合成です。
「月を大きく、何かと一緒に写したい。」
それが最近の念願で、少しずつ準備を進めてきました。
こんな写真を撮るために、今はデータ集めをやっているところです。
大きく撮るために望遠レンズにテレコンバーター2倍使用と、ちょっと無理をしています。
月を何かと絡めるなら、ここまで無理して大きく撮ることもありませんね。
冒頭合成写真の元写真です。
出かけたのが間に合うかどうかと言うぎりぎりの時間でしたので、事前検討や準備が出来ていませんでした。カメラ位置が右に来すぎ、時間も少し遅れています。
元写真の撮影データから時間を見ると18:37:23です。
思うように剣が峰と月を重ねるには、ピンポイントで月が顔を出す場所を特定しなければなりません。
こよみのページで月の出の時刻と方角を調べることが出来ます。
東経135度北緯35度基準で17:28、方角は105。
地図上その角度(北からの角度)で見ると、実際の月の位置より北を指しています。
これは月が真上で無く右斜め上に向かって昇って行くため、富士山頂の高さに到達するまでにずれを生じるためです。
富士山撮影カレンダーにダイヤモンド富士、パール富士の見られる場所と時間のデータが載っています。
これによれば、5月20日の昇るパール富士は2個所(富士山に遠い、近いで時間が違います。)が紹介され、目的地付近はこのように紹介されていました。
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【昇るパール富士】 18時31分頃
県道71富士ヶ嶺高原付近
撮影位置: (南寄りか北寄りかをグラフ上で示しています)
太陽光条件: 紅富士おしい(日の入の26分前)
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道路を基準に場所はけっこうアバウト。
これがピンポイントで判れば素晴らしいのですが、そうなると人が一個所に殺到するんでしょうね。
で、データを集めるために北寄りに場所を変えてみました。
少し時間は経っていますが、も少し左寄りだったら山頂左角から昇る所が撮れたかな。
今日5月21日の月の出は18:22、方角は108。
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【昇るパール富士】 19時25分頃
県道71富士ヶ嶺高原付近
撮影位置: (グラフでは昨日より北寄り)
太陽光条件: 順光薄暗(日の入から26分後)
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昨日より54分遅く、出の位置は南に3度ずれますので、撮影位置はこの分北に寄ることになります。
暗くなるから富士山はシルエット。月に山頂がうまくかからなければここまで出かける意味がありません。ピンポイントで重ねられるかが勝負です。
も一つ大事な天気は、どうなんだろうね。
予報では何とか晴れてはいそうですが、朝見たところ家からは富士山が霞んでほとんど見えません。
霞んだ時は近くに寄る。
ま、程度に寄りますが。
へんぽらいの祭り談義 : 月夜待ち