3月21日に浅間大社に所用で出かけたところ寒桜が見事に咲いていた。
ここだけ見たらまさしく爛漫の春だ。
しかしソメイヨシノはまだつぼみも堅く、卒業に桜というイメージは少なくとも
富士宮市ではあたらない。
例年富士宮市での桜の盛期は3月末から4月の初め。
だから卒業には間に合わず、入学には散り始めるくらいだ。
この年になっても鮮やかに思い出すのは、散り始めた桜の下を母親に手を引かれ小学校の入学式に向かったことだ。
今日現在の浅間大社馬場の様子だ。
"桜の馬場"と呼ばれる境内東西に走る道は、流鏑馬にはまさしく馬が走る馬場となる。馬場の両側には桜が植えられ、盛期には見事な眺めを見せてくれる。
これが桜の盛りだ。
裸の木々が一斉に花をまとう。
沈滞の静から一気に萌え動き始める。
もの皆全てが動き始める始まりの春だ。
もう少し、もう少しで全てが始まる。
今は期待してそれを待つ。