28日に届いたiPadは、好調に動いている。


 


昨日はお客様が待合室のPCのスクリーンセーバーに映る富士山の写真に興味を示したので、iPadに取り込んだ写真で説明した。


 


スタジオ撮影の見本ビューアーとしてこれは画期的だ。


台紙に貼った撮影見本だと、一部の見本を広げるにもテーブルが足りないが、これなら分類毎に迅速に選び出し閲覧できる。直感的な操作は有効で、簡単な説明ぐらいでお客様本人に自由にあちこち見てもらえる。


 



今日はサンプルをiPhotoに取り込み、iTunesで同期させ転送する作業をした。


 


webサイトも見て貰うには手頃な画面サイズだ。


様々な機能の業務での活用はじっくり考えてゆく。


 


 


 


パソコン歴はかなり古い。


最初のパソコンが富士通のFM-7だった。


 


これさえあれば何でも出来るといううたい文句に惹かれ、購入してみればしたいことをするには全てオプション購入が必須、みたいな状況だった。


字が下手というコンプレックスがあるので、ワープロには特に惹かれた。しかし当時のパソコンでワープロを使うには漢字ロムを購入しなければならず、高価なソフトもまた然りだった。


 


貧乏人は努力をするしかないので、雑誌に載ったプログラムを寝る間も惜しんで打ち込んだ。ダンプリストという意味不明な16進数の表を打ち込むのだが、入力ミスはつきもの。入力後のチェックサムでの間違い探しも大きな手間で、動くまでにはずいぶんと時間がかかった。しかし、苦労しただけにプログラムが正常に動いた時の感動といったら、それは大きなものだった。


最初はカセットテープにデータを保存していたものだ。


それがフロッピーディスクになり、CDになる。


付録にCD-ROMが付くようになって、ようやくそんな手間は要らなくなった。


 


16x16ドットで大半は簡略化された漢字だったが、それでも文書作成にはよく働いて貰ったものだ。


 


だから、美味しいうたい文句は差し引いて考える。


 


iPad評も礼賛の声ばかりでは、購入してから不満に思う人もあるだろうから、気付いたことを憶えとしていくつか書いておく。


 


iTunesの使用は必須だから、パソコンがなければ使えない。


WifiでiTunes(app store)からアプリをインストールするので、携帯電話の電波を使用する3G対応機であっても無線LAN環境が必要。当然高速インターネット環境も必須だ。


私の場合、幸い環境的には整っていたので、到着後すぐに使うことが出来た。


 


Macの場合は対応するOSのバージョンが1.5以上だとのことなので、要注意。


 


本体の形状は背面に緩やかな曲面があるので、テーブルに置いた時の安定感が少し損なわれている。

滑りやすいのに取っ掛かりがない。手に持った時の滑り止め対策が何か必要。

同時に購入した専用ケースに入れてみたところ、滑る感じはかなり軽減された。滑り止め対策としてはかなり有効だ。




立てた状態で充電時に挿しておくドックだが、専用ケースに入れた状態ではケースの厚みが邪魔をしてコネクターがはまらない。無理をするとコネクター部分が破損するおそれがあるので、ドックに挿す時にはケースを外す必要あり。


要注意。



タッチパッド画面は、あまりにきれいな滑面のためか指紋などが目立つ。


保護フィルムのようなもので軽減できるのではないだろうか。


 


 


新しい革命的なツールである。


多くの機能のどれを組み合わせるか、使い方はユーザーが考えれば良い。


日本語アプリの充実は、発売されたこれから急速に進む。


 


楽しみだ。