
平成19年3月30日の写真です。
9年前の桜の状況なんて憶えている方が不思議なのですが、頭にこの光景が焼き付いていて何かの折に思い出します。
この年ようやく咲き始めた桜が、寒期に襲われ足止めを食いました。
3月30日は朝までかなりの雨が降っていましたが、上がると気温が一気に上昇し汗ばむほどの陽気となりました。足止めされていた桜が一斉に満開近くまで開花し、青空に映えたのを憶えています。
それにしても川に入って水遊びするとは、子供達にはかないません。
写真を探しその日撮影した開花状況を見たら、浅間大社境内の至る処で桜の花が咲き誇っておりました。撮った写真もかなりの数になりますが、ピックアップしてご紹介します。

浅間大社西鳥居からの光景です。
拝殿方向に化粧直しした富士山がくっきりと姿を見せています。

浅間大社馬場の桜です。
正式には「桜の馬場」と呼ぶそうな。

手水舎前の桜も見事です。

神田川沿いの桜並木と富士山です。
ふれあい広場から見るこの光景がぜひ見たいもの。

そして子供達と遭遇しました。
汗ばむほどの気温上昇とは言え、水遊びするとは・・・。

桜並木から神田川越しに富士山を望む。

桜の馬場を東から見る。

拝殿前の桜とちょっぴり覗く富士山です。
信玄桜はもう葉が伸び始めていました。

夜桜も見に行きました。

明かりのそばの桜が宵闇に映えました。

こうして振り返ると、冷え込みによる開花の足止めもまんざら捨てたものでも無いと思います。
焦らされた分喜びが何倍にも増幅され、今も記憶に強く焼き付いています。

今年もようやく咲き始めた所で寒期が居座り、まさにこの年のように焦らされています。
神田川沿い桜並木などの桜の名所は、工期延長の工事中でまだ立ち入ることが出来ません。
でも、整備工事が完了したこの広場で桜の満開を迎えることが出来るなら、この冷え込みも捨てたものでは無いかもしれませんね。
へんぽらいの祭り談義 : しばし桜に足止めを