へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

剣が峰

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

天女が口づけた - 御来迎の裏側

滞在初日のことでした。
夕食を終えた頃外を見ると、夕陽の中を忙しくガスが通り過ぎて行きます。
山頂に長く滞在する神主さんの「御来迎が見られるかも知れない。」との言葉に、外に出てカメラを構えて待ちました。
御来迎とは高山の頂上で太陽を背にしたとき、前面の霧に自分の影が大きく映り、その周りに光環が見られる現象で、阿弥陀仏が光背を負うて来迎するのになぞらえていうのだそうで、ブロッケン現象とも呼ばれます。


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太陽を背にガスが通り過ぎて行く東には影富士は見えるものの、ガスが薄いためか自分の影も光環もいっこうに見つかりません。


そうこうしているうちに夕陽は剣が峰の向こうに沈み、向こうから越えて来るガスにうっすら虹色の予感が。

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剣が峰を越えて来るガスは瞬時に形を変え通り過ぎます。



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その濃淡や形、光りの色などをしばらく楽しんでいました。



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天女が剣が峰に口づけたその瞬間です。

剣が峰を越えてきたガスに、夕陽が稜線の影を映し出しました。それが天女の顔に見えたのです。


自分がこの稜線に居てこちらを見ていたならば、これはまさに御来迎が見えたであろうという瞬間でした。

影富士側に御来迎こそ見えなかったものの、その条件を裏側から観察出来たのは滞在初日のなんとも洒落た歓迎でした。






富士山頂滞在記 剣が峰 : へんぽらいの祭り談義

剣が峰と馬の背

富士山頂火口周囲に居て、一番目立つのは何と言っても剣が峰です。

剣が峰を見る

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剣が峰で御来光を見る人たち 三島岳より 2016.8.19





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月の夜に登る 馬の背より 2016.8.19
前の満月の夜にも山頂を歩いていたのですが、この夜はときおり月は見えてもじきにガスで隠れてしまう悪天候でした。2時過ぎに山頂に到着していても、5時前の御来光までじっと待っていたのでは凍えてしまいそうです。動いていた方が良いと思われたのか、剣が峰への道をたずね明かりのない夜道を登っていった人が居ました。



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満月、街明かりと剣が峰 三島岳より
満月が沈もうとする夜明け方、薄明かりに照らされた剣が峰です。




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沈む満月と影富士 三島岳より 2016.8.19
御来光を迎え、剣が峰には朝日が当たります。街の上の雲には富士の影がくっきりと投影され、満月の輝きは薄れ沈んで行きます。



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馬の背補修 馬の背より 2016.8.18
朝日岳で写真を撮っていたら馬の背にブルが登ってきて、ユンボと一緒に補修を始めました。




剣が峰から

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奥宮を見る 2016.8.16
18日の満月は剣が峰から見て奥宮から昇るはずでしたが、この角度では背後の地平線が高くて奥宮とは重ならないことに初めて気付きました。
剣が峰より奥宮寄りの低地に場所を移した物の、天候に災いされ月と奥宮との2ショットは実現しませんでした。




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火口を望む 2016.8.17
火口が大きいので、ワンショットでは収まりませんでした。




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富士・富士宮の町並みを望む 馬の背より 2016.8.16
写真2枚を繋げました。拡大すると浅間大社の森や中央図書館などが見られます。
我が家のあるあたりを探してみましたが、解像度がちょっと足りないようでした。
より望遠で狙ってみたい物です。




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月夜に富士・富士宮の街灯りを望む 馬の背より 2016.8.19
満月の月明かりが照らす街明かりと夜空の雲が、とても幻想的でした。


今は衛星からの観測が可能になりましたが、かつてこの剣が峰に測候所のレーダードームが設置されたのも、その高さゆえの眺望が必要だったから。

日本一の高みはやっぱり憧れです。




富士山頂滞在記 剣が峰 : へんぽらいの祭り談義

満月の富士山頂

8月18日
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満月のこの日、予定では剣が峰から見て奥宮方向に満月が昇るはずでしたが、夕刻むくむくと雷雲が頭をもたげガスが去来します。
距離を置けばガスの影響も大きく剣が峰からの撮影は断念。
奥宮近くで月の出を待ちましたが、ガスに覆われ一度撤退しました。





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気がつけば雲間に月が見えます。
再度カメラを持って出かけました。




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雲間に昇る満月です。なかなかすっきりとは行きません。




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駒ヶ岳の鳥居と満月です。




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奥宮の標柱、燈籠と満月です。




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奥宮屋根と雲に隠れた満月です。


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奥宮屋根と満月ですが、微妙な位置関係などで今ひとつです。


ガスが治まることを祈って、月が昇るまで仮眠。

19日未明
目が覚めたのが午前2時半頃。外に出てみると月明かりが山頂を照らしていたので、機材一式を担いで飛び出しました。

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駒ヶ岳から富士市側を見た物
駒ヶ岳からだと位置のために登山者のライトは見えませんが、富士館前から覗くとライトがよく見えます。富士市から沼津市にかけての街明かりが見られます。月が照らす夜空には雲も浮かびます。





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剣が峰登り口馬の背下から見た夜景です。
中央の街明かりが富士市、左が沼津市で上には静岡市の灯りも。




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夜明けが近づき、空が白み始めました。
剣が峰もうっすら見えています。



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空が明るくなると月も街明かりも霞んで行きます。



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朝焼けの光りに西の空にも朱色が射しました。



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御来光に剣が峰が照らされ、伸びた影富士の向こうには光を失った満月がありました。



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影富士と満月の競演です。
陽が昇り空が明るくなれば満月は輝きを失い、やがて沈んで行きます。

7月19・20・21日、7月26・27日、8月15・16・17・18・19日と10日間の滞在で、最終日にやっと撮りたかったものの多くを撮らせて貰えました。

この好天は最高の贈り物です。



満月の富士山頂から : へんぽらいの祭り談義

富士山頂で月夜にしたいこと

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6月18日に富士ヶ嶺から撮影した写真です。
大きな月を何かと重ねるのが目下の私の課題です。

8月15日に富士山に登りますが、山頂で重ねるとすれば沈む月と剣が峰、昇る月なら奥宮でしょうか。



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月の昇る方角を調べたところ、今回登る15日の月の出は16時5分で剣が峰から見ると公衆トイレの方角。お鉢巡りを北に少し移動すれば、奥宮と月を重ねるのは可能かな。



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ところが、満月の8月18日では剣が峰から見てちょうど奥宮方向から18時22分に満月が昇るとの事。
これを見逃す手はありません。


前回7月20日に剣が峰から撮った写真と雲海から昇る満月を合成してみました。

奥宮と満月+800

できれば望遠でもっと大きく撮りたいものです。


ところが「二つの台風 日本へ接近の恐れ」で、台風は本州中部方向に進みそうでこの進路では台風の影響は避けられそうもありません。先のことゆえ絞りきれないとのことですが、よほど運が良くなければ台風にぶつかってしまうでしょう。

雲の上が晴れなら問題はありませんが、空が見えないような天候であれば奥宮例祭と先日鳥居講の奉納した鳥居を取材し、月や星は次の機会に望みを託して即日下山となります。

さて、どうなりますか。


3回目登ります : へんぽらいの祭り談義

富士山頂滞在記 剣が峰

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浅間大社から見ると富士山頂の真ん中に見えるのが、日本最高地点剣が峰です。



====Wikipedia剣ヶ峰(富士山)より引用====

剣ヶ峰(けんがみね)とは、富士山の最高峰であり、日本の最高標高地点3,776 mのことである。八神峰の1つでもある。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰」と書かれた石碑が建てられており、混雑期はこの場所で写真を撮るために順番待ちができることもある。この剣ヶ峰から西方向に大沢崩れが形成されており、下流では潤井川となって駿河湾へと注ぐ。
剣ヶ峰付近には富士山特別地域気象観測所が設置されているほか、山口誓子の句碑「下界まで断崖富士の壁に立つ」が置かれている。

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山頂奥宮から見ると旧測候所が間近に見られます。
何やら物足りなく思うのは、富士山レーダー※のドームがなくなったことでしょうか。



※富士山レーダー(Wikipedia富士山レーダーより引用)
富士山レーダー(ふじさんレーダー)とは、気象庁が1964年に富士山頂の富士山測候所に設置した気象レーダーとその運用システムをいう。1999年に運用を終了した。本事案は気象レーダー運用の電気技術史に残すべき顕著な事例として2000年3月にIEEEマイルストーンに認定された。




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「日本最高峰富士山剣ヶ峰」と書かれたその石碑と撮った記念写真です。
知らない方と撮りっこしました。



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奥宮から剣が峰に登る通称「馬の背」、穏やかに見えて傾斜が急です。



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火口周囲の8つの峰を廻る「お鉢巡り」の最高地点(当然ですが)。



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7月20日の朝です。御来光を見るため、剣が峰に多くの人がひしめいていました。



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剣が峰下段から奥宮を望遠で覗いたものです。
奥宮の神職が手を振っているのかと思ったら、国旗掲揚ポールの交換だったみたい。



夕刻奥宮から剣が峰を見ていた時、西から剣が峰を越えて来るガスが夕陽に照らされて微かな虹色を見せてくれました。

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越えてきたガスに、稜線の影が投影されています。



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何かの顔かな?





富士山頂滞在記 目次 : へんぽらいの祭り談義

十三夜夕景-月と剣が峰

残雪は少なくなりましたが、開山前の梅雨晴れの好機に恵まれ月の出を見に行きました。

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剣が峰と月が重なる図を思い描いて、見当はこの辺りかと思いましたが少しずれました。


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カメラと重い三脚を担いで北に走れば、剣が峰に重ねる事が出来たかも知れません。
でも、前方の歩道で撮影している人が二人居たので断念。
新たな雪化粧の秋までには、読みを磨いてピンポイントで重ねたいと思います。


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夕空の雲が良い感じでした。


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明日の月の出も晴れれば、挑戦してみようかな。



富士山と月撮影大作戦 : へんぽらいの祭り談義

富士山と月撮影大作戦 その2

剣が峰と月を重ねて望遠で撮るという作戦の、雪があって富士山が焼けてと言う状況は次の積雪まで待つことが決まりました。
でもシルエットならば夏場でも行けると言うことで、連日の出動となりました。

結果から言うと、位置が少しずれたことと雲が出て隠れてしまったことで、失敗となりました。


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出かける前には、前日北寄りで撮ったこの辺りが良さそうだと思っていました。



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ところが、早めについて周辺を見て回ると迷いも生じます。
少し南に車を置ける場所があったので、車を置いて徒歩で移動しました。



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周囲が宵闇に覆われ少し霞んでいた富士山も見えなくなり、雲に覆われているのに気付いたのはまさに月が顔を出す時でした。



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雲が切れたのはこの頃、ここで剣が峰と重なっていれば大成功でしたがどうやら右にそれたようです。



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この後、雲に飲み込まれてしまいました。



この作戦の事をfacebookにシェアしたところ、いろんなアプリやサイトをご紹介いただきました。
三尾様、河野様、辻様ありがとうございました。参考にさせていただきます。

辻様にご紹介いただいたサイト、月の出・月の入り時刻方角マップが今回の目的には向いていて使いやすかったです。

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サイトの画面をキャプチャーしました。
緑の下向き矢印が撮影ポイントで赤いラインが月の出の方向、黄色いラインが指定時刻に月がある方向です。赤いピンが目的とする場所で、目的と撮影ポイントは水色ラインで結ばれます。
これが19:00のもの。


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こちらが20:00のもの。
途中の時間の月の方向を見当で水色のラインに合わせてみると



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道路上の位置はこの辺りになります。
前日撮影したのが赤い○で示した所ですので、最初の見当が案外合っていたみたい。



位置-h

少し早い時間に撮った写真と月明かりで微かに見えた雪模様を頼りに重ねてみました。
剣が峰まであとわずかです。



位置広-h

月齢は若くても、明るいうちの撮影がやっぱりお手軽ですね。



この秋の次の雪化粧には、方角を読む練習を重ねて備えたいと思います。



へんぽらいの祭り談義 : 富士山と月撮影大作戦

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