へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

消防団

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

大規模林野火災想定合同訓練

平成31年3月16日に、富士宮市朝霧アリーナで大規模林野火災を想定した合同訓練が行われました。
消防ポンプ車3台による中継で、防火水槽から坂の上の防災ヘリ発着所まで水を送り、発着所で防災ヘリに水を補給。
防災ヘリは火点に飛来して、水を落下させました。

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水を落とし飛び去る防災ヘリです。

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貯水槽から送られた水を、中継し加圧して次のポンプに送り出す第三分団です。

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防災ヘリに給水。満水で止めの合図が出されました。

平成28年富士山御神火まつり-4 消防団

10数年前の私が消防団に在籍した当時から、富士山御神火まつりには消防団が警備で参加していました。



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赤々と火を燃やす御神火台が市街を練り歩くのですから、間違っても燃え移る事がないようコースの途中にポンプ車を配置して放水準備をして待期していたものです。




数年前から新たな仕事が増えました。



御神火台点火前に噴霧される水を通過して、御神火台と参加者を清める事です。




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このために神田川岸にポンプ車を配し、ホースを正面参道にまで延長します。



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待機中の神輿会です。
これから噴霧される水をくぐって、鳥居前で点火されいよいよ町に繰り出します。
まだ水をくぐるので、薪にはビニールがかけられています。



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正面参道両側にウォーターカーテンと呼ばれる延焼防止用の多穴ホースを配し、大量の水を噴霧して御神火台と参加者を清めます。



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水をくぐると薪のビニールが外され、いよいよ点火です。
参加8団体8基の御神火台を清めると、消防ポンプはフィナーレに向けて配置を換えます。



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8基の御神火台が市街を練り歩いている間に、消防ポンプは湧玉池の畔に場所を変えました。



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夕暮れ迫る境内の御神火台上陸地点です。
市街を練り歩き再び浅間大社に帰った御神火台は、神田川に入り流れを遡ります。
そしてここから上陸し、御神火が消されもう一度水をくぐります。



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最後8基目の御神火台が今上陸します。




水煙の中を最後の御神火台が厳かに進みます。


こうしてウォーターカーテンの大活躍で、御神火まつりは終わりのセレモニーに向かいます。


元はと言えば我が消防分団のOBが寄附してくれた延焼防止用のウォーターカーテンでしたが、一般のホースに紛れ時には慌てさせられた事もありました。
今こうして活躍の場を得て、ホースも先輩OBも嬉しいんじゃないでしょうか。

富士宮市消防団の皆さん、お疲れ様でした。



平成28年富士山御神火まつり-1 : へんぽらいの祭り談義

縁の下の力持ち、お疲れ様

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パレード参加を終えて神田川沿いを歩いていると、第三分団のポンプがふれあい広場に停まっていた。
吸管が2本神田川に配置されているのは、2方向からのウオーターカーテンで大量の水を使うためか。


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一旦帰宅し支度を調えて再訪。すでに何基かの御神火台は出発していました。
消防団で会場での撒水を担当するのは第二分団と第三分団で、こちらには第二分団が詰めていました。


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第三分団は水利の神田川にポンプ車を着け、指示に応じて放水を調節しているようでした。


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一旦放水を抑え、御幣と提灯を通します。


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その後放水圧力を上げ、水のカーテンを作ります。


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神輿洗いと呼んでいたと思います。御神火を焚く薪には覆いがかけられ、御神火台と参加者は富士山の伏流水が湧き出て流れ出した神田川の水で清められます。



夜になると再び浅間大社に御神火台が戻ってきて、そして始まるのが神田川上りです。
全ての力を振り絞って川を遡り上陸すると御神火は消され、再び水のカーテンをくぐって進み納火式に向かいます。
最後の水のカーテンも消防団第二分団と第三分団が担当。
ホースが担ぎ手の邪魔にならぬよう苦労して狭い暗渠を通すのも、以前川に配したホースが流れの力で岩にこすれ破損したからと聞きました。

縁の下の力持ち、これからも頑張ってください。

頑張れ第三分団!!

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富士山御神火まつりまで、いよいよ秒読み段階。
今年も無事に開催されるよう祈ります。

昨年の動画を見ていて思いだしたことがあります。

動画の冒頭と終わり近くに水のカーテンが出てきますが、これは私のかつて在籍した消防分団が協力して行っているもの。

使用しているのは実際の火災でも延焼防止で使用するウォーターカーテンホースという特殊なもので、水のカーテンを作って火災から近隣への延焼を防止するというものです。
いろんな催しに協力している分団の先輩が、何かの催しで試しに購入したものを分団に寄贈したもので、その特殊性からこのホースを持っている分団は他には見当たりませんでした。

近隣地域の分団で構成される方面隊では、年に1度合同訓練が行われています。
その合同訓練で起こったことは他言をはばかることもあり、今まで内緒にしておりました。
卒業し、ずいぶん年月も経ったので話すことにします。

ある年の合同訓練は田貫湖で行われ、中継で水を送るという訓練でした。
ポンプ車で汲み上げた水をホースで次の分団のポンプ車に送り、ホースの延長で落ちた圧力をポンプ車で加圧して送るというもの。
我が分団は元だったか中だったか定かではありませんが、まだ先にポンプ車が有りその筒先から湖面に放水するというものでした。ホースを繋ぎ水を送ると、なんと予想もしていなかった水のカーテンが出現したのです。それは綺麗ではありますが、大きな水漏れですから放置も出来ません。急ぎホースを裏返させて余分な吐き出しを押さえ、先のポンプに走って圧力を聞くと充分とのこと。低いようなら加圧して引っ張ってくれとお願いして、訓練はそれでも何とか無事に終わりました。巻いて収めてある状態では通常のホースと変わりませんから、補充の際に誤って紛れ込んだのでしょう。
今思い出しても冷や汗ものですが、中継の途中で大量の漏水があっても加圧して引っ張れば補えるという良い教訓にもなりました。

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今年もこのホースが活躍するようです。
先輩に寄贈された時には1本でしたが、通路両側から水のカーテンを作りたいとのことで数が増えました。担ぎ手の邪魔にならぬよう、ホースの取り回しには毎年悩んでいるようです。

担ぎ手でまつりに参加する分団員も多く手不足も否めませんが、今年もぜひ頑張ってください。
陰ながら応援しております。

行く友に

1月8日は富士宮市の成人式だった。

隣の富士宮市民文化会館では二中学区の成人式が行われ、城山区の囃子方が富士宮囃子で新人を迎え入れていた。

 

談笑する新成人だち。

 

晴れ着の娘さんたちも久しぶりの再会に話を弾ませていた。

 

新成人の記念撮影などが朝から午後まで続き、ようやく終わったところに消防団時代の先輩から電話があった。

「聞いた?」という最初の言葉で合点した。かつての消防仲間が亡くなったのだ。

 

消防団入団は私と同期、年齢は彼が5歳若く消防団活動は23年に及ぶ。三分団詰め所の移転新築、ポンプ車の新調も彼が分団長の時だった。さぞかし大変だったと思う。卒業してからは、分団の新年会などで顔を合わせるのが楽しみだった。

彼の癌が発症したのは一昨年ぐらいだったろうか。かなり危ぶまれる状態だったようだが、さまざまな治療と療法で軽快し、昨年の三分団新年会では元気な顔を見せてくれたので、安堵したものだった。

 

それがリンパに転移して末期癌で入院したという彼の見舞いに、かつての消防団仲間で病院を訪れたのは一月ほど前のこと。少しやつれた顔だったが、処方された薬の効き目か辛そうな顔も見せず、消防団時代の昔話に相づちを打っていた。

 

医師には余命を年内と宣告されたと言うが、まだ頑張るんだと言っていたとおり、正月と出初め式を見届けて旅立った。

今夜の通夜と明日の告別式を、消防仲間で揃って見送る。

 

彼のご冥福を祈りつつ

合掌

 

 

1月7日富士宮市消防出初め式報告

平成24年1月7日に富士宮市消防出初め式が行われました。

整列する団員たち。

 

表彰を受ける代表者。

 

梯操隊による梯子乗り演技披露

 

 

消防団記念撮影は2年に一度行われ、消防団O.Bということで私が承っている。消防団本部員、市長、消防長、女性消防団員、各分団の分団長などがこの写真に写る。2年前より人数が増えたと思ったら旧芝川町との合併で、分団長が増えたからだった。

 

ラッパ隊記念撮影は初めてのことだが、ラッパ隊長が勤続25年を節目に今年で退団するとのこと。私とラッパ隊長が現役のラッパ隊員だった頃、現消防団長がラッパ隊長だった。団長も交えての記念撮影は退団するラッパ隊長にとっての良い思い出になるだろうな。

 

私の出身分団第三分団の記念撮影だ。

この夜の新年会に消防委員として出席することもあり、急いで仕上げ届けた。

 

 

梯子乗り演技披露も記録のついでに三脚に据えてビデオ撮影していた。

写真を撮りながらなので時々画面からはみ出してしまうのはご容赦願いたい。

 

平成23年富士山御神火まつり-1

富士山御神火まつりは、毎年8月第一土曜日に行われます。


平成23年は8月6日が富士山御神火まつりの実施日。


夕刻より取材に出かけました。


 



富士宮神輿会が先頭を切って町に繰り出します。


 


 



浅間大社を出た御神火台は東西に分かれ、目抜き通りを進みます。


 


 



沿道から時折浴びせかけるのは、火にあぶられる乗り子を冷やす愛の水なのです。(たぶん)


 



沿道に待機する消防団からも愛の水が。


 


 



休憩中に火勢を調節します。

最初に町に出た神輿会ですが、川を上るのはしんがりとなりますので川上りまで火をキープしなければなりません。


 



神輿会の囃子隊です。ビニールは、浴びせかけられる水から太鼓を守るため。


 



女性だけの女神輿です。


 



富士宮市職員による会。


 



頭火会(とうかかい)


 



沿道で警備にあたる消防団第2分団。服の色が違うのは元2分団長で今はボーイスカウトの面倒を見ている篠原君。


 



消防ポンプ車は脇道に配置して火の警戒をしています。


私が消防団を卒業してからはや10年。在籍当時は第一方面隊の偶数分団と奇数分団が開山祭の手筒花火と御神火まつりに別れて警戒をしていた物でした。翌年には担当を交代して警備しておりましたが、たぶん今でも変わらないのでしょう。


 


夜の川上りは最近では早くから場所取りが並ぶので、練りにいつまでもつき合うわけには行きません。このあたりで別れ、川上りの会場に向かいます。


 


 


開山祭手筒花火

7月1日に開山祭の手筒花火が浅間大社境内ふれあい広場で行われました。


例年、この日にはミスコンテストも行われていたため、手筒花火の開始は午後9時頃でしたが、ミスコンテストが燈回廊の日に移転したため、時間が早まって午後8時開始となりました。


警備の消防団は、第一方面隊の奇数分団。


と言う事は、偶数分団は御神火まつりの警備にあたるのでしょう。


 






こちらは写真と並行して撮ったムービーです。


 



順次手筒に点火されます。


 



幸い風がありましたが、風向きで煙が時折押し寄せます。


 



太鼓に合わせ躍るがごとく。


 



終盤の手筒花火は配合が違うらしく、炎の色が違います。


ひときわ明るく輝き、場内を照らし出します。


 



明るい火の粉が照らし出す中、取り囲む仲間がもり立てます。


 



歓喜


 



歓喜


 



そして最後の1本。


まばゆい火の粉の中に何を見ているのでしょうか。


 



日が小さくなりやがて終演。


次の出番は地元白糸の文殊祭典。


 


ご苦労様でした。


 


 


 


浅間大社文化財防火訓練

26日に毎年恒例の浅間大社の文化財防火訓練があった。


先日日程を聞いていたのだが、同業組合の会議で静岡に出かけ取材できなかったのは残念だ。


 


一昨年の写真をご紹介しておこう。



富士宮市消防団第三分団は詰め所を浅間大社境内に置く分団なので、浅間大社の文化財防火訓練には必ず参加している。神社に事あれば真っ先に駆けつけるために、以前詰め所が西鳥居脇にあったときは道路と反対側の神社側にもシャッターがあった。


 



火災発生の報で駆けつけ、湧玉池にポンプ車を着け揚水する。


 



仮想の火点に向けて放水する。


 



楼門内のテレビや新聞に載りやすいところはだいたい本署隊が配置するんだよな。


 



終了後整列をして講評を聞く。


 


今年は取材できなかったが、例年この様に行っているので大きな違いもたぶん無いだろう。


 


私は浅間大社青年会には昭和49年1月の発会から40歳で定年退会するまでお世話になり、昭和55年から21年間消防団第三分団に所属していた。


 


1200年余の歴史を誇るこのお社を、微力ながらも守って行くつもりだ。


 


 


はしご乗り

1月8日に行われた富士宮市消防出初め式から、はしご乗りを紹介する。


 



富士宮市城山運動公園が消防出初め式の会場。


梯子隊のはしご乗り演技はまずこの会場で披露される。


雪化粧した富士山を背景に、まず梯子が立てられる。


 



はしご上で披露される演技。眺めはさぞかし絶景だろうな。


富士山を背景に、決まった!


 


 



3人が松の枝振りを体現する。


 


 



見ている方がハラハラする。


 


 



しめくくりは”火の用心三唱”だ。


 



その後、会場を浅間大社境内ふれあい広場に移して、はしご乗りを披露する。


雲一つ無い日本晴れ。最高の一日でした。


 



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