へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

不思議

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

御来迎(ブロッケン現象)に遭遇

9月3日今年2度目の富士登山で富士宮口から登りました。
支度で前夜11時までかかり、睡眠は3-4時間。
ただでさえ体力が無いところに寝不足は体に応えました。

閉山まで残り1週間となり各山室も閉山準備を始めています。

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新七合目少し上から見上げた物で、上辺に見えるのが八合目の境内地を示す鳥居と衛生センター、八合目の山室で、一段下がったところが元祖七合目です。



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元祖七合目に着いてみると、下から見上げた時に見えていた休憩用の椅子はもう撤去されていました。
この室では食事の提供も終わり、着々と閉山準備が進んでいるようです。



九合目の山室に近づいた時、東側に滞留したガスを見つめる人たちが居ました。
「ブロッケン現象ですか?」
下りてきた人に聞くと
「はい、良いものが見られました。」
嬉しそうにと答えてくれました。

九合目に到着しガスはと見れば、寄せては引きを繰り返しているようです。
幸い背側には太陽があり、待っていれば見られそうでしたのでしばらく待ちました。

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ガスが押し寄せ、そこに私の影が写ったところです。
影の周りに虹色が輝いています。



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手を振れば影も動き、何者かが反応しているかのようです。
その神々しさゆえに、信心深い人の眼には虹色の光背を背負った神仏の出現と思われたのでしょう。



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昔の信仰登山では、山頂火口に向けて祈り賽銭を投げました。
その祈りの場にこの様な光が現れれば、その感動は喩えようもありません。



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これは昨年7月に登った初日の夕刻、剣が峰を見ていた時の光景です。
剣が峰を越えてきたガスに夕陽があたり、手前のガスに稜線の影が写っています。
こんな時にあの稜線に自分が居たら火口側にこの御来迎を見る事が出来たのではないでしょうか。

何度もお鉢を巡っていれば、いつかはそんな事にも出会えるかも知れませんね。

忍者の足の秘密

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壁を自由に歩き回る忍者の足。
その正体はヤモリです。
ガラスや壁に貼り付くメカニズムは、蛸の吸盤とはまったく違うみたい。
微細な繊毛や脂質が働いていると言うことですが、Chem-Stationのヤモリの足のはなし 〜吸盤ではない〜に解説が載っております。


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このように向こうからガラスに貼り付いておりました。


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こちらは平成26年7月5日の夜撮影のヤモリ。
逃げずに写真を撮らせてくれました。


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平成26年7月5日撮影のヤモリ。
貼り付いている姿を背側から見ているので、対比用として。


お盆の訪問者 : へんぽらいの祭り談義

本日閉山

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facebook仲間の神主さんから、本日正午をもって閉山となり奥宮も戸締めされるとの投稿がありました。いよいよ閉山と聞き、寂しい思いでいっぱいです。



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今年は10日間山頂でお世話になり、沢山写真も撮ることが出来ました。
心より感謝申し上げます。
滞在10日目の満月の未明に、撮りたくて撮れなかった数多くの写真をまとめて撮ることが出来たのは、単なる偶然じゃ無かったと思います。

まだ撮りたい写真もあったのですが、台風でまごまごしているうちに登山期も終盤。


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登山を断念したとたん、気の緩みからか足を捻挫してしまいました。


今年こそ登るんだと決意してから、8年前の囃子奉納登山の際下山で傷めた左膝、昨年秋から傷んでいた左肘、7年前から踏ん張れなくなった左足など登山の障害となる症状も多々ありましたが、登山を前に嘘のように消え失せました。
まるで申年小縁年、奥宮竣功などで賑わう富士山頂に誘われたみたいです。
そしていよいよ山頂を去るその日に、撮りたかった最高の景色を見せて貰いました。


滞在中、竣功奉告祭や奥宮・久須志神社の例祭なども記録し、山頂の風景なども見て歩きました。
以前浅間大社所蔵のガラス乾板を複写しポジデータに変換したことがありましたが、明治大正から昭和20年代くらいの写真の中に富士山頂の写真も多々見られました。
あらためてそれらと比較すると色々と興味深いものも見えます。

・昔の金明水や銀明水の脇には石で囲まれた小屋がありましたが、現在はささやかに鳥居と囲いぐらいです。
・三島ヶ岳(俵石)と書かれた写真の石も現在の富士宮口頂上から見られ、一部剥落した部分が見られる物のほとんど変わりありません。
・山頂火口周囲の山々を見れば、測候所が作られた剣が峰以外は特に変わりも無いようです。
・富士講盛んな頃と今のお鉢巡りとでは、巡る意味合いも違っているでしょうし、コースもより安全な所を通るようになっているようです。昔のガラス乾板に「外輪廻破石登攀」の写真がありました。
白山岳の剣が峰側に「シャカの割れ石」と呼ばれる岩塊があり、今ではお鉢巡りのコースから外れていますが、ガラス乾板撮影当時はこの外側を登っていたようです。白い登山装束の一団が険しい岩場をよじ登っているのが写っていました。


乾板の写真を紹介するには浅間大社の許可が必要ですが、昔の富士山頂と今の富士山頂の写真の対比も面白いと思います。

許可が得られたら整理してご紹介したいと思います。


今年撮れなかった物を撮るために、来年も富士山頂を目指します。





富士山山開き : へんぽらいの祭り談義

奇跡!! 煙の中に孫の顔が浮かんだ

平成28年7月10日、富士山山開きの日に村山浅間神社で行われる護摩焚きを見に行きました。
上昇する護摩焚きで立ち上る煙と風の加減によって煙は様々な姿を見せます。
円柱状に回転しながら昇る煙を何気なく撮影したのですが、じっくり見ていて気付きました。
何とそこにはまさに先日見たばかりの孫の姿が浮き上がっていたのです。


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初めは回転しながら上昇する煙の柱にネジバナの様な螺旋模様が見られるぐらいに思っていました。



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螺旋を描いて昇って行くこんな感じに思えました。


ところがよくよく螺旋の間を見てみると、そこに見えたのはつい先日見たばかりの孫の顔ではありませんか。


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嫁が里帰りする前に皆で会食し、家内がスマホで撮影したその時の顔です。
卵焼きのすしを手づかみで口に押し込んでいる姿が可愛らしく思えました。



この日スマホで護摩焚きの動画を撮影したものです。
瞬時に姿を変える煙は、狙ったところでそこに何かの形を見つける事は難しいものです。

たまたま捉えられた漠とした形が、私には先日見た孫の姿に見えたと言うだけの事なのでしょうが、それにしてもあまりにも似すぎています。

不思議でなりません。


富士山山開き : へんぽらいの祭り談義

年をとる日は誕生日じゃない?

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年金申請の受付は誕生日の前日からとなっています。

手続きの案内には「65歳(誕生日の前日)から、『年金請求書』の受付が可能です。」とありますので、誕生日の前日には65歳になっているという事のようです。
年をとるのは誕生日じゃないの?
そんな疑問から調べてみると「法律では誕生日の前日に1歳年をとる!?」が見つかりました。

要点のみをピックアップすると、「法律的には誕生日の前日午後12時に1歳年齢が加算される」ということ。当日の午前0時と同じじゃないかと思うのだが、”法律的”には前日の最後の瞬間に年をとるということにしてあるらしい。それを日付で言うと誕生日の前日ということになるのだとか。


4月1日生まれが早生まれとなるのも、3月31日に年が加算され学齢に達しているからなのだそうです。

ある先輩の話ですが、まだ出生届けが緩かった頃3月生まれで早生まれは成長差が大きく可哀相だからと、4月1日生まれと届け出たそうです。ところが4月1日生まれは早生まれとなるために、せっかく生年月日を偽ってまで遅らせようとした親心は水の泡になってしまいました。

ということで、私も本日で65歳になりました。

数えで70歳以上だと富士山頂で高齢者番付に登録する事が出来るそうな。
トレーニングを積んで、がんばらにゃ。
ということで、今夜も白尾山まで出かけました。



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グラウンド脇あずまやの右側からの夜景です。
雑木が茂ってしまいましたね。以前はもっときれいに見えたのですが。


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あずま屋左を回り込んで下るとそれでも眺めは広がります。



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スマホでストレートに撮るとこのぐらい。
ちょっとズームで寄りたいですね。



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本日のウォーキングは白尾山グラウンドまで。
霧で濡れているので展望台はやめました。


明日は浅間大社御田植祭です。
集合撮影の準備をしなくては。



=参考リンク=
法律では誕生日の前日に1歳年をとる!?
『富士山 高齢者番付』を知ってますか
いよいよ年金世代 : へんぽらいの祭り談義

湧玉池には白蛇も金蛇も居た!?


湧玉池の幻の白蛇 (蛇と金運) : へんぽらいの祭り談義
をfacebookにシェアした所、いろんな情報をコメントしていただきました。




写真上右の「f」をクリックするとfacebookの投稿に跳び、寄せられたコメントを見る事が出来ます。



寄せられたコメントより遭遇に関するものをご紹介します。

◎最初に小学校の頃社務所裏の湧玉池沿いが通学路だった方のコメントより抜粋します。
・数回、アオダイショウにでくわしました。
・実際に、白い蛇も、見たことあるような気がします(^^;;


とのこと。
欲を捨てたら会えるかも、と言う助言をいただきました。



◎幼稚園の送り迎えで見たと言う話を聞いた方のコメントより抜粋。
・白蛇が湧玉池の守り神って、聞いたことあります。
・娘の友達やお母さんたちは、幼稚園の送り迎えで、集合してるときによく見たそうですよ。
・すごく太いので、2メートルくらいあるように見えるそうです(*^^*)



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湧玉池の端が送迎場所で園児とお母さん方が集まる所ですから、目撃された方も何人かはいらっしゃるようです。



◎40年ほど前に子供の白蛇に遭遇したという方のコメントより抜粋。
・40年位前、ヤオハンと富士宮幼稚園の間のコンクリートの道で、子供の白蛇に出会った記憶があります。小学生だったので、記憶は曖昧ですが(^−^;)
・ビックリして「うわ!」と飛び上がったら、蛇も西のほうへ逃げていきました。


場所が浅間大社の東隣の地域です。近いですね。



◎金蛇に会ったという方のコメントより抜粋。
・金蛇には出逢った事ありますが…白蛇とはツインなのかしら〜
・昨年5月の満月時、湧玉池隣りの水屋神社でお水(富士山の湧き水)を頂いたら、湧玉池に金蛇が現れた〜♡

ということで、湧玉池上池を泳ぐ金蛇の写真もコメントに添付していただきました。



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これが金蛇が目撃されたという湧玉池上池です。

どうやら私が会えていないだけで、白蛇や金蛇は目撃されているようです。

小学校の通学時とか幼稚園の送り迎えとか、そのへんの時間帯はなかなか有望なようですので、これからは早起きを心がけた方が良いのかも。


いつか出会える事を信じて。

あれ?葉が多い

昨日何とか全部の発芽を確認したところ
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なんだか開いた形がおかしいと思ったら、子葉が3つありました。



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へんぽらいの祭り談義 : 四つ葉のクローバー量産計画 その1 奇形?
でご紹介したクローバーの芽ばえも子葉が3つのものが見られましたが、このアサガオも奇形のようなものかな。
結局、この三つ葉は枯れてしまい成長を観察することは出来ませんでした。


あらためて種から観察することも無かったので、こういった多葉の発芽の出現頻度がいかほどなのか見当がつきません。
とりあえず、無事に育つことを祈ります。





へんぽらいの祭り談義 : アサガオ発芽


へんぽらいの祭り談義 : 四つ葉のクローバー量産計画 その1 奇形?

歩き出すか!御神木

5月4日の浅間大社流鏑馬祭末社巡拝で見かけた椎の古樹です。

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樹芯は朽ちて空洞になり、穴の向こうが透けて見えます。

芯が無くなっても表皮近くの形成層が生きていれば生きていける。
この神社境内にはこんな老樹が何本か見られます。




2009年5月4日の投稿にご紹介しています。
へんぽらいの祭り談義 : 御神木


以下要約します。


神社前の崖の際に大きな椎の古樹があり、この老樹の山側の幹に人の入れるほどの空洞がありました。ある時火遊びか放火かは判らないけれど火事になり、その中から燃え始めた火は内部の朽ちた部分を伝って燃え広がり、幹上部に空いた沢山の穴から炎を吹き出して手のつけようがなかったと言い、それが2000年頃のことだそうです。


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樹齢も定かでないほどの古樹で、そのまま枯れてもおかしくないほどの火事でした。ところがその後、驚くほどに樹勢を盛り返し、空洞も樹皮が覆い今では猫も入れぬほどの小さな穴になってしまったといいます。
この老樹の持つ生命力に畏怖を憶え、氏子達は注連縄を巻いて御神木としたそうです。



年を経た椎の木は、このように芯が腐朽しやすいものなのでしょうか。

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老いた椎の木は、皮一枚になっても生きています。
撒かれた注連縄は生命力に対する畏敬の念でしょうか。

2009年に聞いた御神木は火事の後に樹勢を盛り返し、人が入れるほどの穴を塞いでしまったと言いますが、こちらの老樹は空洞化が激しく樹を支えるものが樹皮しか無い状態です。
今にも根っこを引き抜いて歩き出しそうに思えました。

なにか支える物が無ければ、歩き出して転倒してしまうのではと気に掛かりました。


虹色に輝く

あの厄介者のクモの巣が、時としてきれいな虹色に輝くことがあります。
太陽が低い位置に来た時、自分と太陽の間にクモの巣があると、蜘蛛の糸が虹色に輝きます。


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今日5月13日の夕刻です。
背景にハギの葉があるのでちょっと邪魔ですが、蜘蛛の糸はきれいな虹色に輝きました。
色が青よりできれいですね。


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4月30日夕刻です。
背景が塀の陰で暗いのが幸いしました。
こちらは色が赤よりですね。


まだ蜘蛛が巣を張るような空間が少なく、思うように輝いてはもらえません。
通路に糸を張られるのは困りますが、邪魔にならない所なら少しは我慢します。
きれいな虹色が見られるならね。

珍現象!! 雪化粧に小じわ

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後で気付いたことですが、3月15日撮影の雨上がりの富士山に不思議な小じわが写っていました。
雨上がりで標高の低い所まで雪化粧した富士山は、強い風のためかすっきりと晴れた空にくっきりとその姿を見せていたものです。




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コントラストを強調してみました。
尾根筋の平行した線が良くわかります。



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降雪の多さと風の強さが関係しているのでしょうか。




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参考までに、3月8日雨上がりの富士山です。
雪面に山襞に沿った凹凸は見えるものの、今回のような小じわは見えません。



これも気象のなせる技なのでしょうか。
珍しい姿に出会いました。


へんぽらいの祭り談義 : くっきり、すっきり

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