HDR(ハイダイナミックレンジ )と言う言葉をご存じだろうか。

ダイナミックレンジというのが識別可能な信号の最小値と最大値の比率で、通常のダイナミックレンジでは極端な明暗まではカバーできないものだ。

そこでカバーできるようにするために明部に露出を合わせた写真、ノーマル露出の写真、暗部に露出を合わせた写真を用意して画像ソフトで合成し、明暗広範囲をカバーする写真を作成したのがHDRイメージだ。

ズレの無い写真を撮るために三脚を使用するなど手間もかかる。

これを1回のシャッターで作成してしまおうというのが、カメラに用意されたHDR機能だ。

 

梅雨明けの7月8日に撮影したもの。

画面少し右に積乱雲の向こうに富士山が隠れています。

 

ノーマルモードで撮影したもの。

 

彩度が強調されすぎのきらいはあるものの、ハイライトの空の階調、暗部の階調などがくっきりと描き出されているのが判ると思います。

 

HDR処理をソフトで行うとすれば高機能の画像編集ソフトが必要ですが、ソフト代金ぐらい、あるいはそれ以下の価格でHDR機能搭載カメラが買えてしまいます。

少し前の機種と言うこともありますが、PENTAX X-5はいい!

 

単三電池仕様というのも気に入っています。エネループなどの充電電池使用で繰り返し使えます。

チルトモニタでは人混みでカメラを頭上に構えてもモニタでフレーミングを確認しながら撮影できます。

電子ビューファインダーは明るい野外でモニタが見にくい時に助かります。

広角から望遠まで26倍ズームでカバー。お月様だって大きく写せます。 

ハイビジョンに対応した動画をノーマルモード、ハイスピードモード、時短モードで撮影できます。