我が家の3匹の猫はなかなか野性的で、日に何度もトカゲをくわえて帰ってくる。裏庭のトカゲは、どうやらもう取り尽くされてしまったようだ。

今朝はインディーが、ヒヨドリの雛だろうか、くわえて帰ってきたがすでに絶命していた。この時期は鳥も巣立ちの時期なのだろうか、飛翔のおぼつかない若鳥は猫の恰好の標的らしい。



夕方カラスの鳴き声が喧しかったので庭に出てみると、我が家のテレビアンテナと隣家のテレビアンテナに2羽のカラスが止まり大声で何かを威嚇している。

その内に何度か飛び立っては何かを攻撃していたようだったが、人に気付くとどこかに飛び去った。



屋根からブロック塀づたいに庭に駆け下りてきたのは我が家の飼い猫トラキチだった。

幸い怪我はないようだったが、あのカラスたちの標的になっていたのは間違いない。



家の飼い猫のチャーが、カラスの若鳥をくわえて帰ってきたのが、つい先日のこと。外では親のカラスだろうか、大きな声で騒いでいたが、火ばさみで猫から取り上げた時には若鳥はすでに絶命していた。



カラスは案外知能が高いと聞く。また、繁殖期には雛を守るために巣の近くを通る通行人を襲ったりするのもテレビで紹介されていたくらいだ。子煩悩というかかなり親子の情愛は深いようだ。その子供が猫に狩られ死んだとあっては、仇の猫を見れば攻撃を加えなければいられないのだろう。家内もトラキチが襲われるのをみたと言うし、近所のご婦人もチャーがカラスに攻撃されているのを見たのだそうだ。



しかしこれからも猫どもは懲りもせず屋根に登るだろうし、カラスもしばらくは攻撃してくるのだろうな。

どちらも怪我がなければいいのだが。