11月3日から始まった富士宮秋まつりは終わり、片づけと座敷払いも済んで日常に戻る所だ。
祭りと片づけは好天に恵まれ幸いだった。
わが町内では任意の祝儀により祭典が運営されるので、雨で運行が出来なければ大赤字は間違いない。この好天のおかげで祝儀は順調に集まり、収支も何とか収まりそうで会計としてはほっとしている。
若い祭り仲間二人が亡くなり、会所係を務めていたご老人方も一人亡くなり何名かは病気や体調不良で休まれた。かく言う私も風邪や喘息で準備期間の半分ほどダウンしていた。
次の時代を背負うべき世代が少なく、先行きに大きな不安がある。
課題ばかりが目についた祭りだった。
そうは言うものの、悲観しているわけではない。
無理をせず出来る方法を考えれば、祭りを楽しむ事は出来る。
山車を引き回す事だけが祭りじゃない。
一人で出来る事には限度もあるが、置き山車で祭りを実施した時代もあるのだから、子供の囃子で太鼓を担いで町内を巡ることだって良い。
囃子方さえ絶やさなければ祭りの火は伝えられる。
その覚悟はある。