ツマグロヒョウモン羽化-2で旅立ちをお伝えした後もなかなか飛び去ろうとはせず、名残を惜しむでもないだろうが夕刻までこの蝶はとどまった。

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左-9:32:06 旅立ったツマグロヒョウモンがイチジクに羽を休めた頃、酔芙蓉は純白の花を開いていた。
右-10:52:46 しばらくイチジクで休んだ後、人影に驚いて酔芙蓉に移り休む。

この後、時折風に驚き体制を整えるくらいで、ほとんど動かなかった。
成虫として飛び回るためには、体組織の安定などに時間がかかるのだろうか。
まさか生まれ育った庭を目に焼き付けているわけでもないだろうが。

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左-1:41:50 人影に驚き身構えると前翅の隠れていたうす紅色が現れる。
      このアクセントが見えると見えないではまるで別の蝶のようだ。
右-3:44:52 翅を開閉し始める。やっと飛び立つ準備だ。

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左-3:49:26 サツキに移りしばらく歩き回った後、飛び去った。今度こそ本当の旅立ちだ。
右-3:52:22 この頃には酔芙蓉はピンクに染まり、花を閉じかけていた。

酔芙蓉は白く咲いた花が時が経つにつれじょじょに赤みを増す事からその名がある。
その美しさから愛好者も多いようで、今日も塀越しに話しかけられた。
5-6年経つ木が花をつけなくなったのだが、手入れはどうしてるのかと。
花の終わった晩秋に伸びた枝を刈り込むぐらいで他には何もしていない。
先日話しかけてきた人のところでは、薬剤散布もしているのだがハマキムシに葉を喰われて困っているとの事。わが家では薬剤散布などはしていないが、そういった被害はごく少ない。
ろくに手間もかけないが、元は鉢植えが庭に根を下ろし鉢を割って大きく育ったものなので、よほどこの土が合っていたのかと思う。