先日見つけたツマグロヒョウモンの蛹がそろそろ羽化するのではと鉢を覗き込んだら、すでに羽化した後で、抜け殻が風に揺れていた。


 



金色に輝いていた背中の突起も輝きを失い、虚ろにくすむ。


どうやら無事に羽化し飛び立った物らしい。


 



蛹を見つけたのが5月9日。


間がよければ羽化の写真でも撮ろうかと思っていたのだが、すでに旅立っていた。


何とか無事に羽化できたようだ。


 


幼虫時代には鳥、蜂、カマキリ、クモなどさまざまな天敵に脅かされ、鎧をまとった蛹時代にも寄生蜂や寄生バエ に脅かされる。


無事に蝶になり飛び立てた事は、かなりの幸運といえる。


 



風薫る五月の空に颯爽と飛び立ったのだろう。


 


まだ裏庭にはタチツボスミレもある。


里帰りしてくれる事を祈る。