9月10日で富士山も閉山となり、11日にお世話になった登山靴をしまいました。
9年前に囃子奉納登山で膝を痛め登山からは遠ざかっていたものですが、申年小縁年の昨年は奥宮の大修復が完成し奉告祭などが盛大に行われ、体調も整ったので3回登り合計10日間滞在しました。
平成23年の西臼塚付近を震源とする地震で奥宮が大きく損傷したため、5年がかりで修復工事が行われたものです。
2016.7.27竣功奉告祭が行われました。
2016.7.19竣功奉告祭の前週に奥宮前の標柱が設置されました。
2016.8.9に申年で建て替えられた岩淵鳥居講の鳥居です。
滞在最終日未明の満月明けの山頂夜景です。
月明かりで山頂風景も見え、星は明るい星のみが見えましたが星座は逆に判りやすかったです。
遠くの街灯りはまだ消えず、東の空には夜明けの兆しが。
そして御来光です。
目を月に転じれば、朝陽を浴びた剣が峰の横に沈む満月と影富士が。
平成28年富士山頂滞在写真日記総目次からこの年の写真が御覧になれます。
この年は様々な光景を見せていただきましたが、まだ満天の星や登山者のライトなど撮れなかった物があります。そして山頂から我が家は写真で見えるほどに撮れるのか、という実験もやり残していました。
そして今年平成29年の登山期を迎えました。
7月10日富士山開山
今年は奥宮前の鳥居が新調され、渡り初めが行われたのでこれを取材しました。
7月21日神事の後、渡り初めに先駆けテープカット。
宮司を先頭に鳥居をくぐります。
これは7月20日渡り初め前夜の星空です。
8月15日の例祭は天候も悪く登山を断念。
そして閉山が迫る終盤の9月3日から5日までお邪魔しました。
9月3日に九合目で遭遇したブロッケン現象です。
9月4日に馬の背下から望遠で撮影した浅間大社周辺です。
富士宮市中央図書館と富士宮市民文化会館にはさまれた中央あたりに、我が家が見つかりました。
9月5日久須志神社前から見た登山者の灯りです。
9月5日久須志神社前から見た星と街灯りです。
それなりに収穫はあった物の、体調がすぐれず慌ただしく下山した事が残念でした。
来年こそ撮りたいものは、大内院(富士山頂上火口)に現れた御来迎と呼べるブロッケン現象、漆黒の闇夜の満天の星、より高解像の郷土の町並み、虹、月明かりの夜景等々。
課題は機材に負けぬ体力作りですね。