へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

抜け殻

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

抜け殻の白い糸

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アブラゼミ羽化で白い糸が引き出される所です。
この白い糸は気管の表皮が引き出されたものだそうで、それを確かめるには抜け殻を詳細に観察すればよいとのこと。


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息子に貰ったアブラゼミの抜け殻を解剖し、開き状態にして白い糸が何処に続いているのか確かめました。体側に並ぶ気門に続いています。
気門から体内に延びる気管の表皮も脱皮や羽化で脱ぎ捨てられるもので、その気管の古い表皮が白い糸の正体です。




2年前に撮影したアブラゼミの羽化動画です。
2:37あたりから白い糸が新しい体の脚の付け根後ろあたりから引き出されるのが映ります。



気管は昆虫の呼吸器官で蝉に限らずどの昆虫にもありまので、脱皮や蛹化の際にも見る事が出来ます。

アオスジ蛹化1200

アオスジアゲハの蛹化でもこの白い線が体から引き出されるのが見られます。
写真左から
・前蛹の表皮が尾端に送られ始める。
・白い線が現れ始め、表皮と共に尾端に送られて行きます。
・皮の中で寝ていた頭部の角状突起が現れました。
・皮がほとんど尾端に送られます。
・あとは丸めた皮を振り飛ばすだけ。

アオスジアゲハ幼虫の脱皮は動画で御覧下さい。

幼虫の脱皮の際にも古い気管の引っ張り出される様がおわかりかと思います。


蚕脱皮

蚕幼虫脱皮の場合
上-脱皮前の幼虫
下-脱皮が始まり皮が尾端に向かって引っ張られ、古い気管の黒い皮が線状に見えます。

今日のアブラゼミ

夕食を終えましたがまだ外では蝉の声がやかましい。
まだ暗くはなっていませんが隣の植え込みを見に出かけました。ざっと一回り見ましたが幼虫は見つかりません。

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18:26 代わりにキンモクセイにアブラゼミの成虫が止まっていました。



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18:27 蝉の声の賑やかなカエデの上の方にも何匹か止まっていました。


本腰を入れて探そうと、2周目はライトをつけてしゃがみ込み探しました。

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18:32 うっかりすると抜け殻と見間違うのですが、伸びる前の緑色の翅脈が透けて見えるので羽化前のアブラゼミ幼虫とわかります。すでに微妙な段階で、ここを羽化場所と決めたらしく踏ん張った脚が確かに枝や葉に食い込んでいるか、体をゆっくり動かして確かめていました。
この状態では動かすと羽化失敗のおそれがありますので、あきらめて他を探します。


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18:33 するとすぐ近くでもう1匹見つけました。
これもまた枝や葉を抱え込み保持を確認している所なので、やはり手をつけられません。


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18:37 茂みの奥ですでに翅を伸ばしているアブラゼミを見つけました。
まだ空には薄明かりが残っています。けっこう明るいうちに這い出していたのでしょうか。

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参考までに、昨日見たニイニイゼミの抜け殻です。
この抜け殻は間違いなく泥にまみれているのですが、アブラゼミの幼虫や抜け殻はツルツルピカピカと油をまぶしたように綺麗でなめらか、土がついたものはごく稀です。
アブラゼミの名前の由来を『「ジジジジー」「ジージー」という鳴き声が、油で揚げる時の音に似ていることから付いた名である。』と説明する人も居ますが、いかにもこじつけめいて苦しい。
てらてらと光るゴキブリをアブラムシというように、この油をかぶったような幼虫や抜け殻ゆえにアブラゼミと呼んだという方が自然だと私は思います。

暗くなってもアブラゼミの声は賑やかです。
蝉の夏は今が盛りなのでしょうか。

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