家の中をばたばたと走る音がして、ガラスの引き戸に飛び付く音がしました。
うちの猫が虫でも追いかけたのかと思っていると、繰り返し飛び付いているので不審に思い覗くと、そこに居たのは狸でした。

一旦は反転してスタジオに逃げ込みましたが、ついて行くと反転してまた玄関へ。

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カメラを探して撮影したのがこれです。


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何度も飛び付きましたが、ここからは出られません。


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この後右側下駄箱の向こうに隠れましたが、覗くと飛び出してまたスタジオに。


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三脚置き場に潜り込み息を潜めています。姿を隠したつもりかな。
まさに頭隠して尻隠さずです。

狸も必死に走り回っていたので、緊張からかおしっこやウンチがあちこちに落ちています。
これ以上居られても後の始末が大変なので、玄関を開け逃げ道を作り三脚を取り除いてお引き取り願いました。
脱兎のごとく飛び出して行きましたが、無事に森に帰れたでしょうか。




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元々30年ほど昔から浅間大社の森では狸が見られました。
森近くの通称狸御殿と呼ばれる空き家で、繁殖していたそうです。
町内を徘徊する姿が時折見られ、郵便局だよりにも町内のあるお宅に餌をもらいに現れると紹介されていました。地方紙でも湧玉池に落ちでずぶ濡れの狸が保護され、山に放されたとの記事があったのを憶えています。
わが家の庭にも何度か顔を見せましたが、涙やよだれなどでぐしゃぐしゃの病気と思われる姿で現れたのを最後に見えなくなりました。
狸一家の血統も途絶えたかと思っていましたが、祭り準備の区民館で仲間に話したところ、狸は森近くではいまだに良く目撃されているとのこと。
ちょっと足を伸ばして我が家に入り込んだのでしょうか。

家内が裏庭の引き戸を開けたまま離れに行き、戻ってくる時に庭の酔芙蓉のあたりで重ねた植木鉢がガチャガチャ鳴ったと言うことですので、人の気配に驚いた狸が逃げようと思い、誤って家に飛び込んだのでしょう。