へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

伝統芸能

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
様々な祭りをご紹介するWEBサイトはこちらです。
http://maturi.info/

定例練習と富士登山準備

昨日の練習に続き、今日も練習と登山準備の荷造りでした。

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定例囃子練習


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昨日より出席者が少ないようです。


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本番前最後の練習かな。


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練習を終えて拝殿前で拝礼。


当直の神職さんから情報収集したところでは、富士宮口山頂での携帯電話は山室の発電機に電源を依存している関係で、一部つながらない時間帯があるとの事。
AUは24時間使えるけれど、ドコモとソフトバンクは午後8時頃から午前4時まで繋がらないとの事なので、大事な連絡は繋がっている時間に済ませましょう。


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囃子練習を終えて荷物を荷造りします。


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太鼓を木箱に収め傷まぬ様にクッション材や衣類などを緩衝用に詰めます。



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バチや鉦などの囃子道具と床几を梱包します。


浅間大社が山頂に送る荷物と一緒に、19日にブルドーザーで運ばれるようです。
私が仕事で登るのと同じ日です。山頂までブルでこの荷物と同行する事になるのかな。

青年会の囃子奉納登山の日程を聞いたところ、7月30日に登り31日に奉納するとの事。

30日は地元の祭り仲間の結婚披露宴の囃子披露で、笛を吹かなきゃならなかったっけ。
残念ながらこれでは奥宮囃子奉納の取材は無理だと思ったら、新郎は浅間大社青年会員でもあって囃子メンバーの数名も参列すると言います。山頂奥宮への囃子奉納には披露宴を終えてから夜行登山するとのこと。

同行すれば足を引っ張る事になりかねないので、取材は泣く泣くあきらめました。


とりあえず19日に登れば20日が満月なので、天気が良ければ月明かりの山頂風景が狙えそうです。
露出をしっかりかければ昼と見まごうようにも写せますので、人の気配の無い山頂風景が面白いかな。






登山準備 : へんぽらいの祭り談義

富士登山講座(富士宮口):へんぽらいの祭り談義

5年目の鎮魂太鼓

昨日「へんぽらいの祭り談義 : 鎮魂太鼓を行います」でお知らせした鎮魂太鼓の御報告です。



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太鼓の準備を終え、休憩所で談笑する仲間達です。



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今年は報道各社から取材が訪れました。いつになくその数が多いのは、5年目という節目だったことと、平日のこの日に行う団体も少なかったと言うことのようです。
応対しているのは深沢会長です。

富士宮囃子保存会が発足したのは平成9年の8月でした。その前に個人の呼びかけで行われていた阪神淡路大震災の犠牲者に対する鎮魂太鼓を引き継ぎ、新年打ち初めとして定着させました。名前こそ「新年打ち初め」でしたが、鎮魂太鼓の趣旨を受け継いだので毎回黙祷を捧げ恒例の行事として続けてきました。そのために「鎮魂太鼓」という呼び方も続けてなされていました。
保存会の発足年度からこの「新年打ち初め(鎮魂太鼓)」は途切れること無く行われています。

阪神淡路大震災の記憶も薄れつつあった平成23年3月11日に、東日本大震災が起き未曾有の被害を出しました。続けざまに3月15日に起こったのが富士宮市富士山二合目を震源とする震度6強の静岡県東部地震でした。地震の怖さを身をもって体験し、郷土の平穏を祈りつつ震災の犠牲者を鎮魂する思いは、新たなる鎮魂太鼓を実施させました。
平成24年以降は毎年3月12日以前の日曜を選んで東日本大震災の犠牲者を慰霊する「鎮魂太鼓」を行っています。

ところが、今年はちょっと事情が違いました。
例年会場として使用していたふれあい広場が整備工事の真っ最中で、この時期に使用することが出来ません。祭り実施全区の囃子方が同じ会場に集い親交を深めるというもう一つの意味合いは、会場が狭くては実行出来ません。工事の完了を待たざるを得ませんでした。

でも大元の「鎮魂太鼓」なら、有志による小人数の参加でも平日の3月11日実施が可能ではないかと急遽呼びかけがあり、今日の実施を見ました。



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開始を前に手順の説明です。



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地図アプリで見たら、この場所から見て被災地は富士山方向の延長でした。



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太鼓を富士山方向に向けセットします。
この方向は浅間大社本殿や拝殿の方向でもあります。



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市の広報無線のサイレンに合わせて黙祷。
黙祷を終えたらお囃子の奉奏です。




動画で、黙祷から1回目のお囃子奉奏までを記録しました。
御覧下さい。



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1回目のお囃子奉奏。



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遠巻きに見る参拝者と取材する記者。



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メンバーを替えて2回目の奉奏。



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2回目の奉奏



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深沢会長もホッとした様子。



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さあ、撤収です。


富士宮囃子保存会のお囃子仲間の「集い」は4月24日に行われる予定です。
桜の時期には境内も混雑します。花の賑わいも終わり、落ち着いた青葉の頃でしょうか。

ふれあい広場の整備完了の頃には桜咲き始めます。
大いに楽しみです。

浅間大社秋季例祭 浦安の舞

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10月27日満月の夜に、浅間大社拝殿で浦安の舞の練習が行われていました。
間近に迫った浅間大社秋季例祭で披露される舞楽で、氏子より選ばれた高校生が奉仕しています。

浅間大社の神事の中で奉納され、その後拝殿外の舞台で参拝者に向け披露されます。

昨年平成26年11月4日の浦安の舞を撮影する機会がありましたので、ご紹介します。
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拝殿での奉納


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拝殿での奉納


神事終了後、舞台で参拝者に披露されました。

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この浦安の舞は11月3日の前日祭4日の本祭で奉納され、神事終了後拝殿外の舞台で披露されます。
氏子町内の曳き回しに関わっていると見る事が出来ませんが、お祭りに浅間大社に参拝される方は一度御覧になってはいかがでしょうか。


平成27年神田祭 お囃子と子供

地元のお囃子に関わってずいぶん経つので、他所のお祭りに来てもやっぱりお囃子が気になります。

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お世話になった東神田三丁目町会の神酒所前に「神田囃子子供連」と書かれた提灯を掲げた底抜け屋台がありました。


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この底抜け屋台では小さな子供達が主役で、町内の大人神輿を先導していました。


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神輿の前を進み、一行を盛り立てます。


ふと思い出すのが地元のお祭りのこと。
青年層の枯渇で30歳定年の青年団には私の他に2名しか青年がおらず、5人編成のお囃子メンバーは中学生に教えてやっとまかなうという状態。
その中学生達が何年か後には青年となり祭りを担う戦力になったのですから、その時には苦労が報われた達成感を大いに味わいました。
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この子達がそのまま囃子方に育つよう祈ります。


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まだ大人のサポートは必要ですが、何年か後には今の子供達だけでまかなえるんじゃないでしょうか。縞柄の袢纏には「和泉小」の文字がありますが、小学校なんでしょうか?



神輿が上がり神田明神を目指して練りはじめ、お囃子がこれを先導します。
お子さん主体のお囃子とは言え、立派なもの。
何年か後に、また見に来たいと思います。

頑張って!!



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寒桜咲き進む 浅間大社囃子練習2日目動画

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定例囃子練習2日目、寒桜も昨夜より花数が増えました。


1回目練習



2回目練習
私も笛で参加しました。終盤きつかった。



3回目練習



4回目練習



5回目練習

昨夜撮影のものより解像度を落としていますが、この内容では充分な画質ですね。

少し春めいた夜 囃子定例練習

寒桜の開花を確認した夜、定例の囃子練習で浅間大社を訪れました。

練習を動画で記録してyoutubeにアップし、資料として残します。
この日1回目の練習はカメラの準備が間に合わず撮れませんでしたが、2回目と3回目を記録しました。

高解像度デジタル1眼カメラの動画撮影は、精細で目を瞠るものがあります。
何時もは暗い側から撮っていたので、人物が暗くてつぶれがちでした。そのためにこの日はLEDのビデオライトを使用してみました。


2回目の練習です。
撮ったままのサイズでyoutubeにアップしました。




3回目の練習です。
ビデオ編集の際、少し解像度を落としてみました。



ビデオライトを使わなかった12月の練習です。

この時より、人物に関してはかなり明るく撮れましたね。
型遅れの私のPCでは動画処理がやっぱり追いつかず、時々ひっかかります。

どちらも、このブログでの表示は同じサイズに縮小されます。
元の動画を見るためにはyoutubeで見れば確認出来るでしょう。
画質の違いなどはそちらで確認してみますが、編集の際に少し型遅れの我がPCでは、データが大きくて再生が追いつかない状態でした。

今夜の練習では撮影解像度を少し落として試してみます。



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富士宮囃子定例練習会

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夜の浅間大社拝殿前

この透き塀に囲まれた垣内でお囃子の稽古を始めたのは、浅間大社祭事係会に太鼓一式を買っていただいた昭和50年の事。当時はまだ長く続いた祭りの低迷期を抜けきれず、長期の休止で囃子方が散逸してしまったいくつかの町内が、祭りを復興するためにここにお囃子の練習に来たものでした。
それから39年経ちますが、私がお囃子を始めたのがその1年前だからもう40年。
浅間大社青年会は定年があるので卒業したけれど、その後も顔を出させていただいています。

新しいデジタル一眼レフカメラでお囃子を録画してみました。



笛を吹きました。



おおど(長胴太鼓)を叩きました。



以前コンデジで録画したもの。


録音レベルはオートでしたが、太鼓の音割れもなく笛の音も明瞭に撮れています。
コンデジでもそこそこ撮れていましたが、多少ファイルサイズは膨らみますがやっぱり音も画もきれいな方が良いですね。

流鏑馬準備と定例囃子練習

4月25日 富士宮囃子保存会の用事で浅間大社を訪れたので、ついでに境内を散策しました。
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シャガは丁度見頃を迎え、


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藤の花も咲き始めました。

いよいよ流鏑馬が近づいたのを実感します。
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馬場では流鏑馬の柵を工事中でした。

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楼門前では玉砂利を石畳に式買える工事が行われていました。
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参道西側は敷き終わりの様相。もうすぐバリケードも外れそうです。


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参道東側も石板の敷設が行われていました。


浅間大社青年会富士宮囃子同好会では、毎月富士宮囃子の定例練習を行っています。
2014:4:24


前日4月24日は、ちょうど近くで富士宮囃子保存会の役員会を終えたので、お邪魔し参加させていただきました。



笛は神田区の篠原浩一さん、おおど(長胴太鼓)は神立区の池野武さん、きんど(締太鼓)中は羽衣区の深沢亮一さん、きんど外は神立区の山田公彦さん、摺鉦は宮本区の佐野太亮さんです。

お囃子は秋まつり(富士宮まつり)の山車屋台上で囃されるもので流鏑馬祭とは直接関係はありませんが、毎月2日間ほど定例練習を行い祭典実施各区からお囃子練習に若者が集います。

この春先は本来の祭りとは遠ざかりますが、2月の寒桜、3月のソメイヨシノ、4月の青葉と季節の移ろいを感じながら楽しめる好機です。

夜桜と祭り囃子

3月24日に開花を確認したところですが、翌25日にはこの浅間大社で定例の囃子練習が行われましたので、ついでに桜の開花も見てきました。

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浅間大社拝殿東には信玄公手植えのしだれ桜二代目があり、ソメイヨシノに先駆けて開花します。
3分咲きぐらいでしょうか。


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昨日開花を確認した浅間大社拝殿西側のソメイヨシノの標準木です。
1日で開花が進みました。暖かければ日に日に咲きそろうでしょう。
このソメイヨシノ標準木の開花が、境内でも最も早いようです。
日を追って境内が桜で染まるのももう少し。
楽しみです。


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毎月行われる富士宮囃子の定例練習で、市内各地域からお囃子好きが集まり練習をしています。
富士宮囃子は同じお囃子なのに大きく二つの系統に分かれます。
古くは神田川を境に「大宮町」「大宮西町」と分かれていました。さらに古くは天領、社領という
違いもあり、祭り囃子の伝搬も違う系統からそれぞれに伝わったようです。
それに加えお囃子はそれぞれの町内ごとに伝承保存され、町内ごとに微妙な差異が生じています。
元は同じものが、それぞれの持つクセでなかなか一緒には囃しにくいものなのです。
でも練習を繰り返すうちに、所属区がまったく違う組み合わせでも、些細な違いはお互いに理解して合わせ自然と一つにまとまるものです。
こんな事でも、元々のお囃子の原型が見えてくるように思います。


25:3:28

これは前年平成25年3月28日の練習日の写真です。
スマホで撮ったのであまり明瞭ではありませんが、桜は満開で月は明るく素晴らしい宵でした。
今年は昨年ほど開花が早くありませんので、盛りは4月初めでしょうか。
待ち遠しいです。


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遠く聴く祭り囃子が

毎年11月5日の祭り最終日には、浅間大社に御幣を返納した後祭典本部の舞台でお囃子を披露するのがわが町内の恒例行事です。浅間大社前に祭典本部の舞台が初めて設置されたのが昭和62年だから、すでに二十数年の歴史があります。
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祭りが終わる時、ここで囃子の披露をしみじみと聴くのが恒例になりました。

聴きながら笛の師と仰ぐ方が生前言っていた言葉を思い出します。
囃子の音は遠くで聴くのがたまらなく良いんだと。
遠音に聴く祭り囃子は人の胸に郷愁を募らせると言います。
かつて毎年ここで吹いた笛の音が誰かの胸に望郷の思いを募らせるようなことがあったろうかと時に思います。
もうこの舞台で笛を吹くこともなくなりましたが、かつて吹いた笛の音がたとえ一人でもその胸に郷愁を募らせることが出来たなら、笛吹き冥利に尽きるってものだとしみじみ思います。
残念ながら、それを確かめるすべはありませんが。


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わが町内、湧玉宮本の若手囃子方の囃子披露です。
今年の囃子の締めくくり。
思い残すことの無いよう、思う存分囃します。


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最終日夕方から夜にかけてのの浅間大社境内は、祭りの終わりを惜しむように学校帰りや仕事帰りの人たちで賑わいます。囃子披露を見守るのは同じ町内の関係者、次の順番を待つ町内の囃子方など。
囃子披露の町内の顔ぶれもほぼ決まった感がありますが、このささやかで最高の舞台を知らぬのはもったいないことだと思います。


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