へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

昆虫

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

幻の池 トンボの秋

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昨日ベタ基礎の立ち上がり部分のコンクリート打ちが終わりました。
夜雨が降ったので、基礎の中はまるで池のようです。



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おまけに、猫の足跡が見つかりました。
建物が出来れば隠れるところではありますが、ちょっと残念。



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メダカの水槽もかなり水位が上がっていました。溢れなくて良かったです。



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基礎のたまり水を池と間違えてか赤とんぼが連結飛行で水面を叩いています。



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産卵行動なんですが、この型枠が外れれば穴から水が流れ出て干上がってしまう、言わば幻の池なんです。

以前、餌となる生き物もいないような小砂利だけ入った睡蓮鉢で翌春に見たらヤゴが数匹育っていた事がありました。何食べて活きてきたのかと不思議でしたが、舞い込んだ落ち葉が水中で腐っていくのを餌にケンミジンコが繁殖していました。ほんとに小さな生き物ですが、他に餌となるような物も見当たりませんので、これを捕食してヤゴが育ったのかと思いました。
強い物ですね。



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今年は赤とんぼが多いのでは?という声を聞きましたが、そう言われればいつもの年より目につくみたいです。



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先日の浅間大社です。部分拡大して見るとこんな所にもトンボが飛んでいました。

スズメバチ退治

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昨日の黄昏時に家内がスズメバチの巣を見つけました。



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庭通路脇のサザンカの中で、たしかにスズメバチはよく見かけていたものです。

昨日も庭の蛇口から水を飲んでいる姿を見たばかり。
例年はアシナガバチがメダカの水槽で水を飲んでは人を威嚇していた物でしたが、営巣の環境が変わったためかアシナガバチに威嚇される事は減っていました。
どうやら、スズメバチがこんな所に巣を作っていたのが影響していたかも知れません。

巣はまだソフトボールより少し小さいくらいで、出入りする姿もあまり多くはありません。
退治するなら今のうちと、作戦を練りました。
夜、スズメバチが巣に戻っている所を狙い、強力噴射の蜂用殺虫剤を巣の下にある出入り用の穴から吹きかける。巣から出てきた蜂も、殺虫剤を浴びれば2メートルも飛べずに落下し息絶えるのを確認済みです。

夜間、頃合いを見て巣を襲い、出入りの穴に向けて殺虫剤を噴霧しました。
穴から出てきた蜂は2頭ほど、暗い庭に飛んで行きしばらくは羽音が聞こえていましたがそれも止んだので撤収し朝を待ちました。


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蜂の姿がない事を確認し、巣のある枝を伐りました。
色が暗く見えるのは、昨日吹きかけた殺虫剤で濡れているから。



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巣を解体したところ、中で成虫が3頭死んでいました。




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いつも見かけていたお尻の黒いヒメスズメバチでは無かったのでネットで調べた所、眉間の単眼周りが黒くない事


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そして上あごの突起が3つ在る事(あまり明瞭ではありませんが)

どうやらコガタスズメバチのようです。


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幼虫を育てている部屋は一部蓋が作られていました。



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中を確認すると、まだ蛹にはならず幼虫の形です。
殺虫剤は幼虫にはあまり効かず、元気に蠢いています。
蓋のある部屋ならもう餌の心配も無いし、成虫が全滅していても時が経てば羽化して出てくるおそれがあります。
スズメバチその後で退治した巣から出入りしていた蜂も、これだったのかも知れませんね。

幼虫の数を数えると20数頭いました。
成虫5頭と合わせると約30頭。
全部が成虫になったらと思うと、ぞっとしました。

退治するなら巣の小さな今のうちでしょうね。
成虫の姿を頻繁に見かけるなら、案外近くに巣があるのかも知れません。
大きくなったら専門家でなければ対処が難しくなります。
今時分の早めの発見が被害を抑えるには効果があるんじゃないでしょうか。

蜂がやけに目につくと思ったら、どうぞお気を付け下さい。



赤とんぼ来訪

昨日庭にアキアカネと思われる繋がったトンボの雌雄が訪れました。
前の赤いのが♂で後ろの地味な色が♀。
残念ながら、写真を撮ろうとカメラを取りに戻っているうちに居なくなりました。


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9月25日に浅間大社境内で見かけたアキアカネの♀です。
赤いのは♂で、♀はこんなに地味です。


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庭の稚魚を育てていた容器から稚魚が消えました。
水を捨て何がでてくるかと調べたら、ヤゴがうじゃうじゃ。
先日駆除したのを入れたら20頭は居そう。
これでは喰われちゃうよなぁ・・・。

以前砂だけ残して放置していた何も居ないはずの水鉢に、3匹の成長したヤゴが見つかりました。
雨水が溜まり落ち葉が舞い込むだけの鉢の中で、肉食のヤゴが何を食べていたのかが疑問でした。調べたらトンボの子供のヤゴは肉食で、ちっちゃなケンミジンコなども食べるとのこと。その体を養うことさえなかなかの大仕事です。これだけの数のヤゴが居たなら、メダカの子供を食べ尽くしたら先が思いやられます。

退治するのを思いとどまり、空いている飼育容器に放ちました。


珍客来訪 シンジュサン

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8月10日朝庭の植木に水を撒いている時、大きな蛾が蘭の鉢に居るのに気付きました。



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5月22日に庭のハギに訪れたベニスズメ。
戦闘機を思わせるシルエットがスズメガ科の特徴です。



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ヤママユかクスサンかと検索してみるとどちらも違います。
ヨナクニサンに似たシンジュサンでした。





初夏の庭の訪問者 : へんぽらいの祭り談義

ヒメボタルと満月

7月19日に富士登山して山頂で2-3日滞在し、写真を撮ってきます。



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7月20日は満月だそうで、天気さえ良ければ月明かりの山頂風景がものに出来るかも知れません。
写真は平成24年7月31日のもので、水ヶ塚駐車場から撮影したものです。
月明かりが明るいので、登山者のライトの光跡が目立ちません。
でも、月の明るい夜なら夜登るのも良いかなと思ったものでした。




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月が暗ければ登山者のライトが光跡を描いてきれいなものです。
平成27年9月4日撮影 水ヶ塚駐車場から撮影



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浅間大社青年会の囃子奉納登山が7月30日に行われます。
後発部隊が登るのが夜とのこと。
月が明るければ心強いでしょうが満月から10日過ぎたらそれは期待出来ません。ライトだけは忘れずにね。




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そんな事を重いながら、平成23年満月の夜を思い出しました。
満月の富士登山とヒメボタル : へんぽらいの祭り談義を御覧頂ければ、満月の富士登山風景と遊歩道の木立に降り注ぐ月明かりとヒメボタルの光跡が楽しめますので御覧下さい。



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夜の遊歩道は真っ暗で足を踏み入れるのを躊躇するものですが、月の夜でしたら木々から漏れる月明かりが案外心強いものですから、遊歩道の少し奥まで行けそうな気もします。
この年は7月15日と少し時期が早かったためかヒメボタルの数も少なかったのですが、20日頃でしたらもう少し数が見られるかも知れません。

夏の虫たち

7月に入ってから出会った虫たちをご紹介します。

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ミズヒキに来た蜂で名前は判りません。
小さな蜂です。ミズヒキの花も小さなものですから大きさは想像がつくでしょうか。



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オオスカシバ
透明な翅でホバーリングします。羽ばたきが早すぎて翅が見えません。
幼虫はクチナシの葉を食べます。




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ナナフシ
キャンプ場の森や茂みなどで出会う事は多いけれど、街中では珍しいです。
お浅間様の森から歩いてきたのかな。




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グンバイムシの仲間 ツツジグンバイかな?




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ツマグロヒョウモン♀
アベリアで吸蜜中です。幼虫はスミレ類を食べます。
我が家ではタチツボスミレを食べているようで、幼虫が庭を這い回っていました。



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モンシロチョウ
キャベツ畑でよく見かけます。実生の葉ボタン(キャベツの親戚)に食痕がありましたので、あそこで育ったのかな。



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ウスバキトンボ
若いアキアカネもこんな色のようです。でも胸部が毛深い事と尾の文様が違いました。



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シオカラトンボ
サツキの枯れ枝を止まり木に、縄張りを見張っています。
一旦飛び立ってもまた元の枝に戻ります。



他にもサルスベリの花にクマバチが大きな羽音をさせながらやって来ます。
トマトには害虫のオオニジュウヤホシテントウが来ますので、見つけ次第親も卵も退治しています。
アシナガバチも巣を冷やすためにメダカの水槽から水を運んでいきます。
人を脅かさなければそっとしておくのですが、人を威嚇してくる様では放っておけません。
しばらく様子を見ますが、目にあまるようでしたら退治します。

市民文化会館では蝉の抜け殻が見つかる様になりました。
昨年は羽化(最終脱皮)の撮影を頻繁に行いましたが、今年はちょっと距離を置きます。


ミズヒキ2 : へんぽらいの祭り談義

蝉の声 幻聴にあらず!

昨日御手洗橋で聴いた蝉の声は、どうやら幻聴では無かったようです。
同じ場所(御手洗橋近く)で2日続けて蝉の声を聴いたというコメントを、facebookにいただきました。


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今日も朝とお昼頃その辺りを歩きましたが、残念ながら声は聴かれませんでした。
その代わりに、蝉の穴と思われるもの2つを撮ってきました。


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西鳥居下の桜根元にあった、穴その1です。


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西鳥居下の桜根元にあった、穴その2です。


やっぱり蝉の穴に見えます。


例年アブラゼミの声を聴くのが7月10日頃です。
記憶に残る早い物でも、7月1日の夜ふれあい広場で手筒花火が披露されていた時に聴いたもの。
コメントによれば2日続けて聴いたとのことですので、最初は24日かな?
この場所でのアブラゼミ初鳴きとしては、記録的に早い物です。

異常気象の始まりでなければ良いのですが。



幻聴か?アブラゼミの声 : へんぽらいの祭り談義

幻聴か?アブラゼミの声

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雨上がりに富士山が見えるとは限りませんが、連日の雨にそろそろ嫌気が差す頃やっと姿を見せてくれました。


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ふれあい広場の芝生のミストに駆け回る子供達。
これからの暑い夏には、子供達で賑わうでしょうね。



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御手洗橋から富士山が出るのを待っていた時、ジーーッというアブラゼミの声を聞いたような気がしました。それも二度ほど。あらためて周囲を見回し声を探したけれど、もう声は聞こえませんでした。空耳だったのでしょうか。

アブラゼミの声をいつ頃聴くかと言えば、例年だと初鳴きの声は7月10日前後。開山祭の手筒花火を見に行った時聞いたのが、一番早かったものと記憶します。

とは言っても、少し前に西鳥居下の桜の根元で穴を見て、まだセミの穴にしては速すぎるだろうと否定していたものでした。

最近の耳鳴りの事もあり自信が持てませんが、そんな事も考えあわせると無い事も無いのかな。




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ついでに白蛇探しも兼ねて湧玉池まわりを歩きました。
お孫さんを連れて散歩中の同じ町内の先輩に会って白蛇の話をしたところ、奥さんが保育園の送迎で見たとの事。先日コメントしていただいたのと同じ話かもしれませんが、奥さん他5-6人が見たと言う事で少し具体的です。

いつか出会いたい。そんな思いを強くしました。




富士山 つかの間の顔見せ : へんぽらいの祭り談義

初夏の庭の訪問者

初夏の庭にはまた新たな訪問者がありました。
普通種と言われるよく見かける種類ですが、


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モンシロチョウ(紋白蝶、学名:Pieris rapae)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シロチョウ科に分類されるチョウの一種。畑などの身近な環境でよく見られるチョウである。比較的採取しやすいため、アゲハチョウの仲間やカイコなどと並び、チョウ目(鱗翅目)昆虫の生態や生活環を学習する教材としてもよく活用される。
幼虫の食草はキャベツ、アブラナ、ブロッコリーなどのアブラナ科植物。
(Wikipediaより)

高校時代はキャベツ畑を通って通っていたので、よく目にしていました。
でも畑のない街中では、モンシロチョウかと思うとスジグロシロチョウかエゾスジグロシロチョウである事が多く、今回もそっちかと思っていたらモンシロチョウでした。

図書館の実生のハボタンあたりがふるさとかも。



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ヤマトシジミ(大和小灰蝶、大和蜆蝶・学名Pseudozizeeria maha、シノニムZizeeria maha)はチョウ目・シジミチョウ科のチョウ一種。日本には本州以南に分布する。前翅長は9-16mmと小さい。
年5-6回、春から秋まで発生する。越冬態は蛹。オスの翅表の色は黒地で、中心に明るい水色を吹いたような色合いだが、メスは黒色のみ。翅裏は薄いグレー地で、黒い斑紋を乗せる。関東以西でもっとも普通に見られるチョウのひとつ。
幼虫がカタバミを食草としているので、主に平地の道端や耕作地周辺に生息し、人家周辺でよく見られる。日当たりのよい場所にカタバミさえあればほとんどどこでも発生するが、成虫は移動力に劣るため、食草の少ない山地などではあまり見られない。
(Wikipediaより)

成虫はよく庭を訪れます。庭にカタバミはいっぱい生えるけれど、なかなか幼虫を見つけられません。

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雌なので、翅の表地は黒色のみです。


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昨年訪れたヤマトシジミの雄で、シジミチョウ特有の色と輝きです。


普通種とは言え成虫しか写真が無いので、このチョウの写真撮影も心がけなくては。



ムラサキシジミ来訪 : へんぽらいの祭り談義

ムラサキシジミ来訪

雨が上がり時折青空も見えるお昼前、庭のハギにムラサキシジミが訪れました。


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ようやく射した薄日を、翅を開いて受けているムラサキシジミです。


ムラサキシジミ=Wikipediaより
ムラサキシジミ(紫小灰蝶、学名: Narathura japonica[1])は、チョウ目シジミチョウ科に属するチョウの一種。
開張約30-40mm。翅の表が青紫色で、周囲を黒褐色で縁取られている。
成虫で越冬し、年3-4回、6月から翌年3月にかけて現れる。平地の林やその周辺で見られる。花を訪れる事は少なく、成虫が主に何を摂取しているのか不明。
幼虫の食草はアラカシ、イチイガシ、スダジイなどのブナ科常緑樹。これらが少ない場所ではクヌギ、コナラなどのブナ科落葉樹も食べる。


チョウの分布調査や採集をしていた高校の生物部時代には、なかなかお目にかかれませんでした。
仲間が採集した標本が羨ましかったのを憶えています。採集場所と聞いた岩本山のシイの木まわりは注意して探し回りましたが、出会えませんでした。

ようやく出会えたのは中年になってからでした。浅間大社の境内にはシイの木も多く、シイの木から舞い降りたムラサキシジミを見つけてから注意するようになりました。

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浅間大社後背林にはシイの大木があります。
以前ムラサキシジミを見かけ、ここでじっくりと待ったことがありました。


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シイの木から下草に舞い降りたムラサキシジミです。


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シイの木から舞い降りたり舞い上がったりと遊んでいたのを遠くから撮影。
光線の加減で翅表の紫色がやけに明るく見えています。



某所駐車場に植えられたシイの木から、舞い降りたのも目撃しました。



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なかなか近くで写真を撮ることが出来ませんでしたが、昨年の二の宮神社の例祭に境内で撮ることが出来ました。翅を閉じているので、周囲の土や木くずと同化しています。


庭に来たのは初めてかと思ったら、以前1回だけ見かけたことを思い出しました。
カメラの用意が無くて写真が撮れなかったのでした。


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今日の写真です。
右側にはムラサキシジミ、左奥にはルリシジミがいて産卵しているようです。


もともとこの辺りには居た種類ですが、出会う機会は少ないチョウです。



ルリシジミ産卵 : へんぽらいの祭り談義



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