夕食を終えて外に出てみると、おや?と思った。

いつもはまだまだ賑やかだった、蝉の声がしない。

それに代わって、ヒリヒリとアオマツムシの声が聞こえる。

ようやく酷暑から秋めいてきたものかと、ほっとする。

 

 

いつもの巡回コースを歩いてセミを探してみると、羽化途中のアブラゼミに遭遇した。

いつもならまだセミの声が賑やかに聞こえている所なのだが、今日聞こえてきたのは樹上から降ってくるアオマツムシの声だった。

そういえば、初めてアオマツムシの声を聞いたのはこの市民文化会館が出来たばかりの頃で、この蝉が羽化しているそばのベンチで聞いたんだっけ。

 

ようやくセミから秋の虫へのバトンタッチかな。