白尾山公園に捨てられていた、この子を飼うについても大変だったんですよ。
ビビ1

わが家に来た頃です。

獣医さんに連れて行ったところ猫エイズの反応が有ると言うことで、どうするかと尋ねられました。
どうすると言われたって、見殺しには出来ません。
同居猫2匹には伝染しないようにとワクチン注射をそれぞれ3回うち、ワクチンで猫エイズが消えることもあるというのでビビも同じく3回のワクチン注射。外部の猫に伝染させぬよう外に出さぬ箱入り娘として育てました。

ビビ2

温もりを求めてでしょうか、私の履いたスリッパを抱えて寝ています。

ビビ3

席を立つと私の椅子を占領し、穴あきクッションにはまりながら寝ています。

ビビ4

窓際のソファーの背もたれでカーテンを敷いて寝ています。

ビビ5

なかなかの器量よしに育ちました。

後日の検査で珍しいことではあるそうですが、猫エイズの反応が消えました。
それでやっと自由に外に出せるようになったんですが、それまでは夏でも戸を閉め切って暑さをこらえる暮らしが大変でした。

ビビ6

昨年の今頃でした。外に出せるようになってからも、無鉄砲に走り回るため事故を恐れて自由な外出はさせずハーネスを試したことがあります。でもハーネスが気になって歩けません。
思い切って外に出したのが、このすぐ後でした。

表の通りには車が行き交うので、裏の庭です。
経験のないこわい物知らずはある意味無敵です。心配で見ていると、庭に出てすぐにこのあたりを我が物顔で闊歩している黒猫にいきなり喧嘩を売りました。兄貴分のチャーが割って入り黒猫は去りましたが、放って置いたら大怪我したんじゃ無いかと思います。

ビビ7

晴れて自由の身になったビビは大胆になり、屋根の上に塀の上など好きなところを歩き回り、車の行き交う道路脇などでも平気で寝転がっています。
見ている方がはらはらするばかり。

9日間の旅はどこまで行って何をしていたのか、話が通じれば聞いてみたいところです。
あまりやつれてもいなかったのは、鳥でも狩っていたのでしょうか。
声をかければ応えてくれますが、今のところ私が理解出来るのは「腹減った」と「外に出して」ぐらい。

人の心配を他所に、今日も元気に出かけて行きました。