へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

祭り囃子

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

笛玉と二丁笛

近年教えもしないのに笛吹きが増え、私の居場所がなくなりました。
教えなかったのは別に笛吹きの座に固執したとか意地悪では無く、私の笛が教わったものでは無いからです。
地元町内の笛吹きに教えを請い、手ほどきを受け始めた所でその師匠が出奔してしまいました。
やむなく、菓子折を持ってあちこちの町内に笛を教えていらっしゃる名手の門を叩きました。
祭りが近づいたら声をかけるからとのことで、それを心待ちにしていたのですが、いざ声がかかった時、地元で中学生に囃子を教えている最中。
要領よく予定を割り振れば行けないことはなかったのでしょうが、それができずにとうとう行きそびれてしまいました。


https://www.facebook.com/masanori.sano/videos/997955996929076/">

富士宮市教育委員会制作「民俗無形文化財 富士宮ばやし」より1/3富士宮まつりの解説と湧玉会による囃子演奏が記録されています。

Posted by 佐野 雅則 on 2015年10月5日

「囃子は盗め」と言いますが、盗む参考にしたのが富士宮ばやし保存会湧玉会の演奏が写っている8ミリ映画でした。
この映画を作る際に演奏を録音したカセットテープがあり、それをコピーして貰い耳コピーで旋律を覚えました。
邦楽の音名は判りませんからドレミに置き換え歌って覚えました。
指使いはまさに手探りで覚えたものですから、どれだけ違っているか冷や汗もの。
だから我流の笛を、教えることは出来ませんでした。
希望するものには笛を与えましたが一切教えることはせず、その代わり見て覚えるよう練習では休むことなく吹き続けましたので、その結果女子数名が笛を覚えました。

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今日の練習風景です。
女子とは言え、気管支の弱い年寄りよりはよっぽど大きな音がします。
おや?と思ったのは、二人で吹いている時高音を張り上げ長く伸ばす音が細かく強弱に震えることです。これの事かと思いだしたのが、昔年寄りに聞いた二丁笛のこと。
うちの町内では笛吹きは昔から貴重な存在で、二人一緒に吹くことはめったに無かったようです。
そのためかご老人に聞かされた二丁笛のことも、その素晴らしさを語る時には目を輝かせ、なかば伝説化していました。

笛玉のことは師匠の門を叩いた時に師匠の親父さんから聞かされました。
親父さんもやはり笛吹きで、昔頼まれて吉原の祇園祭に笛を吹きに行ったそうです。その時、笛玉を吹いたら地元の笛吹きがどうやって吹いているか目を凝らして見ていたと楽しそうに笑い、そして全曲通して笛玉で吹く事が出来たんだと自慢げに話してくれました。

先輩からも笛玉のことはちょっぴり聞いたことがありますが、具体的にはどんなものか良くわかりません。音の断続らしいということで、唇に力を入れて見たりもしましたが綺麗な音にはなりませんでした。

師匠が他所の町内に笛を教えた帰りに会所の前を通りかかり、外に居た私を見つけると立ち寄ってくれました。
「吹いてみな。」
初めての稽古です。
緊張しながら、言われるままにテープで覚えた笛を吹きました。
何を勘違いしたか、ろくに音も出せない中学生が一緒に吹き始めました。
邪魔をするなと拳骨をくれたい所でしたが、我慢して吹き終わると、
「すっかり盗まれちゃったなぁ。」
師匠はそう言って笑いました。
その時に笛玉のことを聞きました。
「舌を上あごに近づけ、息の通り道を狭めて吹くんだ。」
狭い所を息が速く通ると、舌が波打ち息が断続する。
ホイッスルのコルク玉が息を断続するから、
「ピリピリピリ」と鳴るのと一緒です。

師匠が「富士宮ばやしの笛今昔」でこう述べていらっしゃいます。
「今年の祭りには私は各区のおはやしを聞きながら西から東まで足を運びました。それをテープに録音して楽しく聴かせていただいております。惜しむらくは、遠くまで聞こえる笛の音、又玉入を吹く笛吹きが一人も無かった事がとても残念でした。」

それを読んで以来、綺麗な玉入れを吹くことが私の目標になりました。


理屈では判っても、綺麗で明瞭に断続させるのは難しいもの。
この歳になってやっと無理なく出るようになりましたが、今度は息がもちません。

何時の日か完璧な笛玉を吹き、それを記録に残したい。
私のささやかな夢です。

平成27年神田祭 ちょっと離れて

神田祭を初めて取材したのは平成11年頃だと記憶しています。
私のWebサイト「祭にっぽん」の掲示板に岩本町三丁目町会から参加者募集の投稿があったので、浅間大社でお囃子の定例練習に集まる仲間に声をかけ参加したのが最初で、平成23年に東日本大震災で中止になるまで、その町会に5〜6回参加させていただきました。
とは言っても、私がかついだのは最初の1回だけ。その後はもっぱら写真取材に専念していました。
袢纏をお借りして祭り衣裳での同行でしたので、宮入りも排除されることなく拝殿の階段から撮影でき、祭り衣裳の効能を強く実感したのもこの時です。
きっかけとなった掲示板に投稿していただいたのが、神田囃子保存会にも所属されている堀江さんでした。
平成21年10月に富士宮市で行われた国民文化祭「お囃子の祭典」では、地元富士宮市のお囃子のルーツ江戸囃子の代表として神田囃子保存会の皆さんに参加していただく事になりました。

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ご出演いただいた時の神田囃子保存会の皆さんです。
この時は2日間2回神田囃子をご披露していただき、とても大きな刺激を受けました。

平成23年の神田祭はその年起こった東日本大震災のために中止となり、神田祭への連続参加は残念ながらそこで途絶えてしまいました。



今回お世話になる町会は初めてと言うことも有り、私服でかつぐ仲間に同行しました。

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緑の中を進む町会神輿、初夏を告げる良い光景です。
やはり、袢纏なしであまり近寄るのは気が引けます。

とは言え、今回は私服の気ままさも味わいました。
出発までけっこう時間が空いていたので、途中で合流することにして神田明神まで取材で先行することにしました。
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手子舞


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大通りで休憩する神輿


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大きな山車に遭遇


ここで昔の「江戸神輿ねっと振興社」の仲間が、お世話になる町会に集合しているとSNSでのコメントがあり、急ぎ駆け戻りました。

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以後は神輿と距離を保ちながらの同行取材。
こんな光景に目が行くのも距離を置いたおかげです。


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休憩時間の獅子舞披露も新鮮な体験でした。


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神田明神前で懐かしい神田囃子保存会の皆さんが、お囃子を披露していらっしゃいました。


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神田明神前は入場待ちの神輿で渋滞するため、私服の写真係は歩道に追いやられてしまいました。

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いよいよ鳥居をくぐる時です。
この時には予定がかなり遅れ同行した仲間はここで引き返したのですが、離れた歩道に居た私はそれに気がつかず大幅に遅れる羽目になりました。

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境内に入るにも大きく迂回せねばならず、ようやく入って遠くから写真とビデオを撮影。
町会神輿に仲間が居ないことに気付いたのは退場の時でした。

必死で集合場所に急ぎ着替えの必要がなかったので間に合いましたが、祭り衣裳さえ着ていればと痛感した祭り見学でした。
次回はたとえ袢纏は自前だったにしても、祭り衣裳は欠かせませんね。

富士宮囃子定例練習会

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夜の浅間大社拝殿前

この透き塀に囲まれた垣内でお囃子の稽古を始めたのは、浅間大社祭事係会に太鼓一式を買っていただいた昭和50年の事。当時はまだ長く続いた祭りの低迷期を抜けきれず、長期の休止で囃子方が散逸してしまったいくつかの町内が、祭りを復興するためにここにお囃子の練習に来たものでした。
それから39年経ちますが、私がお囃子を始めたのがその1年前だからもう40年。
浅間大社青年会は定年があるので卒業したけれど、その後も顔を出させていただいています。

新しいデジタル一眼レフカメラでお囃子を録画してみました。



笛を吹きました。



おおど(長胴太鼓)を叩きました。



以前コンデジで録画したもの。


録音レベルはオートでしたが、太鼓の音割れもなく笛の音も明瞭に撮れています。
コンデジでもそこそこ撮れていましたが、多少ファイルサイズは膨らみますがやっぱり音も画もきれいな方が良いですね。

鎮魂太鼓-2 子供囃子披露

平成26年3月9日に浅間大社神田川ふれあい広場で行われた鎮魂太鼓の報告です。
参加各区が一通り囃子披露を終えた後に、5区の子供たちによる囃子披露が行われました。

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最初は阿幸地区の子供たち


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見守る大人たち


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貴船区の子供たち


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見守る大人たち


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瑞穂区の子供たち


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見守る大人たち


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二の宮区の子供たち


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二の宮区の子供たち


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見守る大人たち


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神立区の子供たち


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見守る大人たち


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最後にもう一度貴船区の子供

子供は希望です。
りっぱな囃子方に育ち、祭りをになう後継者に育ってくれることを祈ります。



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7月1日 富士山世界文化遺産登録祝提灯行列

富士山山開きの7月1日、世界文化遺産登録を祝っての提灯行列が富士宮市で行われました。

 

 

提灯行列に先立ち、浅間大社楼門前では雅楽(舞楽)が披露されました。

 

出発準備をする参加者たち。

 

 

 

西鳥居から出発した一行は西に向かいます。

地元町内の湧玉宮本が、山車の上から祭り囃子で盛り立てます。

 

浅間大社前を進む提灯行列の一行。

 

 

沿道の町内神田区の囃子方が囃子でにぎわいを添えます。

 

祭りが終わるとき

祭りは終わらなければならない。

また新たな気持ちで始めるために。

 

目抜き通りでの引き回しを終え、町内に帰る山車。 

 

 

それぞれの胸に去来するのは寂しさか。

 

 

さっきまで目抜き通りで、祭り囃子も賑やかに引き回していた。

 

いよいよ終わる祭り。

胸に去来する思いもさまざまでしょう。

 

次の祭りを新たな気持ちで始めるために、きっちりと締めくくること。

大事だけれど、これがじつに難しい。

温めている創作のテーマです。 

2013吉原祇園祭のコンデジムービー 2

平成25年6月9日に吉原祇園祭を見学した際の記録です。

コンデジのムービー機能がとても重宝しました。

コンデジ侮るべからず

型遅れとは言っても、高解像度で1僖泪ロ撮影、HDビデオ撮影などさまざまな機能 がついて20,000円もしないのは驚きを通り越して申し訳ないくらいです。

 

本町区の屋台

横を八坂神社の山車が追い抜いて行きます。

いつも思うのですが、この町内の屋内の照明は素晴らしいです。

光源は露出せず、室内は均等に明るい。

 

収納場所のシャッター前に案内がかかっていました。

 

 

 

会場内の引き回しです。

 

競り合いが行われています。

住吉町は昨年もこの場所で競り合いをやっていましたっけ。

 

 

 

 

2013吉原祇園祭のコンデジムービー

 

6月9日の吉原祇園祭にて

 

 

南町区が横道で囃している所に、通りかかった和田町が山車を寄せ競り合いが始まった。

 

 

 

宮町区の山車の引き回し 

 

先生だ!

今日は持病の定期検査結果を聞きに行く。

祭りの後は準備期間からの不規則な暮らしが祟って、結果が芳しくない物だ。

今回の検査は11月2日祭り前日の採血結果だが、祭りが終わっても似たような物だったろうな。

 

かかりつけの先生のご実家は祭典実施地域で、お祭りには診療時間が短縮される様な貼り紙を見た事もあり、出てらっしゃるんだとは思っていた。

たまたまyoutubeで富士宮まつり関連動画を探していたら、先生が競り合いに出ているのを見つけた。

 

囃子やってらっしゃったんだ。

 

 

この日宵宮会場でたまたま出遭い、 10月20日発症の盲腸は、幸い炎症も治まり切らずに済んだと結果を報告したところだった。

 

youtubeで見た事は今日報告するとしよう。

 

 

笛玉と二丁笛

11月22日の富士宮囃子合同練習で

 

笛吹きは同じ町内の2人だ。

昔うちの町内の年寄りが話していた二丁笛の話を思い出した。

 

今でこそどの町内にも笛吹きがいるが、まだ低迷期を抜けだせなかった昭和50年頃には笛無しの囃子が多かった物だ。常磐区の中央公園に市役所分室があった頃、そこで湧玉会の遠藤氏が「笛吹きの育成が急務だ。」と囃子の危機を訴えたのをおぼえている。

うちの町内には笛吹きも一人いたが祭りに出てくる事も少なく、太鼓だけの囃子で曳き回す事が多かった。今でこそ笛吹きが複数いて同時に吹く事も増えたが、昔話に聞くその当時笛吹きが複数で囃す事なんて滅多になかったのだろう。

 

複数で笛を吹くと、確かに音量など厚みは増す。それに加えて特徴的なのは物理で言う「うなり」だ。同じパートを吹いていても、音の周波数は微妙に違う。その差で細かな強弱が音に表れるのだ。一つの笛なら「ぴーーーーーーー」っと鳴るところが、「ぴりりりりりりりりり」と鳴る。

二丁笛の醍醐味はやっぱりこの高音部の「うなり」なんだろう。

 

似て非なるものに「笛玉」がある。

二丁笛の「うなり」は音の細かな強弱だが、「笛玉」は音の細かな断続だ。

ホイッスルのコルク玉が音を細かく断続させ、「ぴりりりりりりり」と鳴るのと理屈は一緒だ。

篠笛では洋楽のタンギングのような息の切り方はせず、指使いや息で調節する。

「笛玉」は音の断続だから、超高速タンギングが出来れば似たものになるかも知れないが、やはり限界がある。

最初は唇に力を入れて断続させようとしたが、唾ばかり良く飛ぶ。

後日笛の名人にうかがったところ、舌と上顎を使うのだという。

練習で何とか出来るようになったが、余力を持って笛玉で吹き通すにはまだまだ。

曲の途中で一部笛玉を入れるにとどまっている。

 

11月22日の7回目の練習

にくずしの2廻り目の高音部から少しの間、笛玉で吹いている。

 

師と仰いだ名人のお父さんも笛吹きで、全曲笛玉で吹けたとうかがった。

それは無理にしても、半分ぐらいは笛玉で吹けるようになりたいものだ。

 

 


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