iPhoneやiPadでテレビが視聴できるという機器がある。

地上波デジタル化のおかげで古いテレビが使えなくなり、居間のテレビ で気に入った番組が終わるまで見ているとついつい寝不足になる。寝床への移動もおっくうとなり、こたつでそのまま眠ってしまうこともしばしば。体に良いわ けは無い。値段がこなれてきたとは言え、寝室用にわざわざテレビを買うのはもったいない。

で、飛びついた次第だ。

複数の視聴は同時には受信できないが画質はとてもきれいなもので、ワンセグチューナーで見る物とは雲泥の差だ。

たまに途中終了することもあるが、電波の干渉などでもあるのだろうか。

 

一 つ残念だったのはBS受信もできるとの触れ込みが、実はBSアンテナへの給電機能が無いので別途用意する必要があるということ。BSアンテナには電気を供 給する必要があるというのは、分配器を購入する際に覚えたこと。だからBS用の分配には全端子電流通過型分配器というものを使用する。

電源 供給機能が無いから別途用意が必要ということは問い合わせて判ったことで、担当者からはアンテナメーカーの製品を紹介された。説明書をよく読んだら注意事 項に小さくBS・CSアンテナへの電源供給には対応していないとの記述があったが、使用法についてはその辺りの説明がされていない。まさか意図的に説明し なかったわけではあるまいが、不親切というか不備というか大いに不満の残るところだ。

電源供給器が安いものならと思ったが定価で1万円以上、実売価格でも数千円する。

けっこうの価格だ。購入するのもなんだか腹立たしいので思いとどまった。

 

テレビやビデオでは特に電源供給する機器が無くても、意識せずケーブル接続だけで受信できる。これは電源供給機能が内蔵されているため。

だからビデオデッキを経由したアンテナケーブルにはビデオデッキから電気が供給されているのではと閃いた。

 

ビデオデッキを経由したアンテナケーブルをチューナー機器に繋げたらこれが大正解で、BSを認識し受信することが出来た。

ただし、ビデオデッキの電源が入っていない場合は電気が供給されないので受信できない。

テレビでのBS受信は、BSアンテナの分配器で分けたものをテレビにつなげば良い。

 

なんだ、ビデオデッキが使えるじゃ無いか。

闇雲に電気屋に走らずにいたのが正解だったな。