午後かかってきた電話ではっとした。


 


「お宅の茶色の猫○○を散歩中ですか?」


 



 


どういう事だろう。


先月1匹の猫がいなくなってから、動物病院で購入した首輪に名前と連絡先を書いた札をぶら下げるようにしたのだが、まさか事故にでも遭ったんだろうか。


 


おそるおそる聞いてみたら、近所でわが家の猫を見かけ迷子かどうか気になったとのこと。ほっとして家が近くで散歩の最中ですと答えた。


お礼を言うべきだったと後で気がついたが、ごめんなさい。


とっさの時に気が回らないものですから。


 


名前と電話番号を書いた札の裏側に「電話お願い」と書いてあったからだった。


首輪の札までしっかり見てもらったのは、たぶん警戒せずに近寄らせたからで猫好きの女性だったのだろう。


 


お気遣い感謝申し上げます。