へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

平成30年富士登山報告 第2日

うとうとしては目が覚めて風の音や雨の音を聴き、それを何度も繰り返していました。
早くに起きて早朝の登山者や御来光を撮ろうと思ったのですが、目覚めたのは5時半。
一昨年の8月19日の日の出が5:05でしたので大幅な遅刻です。


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外に出てみると、雨上がりの陽射しが剣が峰を照らしています。


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雲海も疎らな感じ。


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朝日ヶ岳の上にすでに陽は昇っていました。


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御殿場口登山道


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富士宮口頂上


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奥宮前


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朝の剣が峰


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体調が思わしくなく食事ものどを通らないので、撮影をあきらめてカメラを仕舞い下山することにしました。以下はスマホで撮影です。


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頂上から九合五勺に下る時、昇ってくるガスに虹が現れました。
通常の虹のスペクトルもごく淡く見えていますが、かなり白く見えます。
どうやら白虹(霧虹)と呼ばれるもののようで、水の粒が雨程度ならきれいな虹となりますが霧のように小さいと白虹となるのだそうです。


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食事も採れずに下り続け、八合目まで下りました。
修験者姿の一行とすれ違います。


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すれ違ったのはこの八合目でした。


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元祖七合の山口さんの室で休憩し食事を頼みましたが、吐き気がしてのどを通りません。
訳を話して食事を残し、トイレを済ませてまた下り始めました。


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新七合目はガスの中。新六合目まで下ればもう着いたようなものだから、両腿はぱんぱんで疲労が蓄積しているけれど、最後の一頑張りと自分に鞭打って下ります。

新六合目がすぐそこに見えた所で、ツアーの団体とすれ違いました。参加者が多いので、半分で後続を止め道を譲ってくれました。昨年なら通り過ぎるのをじっと待っていたものでしたが、私の前を行く人が急いで下り始めたのにつられ、急いで下り始めたとたん足を滑らせ尻餅をつきました。立ち上がった所で足を踏み外し、体勢を崩して落ちたり転がったり。
最後はアゴと口を石にぶつけて止まりました。
心配して駆け寄った方が脚は折れてないかと心配してくれましたが、骨折はないので大丈夫だと告げました。しかし脚の疲労から、しゃがんだらなかなか立ち上がれません。引き起こしていただきやっと立てました。新六合で休んで様子を見るようアドバイスを戴き、「お騒がせしました」と頭を下げ、下りました。骨折はないけれど、打撲だらけだろうなどと思いながら新六合目にたどり着きました。
ここでさっきの失態を見ていた方が、心配して声をかけてくれました。
礼を言い、ベンチで休みながらリュックの中のカメラをチェックしました。

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新六合目から見た東富士演習場です。
下る間、6時半頃から始まった演習の音が響いていました。
少し前には演習の煙も見えていました。


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転倒打撲のダメージがないことを確認し、リュックに入れたカメラも正常に動作するのを確認しました。


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新五合目が見えました。


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ここで12時13分。6時前には下り始めたはずだから、下りでも6時間以上かかってます。
時間がかかりすぎですね。


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登り口で富士山保全協力金に協力。


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車で下り始めたのが、12時25分でした。


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今回の登山の目的でもあった御朱印です。
浅間大社で戴いた山開きの7月10日限定朱印、天皇陛下ご即位30年の朱印、富士山頂奥宮の朱印2種、久須志神社の朱印2種です。

もしかしたら、派手な転倒が軽度の打撲で済んだのは、御朱印の御利益だったのかも知れませんね。

来年は早くからトレーニングして体力と筋力の増強に努めます。
とりあえず70歳の高齢者登山を目指します。

平成30年富士登山報告 第1日

浅間大社奥宮例祭の取材で15日には登る予定を立てていましたが、体調が思わしくなく延期となりました。体調が回復したので浅間大社に伺った所、台風が続けざまに来ているというので、その前の20日ならと言うことで了解が得られました。
昨年の登山1回目が11時間、2回目が13時間半と体力のない所に荷物(カメラ関連機材)が重く時間がかかりすぎたこともあり、昨年に懲りて浅間大社の荷物と共にブルで運んでいただきました。

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新五合目でガスの切れ目から見た富士宮市方面です。

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お昼頃には山頂に着いたけれど、天候は芳しくなく晴れたかと思えばガスにすぐ覆われました。

そこで、久須志神社(山梨側吉田口)に居る小西さんに神社の以前ガラス乾板から反転したデータやアルバムを複写した古写真の使用許可をお願いに行くことにしました。

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久須志に向かう時の、銀明水です。

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銀明水近くの火口側を覗きました。右側に突き出た岩塊が、魚か爬虫類の顔のように見えます。

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朝日ヶ岳と伊豆ヶ岳間から火口越しに剣が峰や白山方向を望む。

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火口越しに見た小内院と白山。

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吉田口頂上の山室街が見えました。

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吉田口頂上の山室街。

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久須志神社に到着しました。増築工事の最中でした。

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小西さんに会ってお願いし、写真使用について快く了承していただきました。

帰りは金明水から大沢崩れ源頭部、剣が峰を通って奥宮に帰りました。

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久須志岳の山頂案内

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久須志岳にあった首なし石像です。明治期の神仏分離、廃仏毀釈の際に壊されたものでしょうか。

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金明水です。

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金明水から小内院側に行った所で、御縁年の一昨年には水が溜まっていた場所です。
今年は水がありませんでした。

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小内院と雷石、シャカの割れ石です。

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小内院から火口外縁に登って振り返った所です。中央付近が久須志岳でその右に向かって大内院から崩落が迫っているようです。

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剣が峰東の坂、馬の背です。
なんだか足場が悪く滑りそうで、右側の柵沿いを下りました。
ガスが濃くなり、南から吹き付けるガスがメガネに結露して前が見えません。
やむなくメガネを外して歩きました。年とったのかな、近眼の度が少し軽くなった感じがしました。

結局、ガスは深夜まで続きましたので、星空の撮影はあきらめました。

平成30年富士山本宮浅間大社流鏑馬祭ムービー

遅くなりましたが、今年平成30年5月5日に行われた浅間大社流鏑馬祭のムービーを、やっと編集しアップしました。
流鏑馬祭神事、古式流鏑馬、練行、神事流鏑馬(小笠原流流鏑馬)を、奉仕者の視点で記録した物です。一人で撮っているので写真主体で、ムービーは三脚に据え撮り出来るものに限られます。

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平成30年富士山本宮浅間大社流鏑馬祭ムービー祭にっぽんにアップしましたので御覧頂けたら幸いです。

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古式流鏑馬で大社役員と諸役の整列です。


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古式流鏑馬の行いです。


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古式流鏑馬の本乗りです。


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練行の行列が浅間大社前を通過します。


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神事流鏑馬の流鏑馬と騎射が行われました。


ムービーは写真のスライドショーとビデオを合わせた物で、一人で撮っているものですから多少の欠落がありますがご容赦下さい。

バーチャル千社札 交換札納札所始めます

昔ネットで浅草うまいもの会の「<a href="http://www.asakusa-umai.ne.jp/senjya/senjya-02.html" target="_blank" title="">バーチャル千社札</a>」なる企画がありました。応募したところ、載せていただき今でも見る事が出来ます。

これは住所と名前だけを簡易アレンジしていただいたのですが、それぞれが趣向を凝らした交換札でやったなら、もっと楽しい物になるのでは無いかと思います。

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<a href="http://maturi.info/" target="_blank" title=""><b>祭にっぽん</b></a>のコンテンツとして、<a href="http://maturi.info/archives/2049" target="_blank" title=""><b>交換札納札所</b></a>というバーチャルな納札所を作りました。
縮小データをメール添付で送っていただき、それをご紹介します。

現在試行中のため、ちょっと札の表示が大きすぎるかな。
サイズについてはも少し縮小して表示するようになりますが、じわじわと参加者が増えてくれればと期待しています。
ご参加いただけましたら幸いです。

浅草うまいもの会のバーチャル千社札のように、サイトが続く限り長年にわたり削除せず掲載し続けるようにするつもりです。
多様な交換札が集まることを期待していますが、情報が広まるには時間がかかるかも知れません。
焦らずに気長に続けてゆきます。

閲覧に支障を来すほどの参加があったなら、切りの良い所で古いものをアーカイブにまとめようかなどと勝手に妄想を膨らませています。

同行の皆様のご参加をお待ちしております。

バーチャル千社札ー交換札納札所始めます。

昔ネットで浅草うまいもの会の「バーチャル千社札」なる企画がありました。応募したところ、載せていただき今でも見る事が出来ます。

これは住所と名前だけを簡易アレンジしていただいたのですが、それぞれが趣向を凝らした交換札でやったなら、もっと楽しい物になるのでは無いかと思います。

交換札納札800

祭にっぽんのコンテンツとして、交換札納札所というバーチャルな納札所を作りました。
縮小データをメール添付で送っていただき、それをご紹介します。

現在試行中のため、ちょっと札の表示が大きすぎるかな。
サイズについてはも少し縮小して表示するようになりますが、じわじわと参加者が増えてくれればと期待しています。
ご参加いただけましたら幸いです。

浅草うまいもの会のバーチャル千社札のように、サイトが続く限り長年にわたり削除せず掲載し続けるようにするつもりです。
多様な交換札が集まることを期待していますが、情報が広まるには時間がかかるかも知れません。
焦らずに気長に続けてゆきます。

閲覧に支障を来すほどの参加があったなら、切りの良い所で古いものをアーカイブにまとめようかなどと勝手に妄想を膨らませています。

同行の皆様のご参加をお待ちしております。

貧者の放送局 ナローキャスター

貧者の放送局
「インターネットは貧者の放送局だ」
そんな言葉が胸に響いた。

情熱さえあれば、貧しいものでも世界に発信出来ると言う。

折しも郷土富士宮市は、狂信的なテロリストの巣窟であるかのような前置き付きで呼ばれていた頃である。
美しい富士山に見守られ、清き水と自然溢れる美しい郷土が踏みにじられた。
それが何より悔しかった頃だった。

我が故郷
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我が郷土は朝夕に富士山を仰ぎ、富士山を神体山と仰ぐ富士山本宮浅間大社の門前町として富士登山の起点として古くから栄えた。
境内地には富士山の伏流水が湧き出る湧玉池があり、コノハナサクヤヒメノミコトが火に打ち勝つ水徳の神ということから、1200余年昔に山宮からこの地に遷座されたものだろう。
1年を通して水温13℃という湧水は夏は冷たく、冬は温かいもの。
この清冽な水がこの町の中心をなしている。

幸いなことに、小学校中学校通学には浅間大社境内を通学路とし、湧玉池のニジマスに給食のパンを投げ与え、アブラハヤの稚魚をメンジャッコと呼びアルマイトのカップでそれをすくって遊び、それがメダカだと信じて疑わなかった。

春秋の祭りにはこの境内一杯に露店が立ち並び、香具師の口上や見世物小屋が記憶に残っている。
子供の頃は、祭りというものは浅間大社境内一杯に軒を並べる露店を、見て歩くことだった。
町内の屋台の曳き回しもあったけれど、子供は綱を引いて踊るだけでそれには特に魅力も感じなかった。

青年団
そんな私だが、成人して郷里に帰り青年団にしつこく勧誘を受け嫌々入団する事になる。
最初の祭りで飲み屋を連れ回された時のこと、最後に訪れたある飲み屋で奥に客で居たホステスが
「ちんけな酒飲んで、粋がるんじゃ無いよ」
と毒づいたことで一人が激昂し、カウンターに飛び乗って走り寄ると料理や飲み物を蹴り飛ばした。女将が慌ててどこかに電話をすると、強面のお兄さん方が店に現れる。別の先輩がそこに突っかかる所を、背面両脇から手を入れ抱え上げて店の外に連れ出した。店外に放置して他の先輩方と帰宅したので、どうなったか後のことは知らない。
これが青年団活動の序章で、それから次々と襲い来るトラブルによく逃げ出さずに来られたものだと思う。
しかし、とんでもない所に来たものだ。

祭り囃子
そんな青年団活動だったが、嫌なことばかりでは無く、囃子に魅力を感じ囃子方になった。
とは言っても、手取り足取り教えて貰える訳では無く、先輩はたまに顔を出すぐらいで、歌を紙に書いて壁に貼りもっぱら独習だった。きんどをマスターしても、おおどがたまにしか顔を出さない。おおども独学で何とかマスター。
きわめてたまにしか顔を出さない笛吹きに教えを請うが、道囃子を教わった所で居なくなってしまう。
湧玉会で笛を吹く有賀さんの門を叩くと、快く了承していただき時期になったら声をかけていただく事になる。ところが、声がかかったときには子供達の囃子を見なければならず、とうとう行けずじまい。
録音を入手し、手探りで音を拾い、何とか吹けるようになる。

囃子修行中から子供らに囃子を教えるが、筋が良く期待していた子供が就学就職で帰ってこない。

よし、こいつ等にメッセージを送ろう。
そしてホームページ作りが始まった。

始動
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郷土の今、初詣、節分祭、神田川ます釣り大会、花盛りの浅間大社、流鏑馬祭、御田植祭、御神火まつり、宮おどり、秋季例祭等々を写真で載せる。


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季節ごとの富士山の写真を載せる。

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懐かしい場所から見た故郷の写真を載せる。

富士宮市の良さを広く多くの人に知ってもらうと言う意味ではブロードキャスト(広報)なのだが、此処から他所に出た若い者達に里心を起こさせようという狙いからは、かなり絞られたナローキャスト(狭報)だと言える。
貧者の放送局としては、目的を絞ったこのナローキャストに力を注ぎたい所だが、ついつい欲が出て間口を広げてしまう。

拡大と収束
複数のwebサイトに2つのブログ、TwitterにFacebook、Mixi、Google+と広げすぎて多くは放置状態に近い。まともに管理出来ているのはFacebookぐらいだが、これとてもWebサイトに準ずるFacebookページと複数のグループがあって、少し整理する必要があるのではと思っている。
間口を広げるとどっちつかずになりがちなのだが、行き詰まったときの逃避場所にはなった。逃避している間、別のページは更新が行われず、気がつけば長い放置。そんな所にきつい気付け薬だったのは、データベースのバージョンアップに失敗してWebページの多くが失われたこと。
長期の不更新や繋がらぬサイトは過去の実績も消え去り、新規に構築したしたサイトへのアクセスは激減した。数限りなく広がり続けるインターネットの海に埋没してしまうのではと不安にもなる。

ナローキャスター
再出発だ、一人の観光案内。

どれだけのことが出来るかは判らない。
でも、コツコツと積み上げてゆけば、ご縁も出来るだろうし人目にも触れることが出来るだろう。データベースを変更し、古いデータも掘り起こし復旧と新規投稿で少しずつでもボリュームを増してゆく。焦らずに生涯の仕事として続けてゆけば、多少なりとも故郷に貢献出来るのではなかろうか。

ナローキャスターとして、欲をかかずに郷土の良さを、郷土の祭りを発信してゆく。

遠音に目次をつけ、章ごとに読めるようにしました

遠音という物語をwebに発表しました。
原稿用紙100枚程度の創作です。
長年関わって来た富士宮まつりと富士宮囃子を題材に、祭りをいかに残し伝えるか、いかに関わりいかに個々の祭を終えるか考えてみました。

遠音 祭りが終わる時

遠音 祭りが終わる時 目次

目次にはジャンプ出来るよう章ごとにリンクし、簡単な解説をつけました。



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4.別れ解説より

墓参りした人は何に向かって祈るのだろうか、墓地?墓標?それともお骨?
墓標は標(しるべ)に過ぎず、お骨は抜け殻に過ぎない。
亡き人を極楽浄土や天国に引き上げてくれと神仏に祈るのか、亡き人を思い浮かべて語りかけるのか。

標が無ければ祈れない、という物でもあるまい。

死んだら無くなってしまうのだろうか、燃え残った骨(こつ)を遺して。
親交のあった人たちにはイメージが強く刻まれていて、何時だって思い出す事が出来る。
だから、誰かに思い出されるうちはまだ消滅していない。
実体は無くても、まだ存在しているんだ。

だから、君が思うとき、僕はそこに居る。
まだ消え去っては居ないんだ。



遠音 祭りが終わる時 発表

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長年暖めていた富士宮まつりを舞台にした創作で、笛吹きになれなかった男の、祭りに対する恩返しの物語です。
原稿用紙100枚ほどのお話を一気にアップしましたので、時間があるときにでも読んでみて下さい。
感想など頂けましたら幸いです。
シェアやフォローで広げていただけたら嬉しく思います。
http://maturi.info/archives/1594

遠音 祭りが終わる時 発表

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長年暖めていた富士宮まつりを舞台にした創作で、笛吹きになれなかった男の、祭りに対する恩返しの物語です。
原稿用紙100枚ほどのお話を一気にアップしましたので、時間があるときにでも読んでみて下さい。
感想など頂けましたら幸いです。
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http://maturi.info/archives/1594

7月の祭り動画を集めてみました

祭にっぽんに、動画共有サイトYoutubeから7月の祭りの動画をランダムに拾い集めて見ました。
数もあるので飽きないように、あまりに長いものは避けせいぜい10分以内の物にしました。

7月動画ショート

7月の祭り動画

お楽しみいただけましたら幸いです。

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