セミが翅を得て成虫になる最大の難関が、羽化なんでしょうね。

殻を脱いだばかりの柔らかな翅や体はアリにとっての恰好の標的らしく、セミもアリには警戒しているようです。

這い回るアブラゼミの幼虫

いつもの場所で、這い回るアブラゼミの幼虫に出会った。そのけっこう早いこと。こけつまろびつ大敵のアリを蹴散らしダンゴムシを踏んづけて、足早に遠ざかっていきました。

Posted by 佐野 雅則 on 2013年7月26日



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羽化を撮影している時の事です。やっと見えるほどの小さなアリが殻から抜け出たばかりのセミの体を這った時、セミはパニックに陥り逃れようと身もだえしました。落下の危険を感じアリを追いはらったので何とか無事に羽化出来ましたが、群れで襲われたらひとたまりもありません。追い落とされてアリの餌食になっていたでしょうね。

動画はスマホで撮ったものですが、セミの慌てぶりからもアリの脅威が見て取れます。