


何年か前、久しぶりに会った高校生物部の大先輩小林氏の第一声はそれだった。
ツマグロヒョウモンとはタテハチョウ科の蝶で黄褐色地に黒の斑点があることからヒョウモンチョウ(彪の文様の蝶)と呼ばれるグループに属し前翅の先端が黒くなっているからこの名がある。ところがこれは♀だけで、♂は黒くないのですな。前翅裏側にはうっすらと紅がさし、なかなか美しいものです。補注網を持って駆け回っていた高校時代は見かけることもなく、同級生が捕らえたという標本を見て皆でうらやましがったのを憶えている。それがモンシロチョウやスジグロシロチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミのようなどこにでもいる種類になったということ。昨今言われる温暖化など気候変化の表れなんだろうか。
今年見かけただけで2度目の来訪である。見れば食草のスミレを探して産卵しようとしている。腹を曲げて産卵したようでもなかなか卵は見つけられなかった。飛び去る直前に止まったスミレの葉からやっと卵を見つけられたが、産みやすい所は同じ所のようで、その葉にはすでに孵化し一回脱皮したツマグロヒョウモンの幼虫が居た。前回の来訪時に産みつけられたのだろうか。
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写真は上から酔芙蓉の苗で休むツマグロヒョウモン、スミレの芽生えに産卵しようとするところ、卵と幼虫です。






