先日保護したツマグロヒョウモンの7頭*の幼虫が次々と蛹化を始めました。
前蛹**が蛹になるところを粘って撮影しましたので、先ずは写真でご紹介します。
このツマグロヒョウモンの前蛹期間は1日ほどとそれほど長いものでは無いので、注意深く見ていればその経過を観察することが出来ます。
とは言え、ちょっと目を離したすきに皮を脱ぎ捨て蛹になっていることが多く、今日も次々に蛹になってしまいました。でも、7頭中5番目の蛹化シーンをやっと撮ることが出来ました。

始まりの目安は背中の棘で、背中に立っていた棘が倒れ中の赤味が抜けた時には、幼虫時代の皮が尾端に向かって押しやられている所です。

尾端寄りの棘から倒れ始めました。

頭部寄りの背中が割れ、蛹の体が覗きます。

皮が押しやられ、頭部も見えます。

尾端に押しやられた皮の固まりを、体を激しく旋回させ破って振り飛ばします。

蛹の体が現れました。

腹節を圧し縮め、翅になる部分を圧し広げます。
蛹の形が整いました。

時間が経つにつれ、蛹は色づきます。
個体によって色は様々ですが、これは色の黒いタイプでした。
下部頭寄り背面の5対の突起は羽化したばかりではまだ乳白色ですが、日が経てば黄金の輝きを見せます。
8日ほど後には羽化が見られますが、そのタイミングも棘から変じた黄金の突起が教えてくれます。

青黒くくすんで中に空洞が見られれば、いよいよ羽化の始まりです。
*頭(とう) = 昆虫を数える時にも牛や馬を数えるように、1頭、2頭と数えます。
**前蛹 = 幼虫から蛹になる直前に、糸を吐いて台座を作る、糸を吐いて帯を作るなど準備を整え、ほぼ蛹の姿勢をとって静止し準備をしている段階です。
前蛹**が蛹になるところを粘って撮影しましたので、先ずは写真でご紹介します。
このツマグロヒョウモンの前蛹期間は1日ほどとそれほど長いものでは無いので、注意深く見ていればその経過を観察することが出来ます。
とは言え、ちょっと目を離したすきに皮を脱ぎ捨て蛹になっていることが多く、今日も次々に蛹になってしまいました。でも、7頭中5番目の蛹化シーンをやっと撮ることが出来ました。

始まりの目安は背中の棘で、背中に立っていた棘が倒れ中の赤味が抜けた時には、幼虫時代の皮が尾端に向かって押しやられている所です。

尾端寄りの棘から倒れ始めました。

頭部寄りの背中が割れ、蛹の体が覗きます。

皮が押しやられ、頭部も見えます。

尾端に押しやられた皮の固まりを、体を激しく旋回させ破って振り飛ばします。

蛹の体が現れました。

腹節を圧し縮め、翅になる部分を圧し広げます。
蛹の形が整いました。

時間が経つにつれ、蛹は色づきます。
個体によって色は様々ですが、これは色の黒いタイプでした。
下部頭寄り背面の5対の突起は羽化したばかりではまだ乳白色ですが、日が経てば黄金の輝きを見せます。
8日ほど後には羽化が見られますが、そのタイミングも棘から変じた黄金の突起が教えてくれます。

青黒くくすんで中に空洞が見られれば、いよいよ羽化の始まりです。
*頭(とう) = 昆虫を数える時にも牛や馬を数えるように、1頭、2頭と数えます。
**前蛹 = 幼虫から蛹になる直前に、糸を吐いて台座を作る、糸を吐いて帯を作るなど準備を整え、ほぼ蛹の姿勢をとって静止し準備をしている段階です。