へんぽらいの祭り談義

富士山とふるさと富士宮市の風景、祭り・催し、自然、生き物などをSNSなどネットに発信し、多くの写真で紹介しています。

昆虫

へんぽらいとは富士宮弁で変わり者のこと。ライフワークの祭りを通してふるさとの今を発信し続ける、心ある変わり者で有りたいと思います。
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生態観察

ブログネタ
夏休みの自由研究、今の自分がやるとしたら? に参加中!
たとえば昆虫の飼育観察。

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2014/08/28,13:46
カメラのデジタル化により、いちいち時間を記録しなくてもデータから時間を割り出せます。
コンデジでもマクロ撮影が綺麗に撮れ、おまけにハイビジョンで動画まで撮れてしまうのですから数年前には想像も出来なかったことです。


クマゼミの羽化をマクロで動画撮影したものです。
地上に這い出て歩き回る幼虫を家まで連れ帰り、撮影しました。
殻から身震いしながら抜け出るさまは鳥肌立つような感動です。


ツマグロヒョウモンの羽化です。
セミに比べると蝶の場合は、変化の兆しを掴むのが難しいです。
昔はじっと観察する事が苦手でしたが、歳をとって辛抱強く観察する事が苦にならなくなりました。

比較

今回改めてじっくりと観察し掴んだ、ツマグロヒョウモンの羽化の兆候です。
左が羽化前日の蛹で、右が羽化当日1時間前の蛹です。
・色の黒い蛹でしたので羽化間近の翅の色が見えにくかったのですが、前日に比べれば当日の蛹の
翅は明らかに成虫の翅の模様が透けて見えます。
・前日まではしっかり縮まっていた腹部の節が伸びています。
・背面の突起頭側の5対が前日までは金色に輝いていたものが、当日には青くくすみ輝きが失われて空洞ができはじめています。

IMGP1201-640

2014/08/28,13:22
羽化13分前です。突起の黄金の輝きは消え失せました。
もうすぐ羽化が始まります。
こういった時間の経緯も写真データに記録されていればこそ、後で整理できるものです。

あの頃こんな自由研究が出来たら、みんな驚いたでしょうね。

昨日のクマゼミ羽化

家の近くで見つけたクマゼミの幼虫は、周りをアリに囲まれ枯れた植え込みの切り株でまさに羽化しようとしていました。
 
ここで羽化が始まれば、鎧である殻を脱いだセミは恰好の獲物。
アリの餌食にならぬよう家に連れ帰ることにしました。



クマセ?ミ羽化7月31日 2

いつもは連れ帰る際に手の上で動き回るはずの幼虫が、まったく動きません。木につかまらせても力なくやっと爪先でひっかかっていると言った状態。
だめかなと思っていたらそのうちに動き始め、足場を決めて羽化が始まりました。
 
・羽化場所を決めるとしばし静止。足場を確かめるように体をその場所で大きく動かすようになると、羽化は数分で始まります。
 
・体を伸縮させ殻の中の体を胸部に集中させると胸部背面に亀裂が走り、さらに続けると頭部背面にも亀裂が走ります。
 
・この亀裂を押し広げて胸部、頭部を殻から抜き出します。触角や吻、脚部を殻から引き抜き逆さづり状態である程度体の固まるのを待ちます。
 
・脚部の固まりや感覚を確かめると体をじわじわと起こし、前脚で殻につかまると中脚、後脚で踏ん張り腹部を引き吊り出します。
 
・殻にぶら下がったまま翅を伸ばし、翅と体が固まるのを待ちます。
 
ムービーは コンデジ(PENTAX X-5)のマクロ撮影で、HDムービー撮影したものです。
比較的安価なコンパクトデジカメでこんな高精細ムービーが撮れるなんて、世の中進歩しましたね。
 

クマゼミの羽化 これだけ精細なムービー記録があったろうか


クマゼミ羽化-2 幼虫から蝉になるまで

わが家の近くでクマゼミの幼虫を見つけ、家に連れ帰ってコンデジのムービー撮影機能で羽化を記録しました。
比較的安価なコンパクトデジタルカメラ(PENTAX X-5)でこれだけ精細に撮影で来た事は、正直驚きです。


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