衣類には雨が浸みています。でも幸いデジタル一眼カメラと交換レンズ類はそれぞれチャック付きビニール袋に入れてありましたので、水濡れは避けられました。衣類もビニール袋に入れときゃ良かったのですが。

数歩進んでは息を整えながら少し休み、すれ違う人たちには道を空けてじっと待ちます。
九合五勺からの胸突き八丁急坂は、ゴールの鳥居が見えていてもなかなかたどりつけませんでした。




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雨が止み、やっと山頂にたどり着いたのは17:25。登り初めの看板のところが7:25でしたから、ちょうど10時間です。
撮影機材と土産で膨らんだ重いザックは、年寄りにはやっぱり無理があったのかも。
でも無理せず息を整えながら登ったためか、意外とダメージが残りませんでした。
やっぱり事前のリュックを背負っての白尾山通いは、無駄じゃなかったみたいです。

ふと思う事です。
天気が良くて必要最小限の荷物なら、どのぐらい時間を短縮出来るんだろう。
撮りたいものを撮り終えたなら、シーズンの最後に一度挑戦してみたいものです。





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