赤富士


若い頃占いに凝っていろんな本を読みました。
ほとんど忘れてしまいましたが、なぜか引っかかって覚えている易の言葉があります。

離為火という太陽を表す卦の三爻の次の言葉です。

 日昃之離。(にっそくのり)
 不鼓缶而歌。(ほとぎをうちてうたわずば)
 則大耋之嗟。(だいてつのなげきあらん)

大まかな意味は

 日暮れの太陽
 酒瓶を叩いて歌わなければ
 老いてしまった嘆きがあるだろう

老いの嘆きを紛らすために、酒瓶を叩いて歌う。
若い頃の私にはまだまだ遠い話でしたが、この言葉が記憶に引っかかっているのは、近くに居る酔って迷惑をかける老人たちに閉口しながら、年寄りはこんな心境なのかと思ったのでしょう。

以前のブログに書いたのがこちらです。
へんぽらい写真日記 : 老人飲酒歌


台湾アミ族郭英男さんの『老人飲酒歌』という歌があります。
アトランタオリンピックのプロモーションソングとして使用されたエニグマの「リターン・トゥ・イノセンス」という曲の中にサンプリングして使用された元歌です。

『老人飲酒歌』というタイトルに、先の易教の言葉を思い出しました。
そろそろ自身も老人の仲間入りだからでしょうか。

先頃「リターン・トゥ・イノセンス」のロングバージョンに、星空のムービーを使用したものがYoutubeで見つかりました。とても素敵なのでご紹介します。



すばらしい星空を写真に納めたい。そんな願望があります。
今年の課題ですね。


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