前回見に来たのは何年前だったろう。消防団在職時代だからかれこれ10年ほど経つのだろうか。
3日に都合がつかず、2日に訪れたもののあいにくの雨。残念ながら引き回しは中止となり、街を歩き回った。ふと立ち寄った書店には作美陽一さんの「大江戸の天下祭り」が山積みされていたのを思い出す。作美さんが秩父の方だったからという事だろうか。この名著も今では入手が困難で、古書でもプレミアがつく状態だという。

ある屋台蔵に立ち寄った時に、警備の消防団員の方とお話をさせていただいき、自分たちも地元で消防団員をやっている事を話し消防団の防寒着を見せると、親しみを感じていただいたものか蔵の中まで案内していただき、詳しく説明を聞く事が出来た。
残念ながら引き回しは見られなかったが、それが思わぬ収穫だった。

今はどちらも消防団を卒業したが、その時一緒だった消防団先輩の石川さんに声をかけていただき、12月3日に秩父の夜祭りを再訪した。

最初に見かけたのは秩父駅前の交差点で、本町屋台が方向転換をしているところだった。

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写真左側に見える方たちは警備の消防団員だろうか。

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手前のアポロキャップの方。

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屋台の後方の方。

それぞれ消防団関係者のように見える。

わが富士宮市でも祭りと消防団の結びつきは強い。
ある祭りの夜放火事件があり担当の町中の消防ポンプが駆けつけると、何台ものポンプ車から下りてきたのはそれぞれの町内の祭袢纏を着た若者たちだった。秋まつりに関わる区域での消防活動で顔を合わす人間は、それぞれの町内で祭りに関わっているものが殆どだとも言える。

住民の生命財産を守る消防団員は、地域の伝統文化も併せて守っているのだな。

消防団、がんばれ!