10数年前の私が消防団に在籍した当時から、富士山御神火まつりには消防団が警備で参加していました。



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赤々と火を燃やす御神火台が市街を練り歩くのですから、間違っても燃え移る事がないようコースの途中にポンプ車を配置して放水準備をして待期していたものです。




数年前から新たな仕事が増えました。



御神火台点火前に噴霧される水を通過して、御神火台と参加者を清める事です。




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このために神田川岸にポンプ車を配し、ホースを正面参道にまで延長します。



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待機中の神輿会です。
これから噴霧される水をくぐって、鳥居前で点火されいよいよ町に繰り出します。
まだ水をくぐるので、薪にはビニールがかけられています。



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正面参道両側にウォーターカーテンと呼ばれる延焼防止用の多穴ホースを配し、大量の水を噴霧して御神火台と参加者を清めます。



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水をくぐると薪のビニールが外され、いよいよ点火です。
参加8団体8基の御神火台を清めると、消防ポンプはフィナーレに向けて配置を換えます。



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8基の御神火台が市街を練り歩いている間に、消防ポンプは湧玉池の畔に場所を変えました。



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夕暮れ迫る境内の御神火台上陸地点です。
市街を練り歩き再び浅間大社に帰った御神火台は、神田川に入り流れを遡ります。
そしてここから上陸し、御神火が消されもう一度水をくぐります。



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最後8基目の御神火台が今上陸します。




水煙の中を最後の御神火台が厳かに進みます。


こうしてウォーターカーテンの大活躍で、御神火まつりは終わりのセレモニーに向かいます。


元はと言えば我が消防分団のOBが寄附してくれた延焼防止用のウォーターカーテンでしたが、一般のホースに紛れ時には慌てさせられた事もありました。
今こうして活躍の場を得て、ホースも先輩OBも嬉しいんじゃないでしょうか。

富士宮市消防団の皆さん、お疲れ様でした。



平成28年富士山御神火まつり-1 : へんぽらいの祭り談義