今までだって何度も枝を切り落としたのだから、ドライにお別れが出来るかと思っていました。でも罪悪感が抜けきれないのはどう言うわけでしょう。

離れをリフォームして家族4人が暮らすためには1部屋増築しなければあまりに手狭で、このキンモクセイには退いてもらわなければなりません。かといって移植する場所も無いので、伐採することになりました。

詫びながら、「お前のことは忘れない」と語りかけたのがせめてもの慰めでした。


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昔伐った枝の所は年を経て新たに樹皮で覆われていました。なんだか猫の目みたい。



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伐採予定が近づいたので今年は花を見ないままお別れかと思っていましたが、直前に咲き始め、伐採予定が1日遅くなったので、なんとか金木犀の薫りを楽しむことができました。



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枝を伐り玄関に置いたら、家中に薫ります。
思いついたのが、昔やった金木犀の花を焼酎に漬け込むこと。
花を集めて焼酎に入れました。



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いよいよ伐採の日です。


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先に枝を伐り、その上に幹を切り倒しました。


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四方八方に太い根を伸ばしてしがみついているように見え、無理矢理取り除くようで申し訳なさをよけいに感じました。


ネットで検索してみると、説明はえらく大まかな物でしたが香水も作れるとのこと。
花を集めたらゴミを取り除いて着色瓶に入れ無水エタノールを注ぎ、2ヶ月ほど冷暗所で保存すれば出来上がりだとか。




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伐採前に枝を伐っておきましたので、集めた花を純度の高いエチルアルコールに漬け込みました。
年内にはリフォームも完成する予定なので、完成したら最初にルームフレグランスとして漂わせたいと思います。

長いこと楽しませてくれて、有り難う!!


キンモクセイの香水作り : へんぽらいの祭り談義