流鏑馬祭のポスターに使う写真をとの依頼で、メイン(神事流鏑馬)以外の写真データを頼まれました。古式流鏑馬の「行い」と、市内練行の写真です。たぶん大きな画面に神事流鏑馬(小笠原流流鏑馬)を配置し、脇か隙間に使うのでしょう。

昨年は練行が中止だったので以前のデータから行列の写っているものを探し、「行い」もここ何年かの写真を探していたところ店の前に介護施設の送迎車が停まり、ご老人が店を訪れました。
何の写真撮影かと思ったところ、「流鏑馬の写真があるか」とのこと。
販売している「土俵入り写真」の間違いではないかと思い、聞き返しても「流鏑馬」だと言います。
プリントした物はなかったのでパソコンの画面で見てもらうと、神事流鏑馬の写真を2枚欲しいとのこと。ありがたくご注文を承りました。

店頭に土俵入りの写真や富士山の写真は飾ってあるものの、流鏑馬の写真は飾った憶えもありません。ましてや販売しているなどと言う案内は店内には無く、ろくに人の来ないwebサイトでしか告知していませんので、とても不思議に思い帰り際に聞いてみました。
ヘルパーさんに耳元で大きな声で伝えていただいたのですが、来店の動機はというとさっぱり判りません。たまたま店先を通りかかった際に、「流鏑馬の写真」を思いついたと言うことのようでした。

流鏑馬祭の写真データを探している私の思念が、たまたま通りかかったご老人の頭に飛び込んだ。
そんな感じがしています。
不思議なこともあるものですね。


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今回お買い上げいただいた流鏑馬の写真です。