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パワーストーンという呼び方もあるが、ことさら石が特別な力を持つかのように高く売らんがために良く用いられるので好きではない。
その呼び方をまったく使わない訳ではないが、できるだけ「天然石」という呼び方をするようにしている。

では石にはまったく何の効き目もないのかと言えばそうではない。
たとえば色彩心理学というのがある。
ある色のものを見て何を思うかは人さまざまだが、その中に万人に共通するイメージというものがある。
赤は熱、情熱
水色は冷静、クール
白は純粋、無垢
等々

*****参考リンク***** 
日本色彩心理学研究所
http://www.nihon-shikisai-shinrigaku.com/

作成したブレスレットは撮影のお客様にプレゼントする事が多いのだが、選んで頂いた石の巷間言われる効能をお知らせすると、それが求めていた効能と大体一致する。これなんかも石の材質や色などから受ける共通イメージによるものと言えるだろう。
もう一つ言えるのは心理的なお守り効果だ。
お守りとしてある石を持ち歩き思い当たる事があるとお守りが効いたと思うのだが、実際には効能を常に意識する事で通常なら見逃すような些細な変化も効果として感じることができるということ。
それが繰り返される事でお守りが効いたという認識が生まれ、繰り返される事でお守りとしての依存度が増す。

どちらも心理に働きかけるものだが、占い師などは神秘性を増すためにいろんな効能アップ方法をうたい、おまじないを勧めるが、私はそういった勧め方は好きではない。

単純に気に入った石はあなたが潜在的に求めているもののイメージなのだ。
たとえばブレスレットとして常に身につける事は、それを目につきやすい所に置く事で常に意識する事ができ、知らず知らずのうちに目的に向かう努力をするようになるので、結果として望みが叶う事にもなり得る。

効能を頼みに高価な「パワーストーン」を求めるのも自由だが、石はさまざまでそれぞれ違った美しさを持っている。
純粋に石の表情を楽しみ愛でるのであれば、安価でグレードは低くても充分楽しめるのだ。