へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

災害

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
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何とか終わりました

富士宮囃子保存会恒例の鎮魂太鼓は、会場のふれあい広場の改修工事で実施を悩まされました。
例年の参加者を収容するにはふれあい広場しか無いということで、日程を変更しなければなりませんでした。

でも工事が完了した頃にいつもの打ち初め(=鎮魂太鼓)では本来の鎮魂太鼓の趣旨が薄れるということもあり、3月11日の震災からちょうど5年目の昨日に有志を募って鎮魂太鼓を行いました。

平日のうえに急な呼びかけでしたから実施が危ぶまれましたが、なんとかメンバーも集まりました。



鎮魂静岡新聞1200

12日の静岡新聞地元版に紹介されていました。





へんぽらいの祭り談義 : 5年目の鎮魂太鼓


へんぽらいの祭り談義 : 鎮魂太鼓を行います

5年目の鎮魂太鼓

昨日「へんぽらいの祭り談義 : 鎮魂太鼓を行います」でお知らせした鎮魂太鼓の御報告です。



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太鼓の準備を終え、休憩所で談笑する仲間達です。



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今年は報道各社から取材が訪れました。いつになくその数が多いのは、5年目という節目だったことと、平日のこの日に行う団体も少なかったと言うことのようです。
応対しているのは深沢会長です。

富士宮囃子保存会が発足したのは平成9年の8月でした。その前に個人の呼びかけで行われていた阪神淡路大震災の犠牲者に対する鎮魂太鼓を引き継ぎ、新年打ち初めとして定着させました。名前こそ「新年打ち初め」でしたが、鎮魂太鼓の趣旨を受け継いだので毎回黙祷を捧げ恒例の行事として続けてきました。そのために「鎮魂太鼓」という呼び方も続けてなされていました。
保存会の発足年度からこの「新年打ち初め(鎮魂太鼓)」は途切れること無く行われています。

阪神淡路大震災の記憶も薄れつつあった平成23年3月11日に、東日本大震災が起き未曾有の被害を出しました。続けざまに3月15日に起こったのが富士宮市富士山二合目を震源とする震度6強の静岡県東部地震でした。地震の怖さを身をもって体験し、郷土の平穏を祈りつつ震災の犠牲者を鎮魂する思いは、新たなる鎮魂太鼓を実施させました。
平成24年以降は毎年3月12日以前の日曜を選んで東日本大震災の犠牲者を慰霊する「鎮魂太鼓」を行っています。

ところが、今年はちょっと事情が違いました。
例年会場として使用していたふれあい広場が整備工事の真っ最中で、この時期に使用することが出来ません。祭り実施全区の囃子方が同じ会場に集い親交を深めるというもう一つの意味合いは、会場が狭くては実行出来ません。工事の完了を待たざるを得ませんでした。

でも大元の「鎮魂太鼓」なら、有志による小人数の参加でも平日の3月11日実施が可能ではないかと急遽呼びかけがあり、今日の実施を見ました。



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開始を前に手順の説明です。



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地図アプリで見たら、この場所から見て被災地は富士山方向の延長でした。



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太鼓を富士山方向に向けセットします。
この方向は浅間大社本殿や拝殿の方向でもあります。



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市の広報無線のサイレンに合わせて黙祷。
黙祷を終えたらお囃子の奉奏です。




動画で、黙祷から1回目のお囃子奉奏までを記録しました。
御覧下さい。



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1回目のお囃子奉奏。



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遠巻きに見る参拝者と取材する記者。



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メンバーを替えて2回目の奉奏。



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2回目の奉奏



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深沢会長もホッとした様子。



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さあ、撤収です。


富士宮囃子保存会のお囃子仲間の「集い」は4月24日に行われる予定です。
桜の時期には境内も混雑します。花の賑わいも終わり、落ち着いた青葉の頃でしょうか。

ふれあい広場の整備完了の頃には桜咲き始めます。
大いに楽しみです。

鎮魂太鼓を行います

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富士宮囃子保存会恒例行事、昨年の鎮魂太鼓開始です。

この前身は阪神淡路大震災の翌年、鎮魂の祈りを籠めて全国で太鼓を打ち鳴らそうという呼びかけに応じたものでした。平成8・9年は個人の呼びかけにいくつかの地域の囃子方が賛同し、震災の起きた日に浅間大社前で鎮魂の祈りをこめお囃子を奏しました。

平成9年に富士宮囃子保存会が発足しました。
会の定例行事として鎮魂太鼓を定着させたいとの要望に、長い目で考えたら会員相互の親睦を図るために集う「打ち初め」なら良いのではとこれを了承し震災の日近くの週末にずっと続けています。
名前は「打ち初め」になったとは言え「鎮魂太鼓」の趣旨はずっと生き続けていました。

平成23年3月11日に東日本大震災が発生し、3月15日には富士宮市を震源とする震度6の大きな地震に襲われ恐怖を我が身に感じたものです。
翌年からは実施日を改め、3月11日に近い週末に日程を変えて行っています。

ところが今年は会場の神田川ふれあい広場が整備工事のために使用出来ません。
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工事が終わるのは3月22日の予定だそうです。

桜が咲くのにようやく間に合う、といったところ。


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会場が使えなければ場所を改めるしか在りません。
そこで、今年は3月11日に保存会有志を募り、小人数ですが浅間大社湧玉池付近で鎮魂を祈り囃子を奏します。雨の場合は祈祷殿前で行います。

14:46 黙祷
    そして鎮魂の囃子を奉奏します。

3月11日、あの日を風化させないために、祈りを捧げましょう。


保存会全体の親睦を兼ねた集いは、4月下旬に整備が整ったふれあい広場で行うべく準備中です。






昨年のブログです。へんぽらいの祭り談義 : 鎮魂を祈り、平穏を祈願



一昨年のブログです。へんぽらいの祭り談義 : 鎮魂太鼓 - 花粉症の季節

市内が震源の地震がありました

10時2分頃地震を感じました。
ミシミシッと家が鳴りましたが、取りあえずそれぐらいで済んだようです。

気象庁の地震情報に依れば、
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平成27年08月27日23時07分 気象庁発表
27日23時02分頃地震がありました。
震源地は静岡県東部(北緯35.2度、東経138.6度)で、
震源の深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は3.3と推定されます。
各地の震度は次の通りです。
なお、*印は気象庁以外の震度観測点についての情報です。

静岡県  震度3  富士宮市野中*
     震度2  富士宮市弓沢町 富士市大淵*
     震度1  伊豆市中伊豆グラウンド 三島市東本町
          富士宮市長貫* 富士市永田町* 富士市岩渕*
          富士市吉永* 静岡葵区梅ヶ島*
          静岡清水区蒲原新栄*

この地震による津波の心配はありません。
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とのこと。

震源地は富士宮市内で市街にも近い白尾山の南側らしく、震源が市内だったというと東日本大震災直後の平成23年3月15日に西臼塚近くが震源だった大きな地震を思い出します。それよりずいぶんと市街地に近いけれど、規模が小さいのでたぶん被害もほとんど無いでしょう。

前回の大きな地震でも溶岩流の上にある二の宮墓地は、思ったほどの被害はありませんでした。
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平成23年3月16日に写した写真です。
地震の翌日わが家の墓地に出かけ、墓石の無事を確認しました。
転倒も無く無事だと思ってその日は帰ったのですが、写真でも判るように墓石がみな時計回りに少し向きを変えていました。

この富士山直下が震源の地震では、火山学者は富士山の噴火が始まるのを恐れたと言います。
でもその時は、大事に至らずに済みました。

日本全体の火山活動が活発化し不穏な情勢ですので、この地震が始まりの予兆で無いことを祈ります。



鎮魂を祈り、平穏を祈願

今年も浅間大社境内ふれあい広場で、富士宮囃子保存会によって東日本大震災鎮魂太鼓が行われました。

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開会にあたり、まず震災の犠牲者に黙祷を捧げます。


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浅間大社に向け拝礼して、いよいよ鎮魂太鼓が始まります。


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我が町内の披露です。

この日は富士宮囃子保存会参加21団体全てが参加し、くじ引きで順にお囃子を披露しました。


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2011年3月は忘れられません。
3月11日は震源域から遠く離れたこの地でさえ、大きな揺れに恐れおののき、停電でニュースも見られずに不安な夜を過ごしました。

その4日後の夜、富士宮市を震源とする大きな地震が起こった時には、老朽化したわが家の倒壊も覚悟したものです。市役所近くではかなりの被害が出たと聞きますが、幸いなことにわが家では大きな被害は免れました。

大地震と火山噴火は密接に関係していると言われます。
大地震の後、3年以内に大きな火山噴火が起きていることが多いとのこと。
このところ火山活動の活発化が伝えられます。富士山とて例外ではありません。

今年も平穏に祭りを迎えられることを祈ります。




地震から3年

昨日のテレビで災害ヘリがとらえた東日本大震災の映像を流していました。その中の津波に押し流される家々が炎を上げながら燃えている画面を見て、あの日のことを思い出しました。
ぐらぐらと大きな揺れを感じ、慌てないように慎重に玄関の引き戸を開けに行きました。
停電になり家の中に居ても暗いし、なかなか揺れはおさまりません。家の前に出てみると、電線が大きくゆれていました。ニュースを見ようにも停電なので、スマホ用のワンセグチューナーを探し出し、表通りに出てスイッチを入れると、そこに映し出されたのが津波に流されながら燃えている家々でした。

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停電は夜になっても復旧しません。石油ストーブで暖をとりながらロウソクとキャンプ用ライトの明かりで夕食をとり、早めに就寝。車が通らなければ漆黒の闇、こんな経験もめったに無いことで復旧して明かりがついたときにはありがたさを実感しました。

それから間もなくのこと、3月15日にわが町が震源地の地震に遭遇するとは思いもしませんでした。
それも震度6強という大きなもの。揺れた時間が短く、停電区域も限定的で少し離れたところには明かりも見え、それほどの恐怖も感じずにすみました。
静岡県東部地震-Wikipedia
静岡県では住宅など327棟が一部損壊したけれど、全壊した家屋はゼロだったといいます。
震度が大きかった割に被害が少なかったのは、揺れている時間が短かったことが幸いしたのでしょうか。

地震の翌朝、墓石がどうなったか心配で二の宮墓地に出かけました。
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幸い墓石の転倒は無く一見何事も無かったように見えますが、東を向いていた石が東南東に向きを変えていました。よその墓地では墓石の転倒など被害が多かったとの話でしたが、この一帯から浅間大社にかけては縄状溶岩が露出しているところもあるように、地盤が堅固だったから被害が少なかったのかも知れません。
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二の宮墓地の南にある二の宮神社境内の縄状溶岩です。

近年の大地震と火山噴火の連動が言われ、富士山の噴火も警戒されています。
同様の例では、ほぼ3年以内に火山噴火が起こっているとのこと。富士山とて例外では無いでしょう。
噴火の場合には前触れなどから予知が可能だと言われますが、いざその時にはたして落ち着いて行動できるでしょうか。

心の準備はしておかなければなりませんね。

へんぽらい写真日記 : 地震体験



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今困っている人に届けたい

正月明けから始まった西門通りのバリアフリー工事が、やっと完了しました。どうやら年度内ぎりぎりで間に合ったようです。


 



暗渠となったコンクリート面に、ちょっとした勾配の不具合から水たまりが出来てしまったので、修整をお願いしてありました。というのは歩道の舗装が雨水浸透タイプで雨水は確かに浸透しているのに、側溝を暗渠にしたコンクリート面に水たまりが出来たのではせっかくの工事も台無しだからです。


 建設会社の方が左官屋さんに工事が完了してからで良いからと依頼したところ、4月1日から東北関東大震災の被災地に応援に行くので無理だという事で、急遽残業で作業にあたって頂きました。


 


聞けば奥さんの実家が被災地南三陸町で、港に近い住まいが被害にあったといいます。


町内の婦人服ショップで見かけたバーゲンの婦人服をまとめて購入して奥さんの実家の支援にもっていこうと思ったら、事情を聞いたショップのご主人が多くの商品を無料で提供してくれたといいます。しかし思わぬ残業で時間がかかりショップの閉店を気にしていたので、代わりにショップまで一走りしました。事情を話したところ閉店時間なのに閉められず困っていたとの事。左官屋さんの車に運ぶというのでいくつかを手伝いましたが、大きな紙袋満杯にいくつもありました。


 


こんな時だからこそ何かしたいと思っている方達が居ます。


 


東日本大震災で募金は募るが、全額が被災地に渡らない募金。


訳のわからないNPO法人に一部がかすめ取られる募金。


日本赤十字社の募金に至っては使途や分配を委員会で決めるために、お金や物が集まっても今困っている人のところにはすぐに届かないという不都合。復興には役立つかも知れないが、今生死に関わる状況の人にはきわめて冷たいものだといいます。


 


集積所には山積みの救援物資があり役所は物資はあるといっても、一方でそれが届かず困窮している人が居る。


こんなシステムではおかしい。


救援体勢の迅速化は、国や役所にはまかせておけないという思いがつのります。


 


 



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